私が「カプリの真珠」を初めて読んだのは小学校6年生の時。
1巻を友達からもらい読んだら続きを読みたく読みたくて、本屋さんへ走ったんです。
その時すでに初版から10年以上経っていたので見つかるかなと思ったのですが、そんな心配はご無用ですぐに見つかり、念願の続きを見ることができたんです。バンザーイ!
前置きが長くなりましたが、とにかくシンシアとロメオ、2人の前に立ちはだかる逆境や周囲の反対にも負けず結婚できたことは本当に私も幸せな気分になりました。
この作品にはシンシアとロメオの恋愛だけでなく、アントニオとキャロルの2つの愛の物語があったので倍楽しめたように思います。
また最後、ボブを両親(アントニオとキャロル)が迎えに来た辺りから結末までは涙が止まらなかったです。
本当によかったなって。
シンシアはロメオのこと好きなのに、2人っきりで無人島に取り残されてしまった時、なんで泣くんだろうって。
それにロメオの上半身裸姿にも驚いていたし、ロメオに自分のお小遣いを学費の足しにしてもらおうなんて今考えれば、シンシアって本当に純でお嬢様なんだなぁー。
シンシアのお家はかなりのお金持ちの娘ですね。だって自家用ジェットがあるんですもの。
やっぱりロメオはスマートで人間できてるなと思いました。私の近くにいたら絶対に好きになっていたわ。
アシュレーは素敵なんだけど財産目当てというところが気に入らなかったですねー。「もー邪魔をしないで!」って何でも思いましたよ。
バメラくらいの邪魔だったらかわいかったのに・・・
そうそう、あとシンシアのファッションにも惹かれました。子供心にかわいい洋服着ているなって。
好きなシーンはシンシアがロメオからエンゲージリングをはめてもらう所とやっぱりマウス トゥ マウスをしたところかな。もちろん結婚式のシーンも大好きです。
この作品を読んだ後、「カプリ島」ってどんな所だろうと気になって図書室で調べたり、いつか行ってみたいなぁとずーっと夢見ていました。
そして学生時代、初めてコミックを読んで10年近く経っていましたが、実現することができたんです。ナポリに立ったとき、カプリ島を見てとうとう来たんだとワクワクしたことを覚えています。
カプリ島へ向かうフェリーの上では「これがイタリアで一番美しい島、カプリね!」ってシンシアになった気分で言ってみたりもしたんです。
カプリ島、本当に美しかった。特に青の洞窟の美しさは忘れられません。「カプリの真珠」に出会っていなかったら行くことはなかったと思います。すばらしい作品にめぐり会えたこと、友達と上原先生に感謝しています。
とてもとても長くなってしまってごめんなさい。