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国語専科教室掲示板

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(370) 海外の学校(英国教育) = 投稿者:帰国母 MAIL URL
英国の教育制度では、決められた年齢でナショナルカリキュラムテスト(NCテスト)を受けなければいけません。どの学年にどのように教えるかは学校長の自由なようですが、テストを受ける年齢までにNCの指示した履修内容を教えていなければならないようです。
全国の公立、私立がテストを学年末である5月に一斉に行います。私立はGCSE(義務教育終了試験)以外のテストは任意ですが、殆どの学校は参加しているようです。
海外にあるブリティシュスクール(私立)も同じようにNCテストを受けます。息子のように国を転々とする外国人児童は、これを受けていると全英のどのレベルかは一目瞭然で、受け入れる学校としてもこちら側としても、お互い不安がないようです。

キーステージ1・国語(読解、読み、書き、語彙力、各分野レベル分け)算数・YEAR2(6〜7歳児)で受けキーステージ2・国語、算数、理科はYEAR6(10〜11歳児)に受けます。キーステージ3(13〜14歳)そして、義務教育終了認定試験であるGCSEテストを15歳で受けます。各科目、確かAから順にレベル分けがありGが合格の最低レベルです。卒業はしていても、試験に合格していなければ履歴書の学歴にかけないようです。昔は11歳児試験(これで進路が確定)だけで、YEAR2の試験は無かったようですが、英国が一昔前「ゆとり教育」を行ってから、どんどん学力が下がってしまったことからのようです。高学年では遅すぎるので、学力の低下の早期発見、早期引き上げをするようした為に行われるようになったようです。NCテストの結果は公表され学校ランキングとして新聞に掲載されます。

前の学校である仏国のブリティシュは、ジュニアの初等だけでなくシニア(中高)もあり、英国人児童の数も多かったので、「英国の私立校」のような感じでした。
授業(国、算はYEAR3からNCテストの結果を元にして個人のレベル別に分かれ、教科書も受ける試験の内容も違う。勿論、出来ればグループが上がれるが、下がる場合もある)は、厳しかったようです。
息子は、学年(4クラス80人)でたった6人だけで受けるハイマスの授業が一番好きでした。算数専門の先生(この学校は欧州算数大会で何時も入賞)は、ある一定レベル以上の計算力と英語力のある算数好きの子供たちだけなので、好きなように学年を逸脱して教えていたようです。(国語の読解のような算数だったり、自分で公式を見つけ出させて考えさせるような勉強でした。日本の受験の算数の方が計算もはるかに難しいですが、この算数は対極の思考能力の開発みたいな算数)

この学校では授業内に全ワークが出来れば、宿題はありませんでしたので息子は殆ど持って帰ってきませんでした。ですから、趣味のバイオリンを週三日も習いに通っていました。宿題も個人差で「夜も眠れないぐらい毎日毎日宿題」になる子供もいたようです。
どうも息子の担任が、色んな意味で、幼いのに勉強にも行動も厳しかったのは「将来人の上に立つ人間の育成」のような躾をされていたからのように思います。「非常に恵まれた環境」にいるのだから勉強も「出来て当たり前」の世界だったようです。

私たちのような日本人家庭では、英語はどうしても「外国人が外国で学んだ勉強としての英語」になり、どうしてもネイティブの「自然な英語」を教えることが出来ません。ですから、7〜9歳の中学年で学校で、かなり厳しく英語を指導してもらった(特に書き)のは非常に良かったです。ですから、今高学年になって英語で困る事がないのだと思います。

やはり日本では、学校外ではなかなか英語を見たり聞いたりする機会が余りありません。家での言語は日本語です。英国の学校は殆ど教科書を持って帰ってきませんので家で教えようがありません。
とにかく本人の自助努力(学校で真面目に先生の言った事を聞き漏らさないようにして、参考図書を読み、辞書を引く)のみです。いまさら家庭教師をつけなければ、やっていけないようならば、日本人ですので英語での教育は断念するつもりです。本人にもそう言い渡しているので、学校で一生懸命、英語を吸収しているようです。

息子は9月にYEAR6になりますので、来年5月にキーステージ2の試験を受けます。毎日の生活が、日本語に圧倒されるのか、毎日ハリーポッターの英語の朗読(オックスフォード大卒のコメディアンーステファン・フライ氏の朗読です)のCDやテープ(1,2,3巻全部で約30時間、4巻は約21時間)をほぼ毎日ヘッドホンで聞いています。何度も繰り返し聞くで朗読を覚えてしまうほどです(休みの日は5時間以上聞く)

英語の朗読CDを聴きながら、おやつを食べたり、レゴで遊んだり「ドラえもん」を読むなど、私は見慣れてしまいましたが、初めて見た姉などは「英語を聞きながら、よく日本語の漫画が読めるわね」と言っていました。きっと朗読の英語は環境音楽のようになっているのかもしれません。(時々、朗読の英語が可笑しくて笑うので、聞いてはいるよう?です)
私は英国に住んだ事がない(欧州の各国の英国スクールを転々)ので英国についてどうこう言える立場ではありませんが、日本のように「塾が盛んになってよい学校」へと言うのが殆どないのはまだまだ英国社会にに「階級」が幅を利かせている(仏国も同じく)からのような気がします。
それに私立の学費は日本の私立よりもずっと高く(確か、国からの助成金はないはず)労働者階級の家庭が、払える金額になっていませんし、使う英語も違います。
勿論、優秀な子弟は、公立のグラマースクール、私立のスカラーなどで、高等教育を受けられるようになっています。
このような「階級」のない日本は、「良い学校に入れば・・」という信仰の元で塾過熱なのは、見方をかえれば、非常に平等で公平な社会なのかもしれません。
(上記の文は、私の視点や知り得た範囲で書いていますので、間違いがあるかもしれません。その辺りはご容赦願います)


2003年04月21日 (月) 18時05分



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