女の子も同じでしょうか?
男の子って、だいたいこの頃(中学〜高校)は、生徒会や部活でバリバリ活躍してる、先輩に憧れるんですよね。
僕もそうでした(爆)。
それも、もっと幼い頃の「はつこい」のように、ただ甘えるのとは違う。
できるだけ近付きたい、そして認められたいんですよ。
だから、見習ってメチャクチャ頑張っちゃう(大笑)。
ムスコさんをお持ちのお母さん方。
急に成績がよくなったり、明るく活発になったりしたら、その原動力は・・・多分「恋」ですよ(笑)。
でも、残念なことに、この年代って、女の子の方がはるかに「おとな」なんですよね(泣)。
同級生にさえガキ扱いされるくらいだから、「お姉さま」が一人前扱いしてくれる訳がない。
せいぜい「可愛い弟」で・・・待っているのは99.99%失恋です(T_T)
ショックは大きいし、簡単には忘れられません(僕なんか、いまだに忘れてないし・・・汗)。
けどね、
こうして成長していくんですよね。誰もが。
だから、女の子の成長が、坂道を少しずつ歩いていく様なものなら、男の子の成長は、階段を一気に駆け上がるようなもので、ある日突然のレベルアップ、という気がします。
そこらへんが今回、実によく表現されていたと思います。
上原先生ならでは、の表現ですよね・・・男の子のことも、よくわかって頂いていて、本当にうれしいです。
もうひとつ。
先生の重要なメッセージだと思うから、ハッキリ言います。照れてる場合じゃない。
「性教育」について。
僕は、本当に「よくぞ描いて下さった!」と、ここに大拍手なんですよ。
誰だって、何歳だって、異性を好きになるのは当たり前。
だからこそ、一番教えなければいけないのは、何よりもまず、このことだと思うんですよ。
「いのちの誕生」は、誰からも祝福されるものでなくてはいけない。
一方で、生まれてきた「いのち」は、誰もが祝福しなけねばいけない。
・・・この一見似ていながら、実は大きく違う2つのテーマを、「できちゃった結婚」と「性教育」という形で並べることで、より強く先生のメッセージが伝わってくるように思えます。
ということで、今回「わーー!」という感動よりも、後になればなるほどジワジワ効いてくる感動が、大きいですよね。
僕は、読み返す度に「う〜む」と唸ってますが。
ラストで、3きょうだいが寝転ぶシーンも「かぞく〜〜〜!」って感じが、とっても温かいですよね。
考えてみれば、この3人は全く血のつながりが、ない。
なんと、5人兄弟の中で、いよいよ山野医院を継ぐ意思を明らかにしたまさしクン一人だけが、先代・山野先生の血を引くんですよね。
しかも、皇室の言い方に倣えば「男系の男子」で、結果オーライ、みたいな。
でもこれも、先生の強烈な皮肉、というか、メッセージだと思います。
「本当の家族とは、何なのか」
「本当の絆とは、何なのか」
長く長く続く連載の中で、当たり前のように「家族」してる有吉家によって、「本当に大切なモノは、何なのか」を、改めてお教えいただいたように思えます。