皆様、
昨夜は当然見ましたよね。
まさしくパズルの最後の一枚がキチンと収まるような、感動の大団円でした。
でも、なぜこんなに感激できるんだろう?
・・・少し前ですが、某男性週刊誌に「冬ソナ」批判のエッセイが載りました。
書かれた方は、現役の有名「女性」脚本家です。
ムカツクでしょうが、内容を紹介しますよ(汗)。
「1.映像はキレイじゃない。日本の方が技術がある。」
「2.ヨン様程度の男なら、日本にもいる。」
「3.要するに内容じゃなく、外国モノだから受けたのだろう。」
・・・まあ、いい作品も書いてる方の発言だからショックでしたが、誰が何を言おうと自由だし、個人の好みですから、こういう考えもあるかもしれません。
問題は「まるで昔の少女マンガみたいに...」という発言があったことです。
ご本人は、これを批判の意味で書いたんでしょう。
しかし僕は、「そうか!だから感激できるのか。」と、逆の意味で納得してしまいました。
「冬ソナ」と「昔の少女マンガ」の王道、上原作品。人物や設定だけでなく、根っこの部分で通じるものが、ありますよね。
一途な想い。アレもコレも「愛」ゆえの行動。悲しい時は、悲しい。嬉しい時は、嬉しい・・・。
そういう、ひとのこころの奥底の、真実の部分。
それをありのままに表現するから、素直に感動せざるを得ない。
これが、「冬ソナ」と上原作品に共通する、魅力だと思うのです。
「昔の少女マンガみたい」・・・このバカにする積りの発言が、期せずして核心を突いたのではないでしょうか。
「少女マンガみたいだからツマラナイ。」・・・そういう人は、物凄く損してると思うなあ。
僕は、多感な十代・二十代を、上原作品と共にすごしました。
そこで与えられた感動も、勿論大切な財産ですが、それ以上に、そのことによって、いい作品に素直に感動することのできる心にしてもらったことの方が、嬉しくてたまりません。
だからこそ「冬ソナ」にも、感動できたのだし。
全く、上原先生には、いくら感謝しても足りないくらいです。
複雑に込み入った作品にも、いい物はあるでしょう。
しかし、純粋な想いが素直に伝わるなら、それに超したことはないと思います。
今「冬のソナタ」がブームになって、僕は実は、日本の女性に感心してるんですよ。てか、男性が反省せねば(汗)というか。
「素直な感動」が広がる。実にいいことだと思います。
上原作品も、もっともっと広まって欲しい。
その意味で、ラッキーさんやしおりさんのような、若いファンの出現は、本当に嬉しいです。