[878]hokehoke
キューピー様へ お母様の問題点にあげているのは、不安などにより興奮して呼吸が荒く早くなることがあります。呼吸が苦しそうに見えてもSaO2が95%以上あれば、それは呼吸困難とは言いません。もしかすると不安からか換気症候群を起こしているのかも知れません。 過換気症候群は、不安などのストレスから呼吸が速くなり、血液中の二酸化炭素の量が異常にひくくなることで 起こります。いったんこうなるとあえぐような呼吸になり、本人もいくら吸っても空気が(肺の中に)、入っていかない空気飢餓感を訴えます。この状態が続くと手足の痺れや、痙攣様の症状が手の指などに出ることが多いです。本人の、自覚症状や、他人が見たときの苦しさが強い様子から、初めての発作のときは大体救急車で来院される方がお起きです。 お母様の発作時の呼吸数は30/分前後になっていないでしょうか。また興奮などで呼吸が速くなると、それが引き金になって、過換気状態になることもあるようです。 レビーでは自律神経障害が症状としてよくあります。たとえば異常な発刊などもそうですので、交感神経の働きが活発になり、頻脈となることも十分考えられます。 また発作性上室性頻拍症と言う不整脈を起こし、それを引き金に過換気になることもあるようです。 後は、痙攣発作も考えられますが、原因の特定は難しいと思います。痙攣だと坑痙攣薬を使用すると収まる場合がありますが・・・。薬剤の選択が難しいです。後は動かした刺激などが引き金になるようなら、刺激により不随運動が起こっているかも知れません。 SaO2が95%以上あれば、医学的には問題ありません。後は本人の自覚症状ということになるのですが・・・ フェルガード100を当分一日1回で投与を続けたほうが 良いと思います。それでしばらく様子を見て(1〜2週間)その後の症状で対応を考えて行くしかないと思います。痙攣は医学的には、それほど恐いものではありません。脈拍も原因によって違いますが120程度までは、心配ない場合が多いです。 見ていると苦しそうでご心配だと思いますが、前期のような場合が考えられますが、これをぴたっと止める事は なかなか難しいかと思います。 取りあえず「アリセプト」の中止と「フェルガード100うぃ一日1〜2包」で様子を見て行きましょう。一度に多くの薬を変更しますと、その評価が難しくなりますので、今のままフェルガードを続けて様子を見てください。何かあれば再度お問い合わせください。
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2008年10月03日 (金) 04時28分
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