みちのすけさま、Pさま、御苦労お察しいたします。やる気もなければ、意欲もない、出来ないことを認めずに人のせいにする・・・。一番困った生徒ですが、一番になんとかしなくてはならない子供達ですよね。
　かつて学生時代、母校（中高一貫校）へ教育実習に行った時、一番落ち着かないのはやはり中2〜3年でした。塾と学校では違うかもしれませんが、教師対生徒という形は同じですよね。私も学生ということで、なめられちゃいけない、と気負っていましたが、実際の授業を受け持った時、今までの国語の授業とは全く違うやり方でやってみたのです。
　それは、私が中学生の時の国語の教師に教わったものです。御存知かもしれませんが、「文図」というものを使って、読解をすすめていくもので、これが面白いことに工藤氏の「長文読解記述教室」を図解したようなものだったのでした。今考えてみると。（あ、工藤氏の差し金じゃないですよ、念のため。）私はこの文図で国語に目覚めたようなものですので、かつての私と同じ年代の生徒に是非教えたかったのでした。すると、生徒達が非常に興味津々といった面持ちで、授業を聞いているんですよね。つかみはOK、という感じでしたが、わずか2週間ばかりの実習でしたので、エラソ−なことは言えませんが、国語の面白さを子供達に伝えるために、どうアプローチしていくか、がとても重要だと思います。
　成績アップのお達しや、父兄からの苦情など、ままならない状況にうんざりなさってらっしゃるかもしれませんが、どうかあきらめずに信じることをやって頂きたいと思います。
　国専の教室では、個人指導という特徴もあって、個人に合わせた指導が出来ます。多少の融通が、教師も生徒も利くんですね。中学生くらいだと、周囲を異常に気にしますから、集団だと余計やりにくいのかもしれません。一人一人の話をじっくり聞いてあげるのも一つの方法だと思うのですが・・・。
　現実を拝見してませんので、ノンキなことを申し上げているかもしれません。あまりにやるせないので、何か言って差し上げたいと思った次第であります。
　これ！といった妙案はありませんが、現場の生の声はとても貴重です。愚痴でも、不満でも、なんでも結構ですので、これからも忌憚のない御意見をお聞かせ頂ければと存じます。
　失礼いたしました。