そのご家庭にはそれなりの事情があるのかも知れません。実際、長い間外国で過ごしたために日本語のケアが必要な方がこの教室にはたくさん通っていらっしゃいます。
　それよりも、どんな事情があるか分からない他人と比べて自分の方が不安になる、そのようなあたなの心情が私などには理解できません。むしろ、そちらの方が不思議で仕方がありません。
　他人はどうあれ、そして、どうあがいたところで私は私でしかありません。我が家は我が家です。どうしてそのことに自信を持つことができないのでしょうか。どんな子であれ我が子ではないですか。それを引き受けるのが親というものです。我が家なんて惨憺たるものです。

　
「細々と」とお書きになっていますが、本当は「堂々と」の誤りではないでしょうか。この教室には、進学塾に行かず、この教室と算数教室だけで堂々と受験を乗り切ろうという方もいらっしゃいますよ。

　国語は背の高さと同じように、放って置いたほうが伸びますよ。お母さんが気をつけてやらなければならないのは栄養です。くれぐれもブロイラー方式にならないようにお気をつけ下さい。つまり、カリキュラムだかシラバスだかに従って、黙っていれば餌が流れてくるような方式です。自分で出向いて足を使い、努力して餌はついばむものだということだけは教えてくださいね。まずはお母さんが見本を示さなければ。

　最近のお母さん方は便利なブロイラー方式で餌を与えながら、一週間おきに背の高さを測って伸びない伸びないと悩んでいる。とんでもないことです。もっと健康に注意し、自然食品を選ぶようにしなければなりません。間違っても成長促進剤の混じったものは手をださないようにして下さい。お子さんが恐竜になってしまいますよ。

ところで、伸びるって国語の成績のことでしたか。
それなら、私に聞くのはお門違いというものです。どうぞ、進学塾の先生に聞いて下さいな。この教室は、ご存知だと思いますが、成績を伸ばしたり、合格を売る教室ではありません。
　相対評価、そして、選抜試験ではそんなことは原理的に無理なのですが、それもお分かりになってないお母さん方が多すぎますよね。

　なるほど、分かってきました。よそのご家庭が気になるあなただからこそ、お子さんの相対評価も気になるというわけですね。受験はそのような方に支えられていますね。何というか、本当に寂しいことです。というか、ある種の貧しさとあわれさを感じさせてしまいます。武士の高楊枝とまではいいませんが、もっと堂々として下さい。大人のあり方、社会のあり方、そして人間の品性が問われていると思いませんか。八百屋さんのたたきうりで合格に群がる貧相な母親たちとのおつき合いだけは、ごめんこうむらせていただいております。

質問ですが、それはどこの掲示板ですか。教えてくださいな。