【広告】Amazon.co.jp 7月は半期に1度のAmazonプライムデー!

国語専科教室掲示板

「論理に強い子どもを育てる」、「国語のできる子どもを育てる」の感想をお書き下さい。

国語でお困りのことやご質問がありましたら、お気軽にどうぞ。できる限りお答えするつもりです。
ただし、不適切な書き込みに関しては、削除させていただく場合もございますので、ご了承下さい。

*書き込みは下のフォームから、レスは題名横のナンバーをクリックして書き込んで下さい*

ホームページへ戻る

旧BBSへ(書き込みは出来ません)

名前
Eメール
題名
内容
URL
削除キー 項目の保存

(255) = 投稿者:hawk MAIL URL
 現在、大手予備校にて大学受験の国語講師をしています。
 以前中学受験塾で直接子供たちに指導していた経験も踏まえて、受験勉強についての私見を述べさせていただきます。
まず受験国語指導に対する批判が多いのですが、その内容を分類すれば以下のようになるかもしれません。
 1.単なる知識の機械的暗記を大量に強制させる
 (宿題が多すぎる・テスト中心=得点主義に生徒を追い込む・  きちんとした用法よりも効率のよい覚え方を重視)
 2.文章の読み方・書き方をきちんと指導していない
 (文章の一部を切り取った不完全文章で指導しても無意味・読  書指導が弱い・記述の指導は一部の優秀生徒中心である・選  択肢を選ぶテクニックでは文の本質がつかめないなど)
 これらの批判はもっともです。しかも上記の1と2とは裏表の関係です。要するに「記述指導ができない→知識暗記に傾く」のです。しかしにもかかわらず多くの塾があいかわらずテクニックを教え続けています。なぜでしょうか?自己批判能力がないのでしょうか?工藤先生の古巣のTスクールでは、せっかく「本を一冊、まるかじり」のノウハウがありながら、活かしきれておらず、生徒も集まっていません。(需要もない?)
 簡単に申しましょう。現在の塾には過去問題を教える以上の指導方法が全くないのです。したがってそれ以上の指導ができる「能力」を持つ講師もまたいません(可能性は否定しません)。塾で記述指導をする先生はある限られた人に集中します。記述は難しいと思われているからです。しかし、実際に問題を解いてみればわかりますが、きちんと文章読解のできる大人の目から見れば、記述問題のほうが極めてやさしく(すぐ解けてしまう)、知識問題のほうが難しい(訓練を要する)のです。
 ここに大きな誤解というか矛盾が隠れています。多くの賢明な父兄が「割り切って」こどもを塾に行かせています。せめて本人が「行きたい!」といえば一安心です。中学受験を部外者が批判するのは簡単ですが、当事者(講師・親・子供)は矛盾を抱えながら悪戦苦闘しているのが現状です。
 そうです。塾には指導の方法論が、実はありません。「教える内容」は整理されているけれども、「教える方法」は講師各自に任せられている・・・そういう場所でしかないのです。
 教育とはなにかを考えるとき、教育という字を見ると「教える」ということと「育てる」という二つの要素から成り立っていることがわかります。多くの塾には「育てる力」がありません。過去問題の分析から、そのようなノウハウは出てこないからです。『国語のできる子どもを育てる』を読んで私がうなったのは、その「育てる力」と方法とが、あっさりと軽やかに語られていることでした。既存の塾の限界がここにあります。どんなに優秀な国語講師でも、あなたの子供は「育て」られません。育てる場としての「国語専科教室」に羨望を覚えるのはその点です。そこでは「受験勉強」が軽々と乗り越えられています。
 結局、受験勉強(=入試の出題内容)にこだわっていては、受験も成功しないという皮肉な状況があるということでしょう。

 最後に、大学受験の現場からひとこと。
東大・京大の論述を指導していますと、本文が全く読めていない生徒が多いことに驚かされます。とくに中学受験経験者は、書き方の形式にばかりこだわって、筆者の論理を素直に追う当たり前の方法がなかなかなかなかできず、苦労しております。
2002年09月16日 (月) 08時15分



Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】Amazon.co.jp 7月は半期に1度のAmazonプライムデー!
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板