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(202) KS さんに |
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投稿者:工藤順一
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私たちも、子どもたちが本を読む様子を観察していて、あまり速く読んでいるようだと、「本はできるだけゆっくり読むものだ」と注意することがあります。
ただし、これはもちろんですが読む本の種類にもよります。たんに何かの情報を求めるとか、速読ですむ本ならそれでいいわけです。
しかし、味わいながらとか考えながら読まなければならない本は違いますね。できるだけゆっくりと読まなければ味わうことも考えることもできません。一日で読んでしまえる本もあれば、何ヶ月、何年もかけてほとんど格闘するぐらいでないと読めない本も、同じ日本語で書かれていてもあるのです。
より高度の思考力を養いたいのなら当然後者の読書を知らなければならないと思います。
どうかコボ作をさせる意味を考えてみて下さい。 それは単なる書く訓練ではないのです。 たとえ四駒マンガですら、考えながら読まなければ解らないのです。なぜ、マンガの読みを書かせるかというと、その「考えながら」という部分が書くことによって他者にも伝わるからです。つまり、どんな風に解釈し考えて読んでいるかがこちらにも伝わるのです。
読書には乱読、つまりこれは多読ですが、と精読があり、前者ができるようになった段階で、後者を加えていかなければなりません。 では、どうすればよいのかというと、実は、コボ作と同じことをするのです。
精読にあたいするような本を選び、それをコボ作と同じようにまとめさせながら読む訓練をさせるわけです。
関係ないかもしれませんが、首都圏で盛んな中学入試問題の最難関と言われている中学入試の国語は、実はこの延長上にあります。みなさんそれをご存じないだけですね。
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2002年05月14日 (火) 21時39分 |
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