クレオ、ロベール、レアンドル、ジャー二、ルイ、姿郎兄さん… 素敵な男性が沢山いますが 中でも私の一番は レドビィです。“怒涛のラブロマンス”と称されただけの価値があると思う反面、上原先生が まだまだ描きたい事は沢山あったのに 泣く泣く最終回… とコメントされていたように もっと深く描いて欲しかった部分の多い作品でした。
何と言っても レドビィの 生きる姿勢と愛し方が大好きです。クレオもバーグストン家を捨てようとしたし ロベールもランバート家を捨てようとしたので 私の中ではその分レドビィの勝ち(?)です。
『国の為なら愛も命も捨てられる…』とても18歳の男の子に言える言葉ではありませんよネ 国が平和になり 国民が幸せになるならと 自ら王子の身分を捨てて 亜樹とルイの為に 働くレドビィを通して 亜樹への愛だけでなく 平和の大切さ 命の尊さを 考えさせられました。
今の日本は戦争も無く テレビではバカみたいな番組が少なくなくて 平和ボケしてると感じます― だからといって私一人では何もできませんが でも 「戦争はいけない事なんだ 人を傷つけてはいけないんだ」と 子供達に言ってあげる事ぐらいはできるので 何度も言うようにしています
そして 亜樹が 一度は脱出したこの国に戻った勇気と レドビィへの愛 これも 16歳の女の子に出来る事ではありませんよネ
こんなすばらしい女性だから ルイも亜樹を好きになった気持ちよくわかります。 そして 亜樹の為に 文字通り 命を懸けて 黒髪制度を廃止させた行動は レドビィにも負けないと思います。
最後はサモイに殺させないで ルイも生きてて欲しかった!
それと 忘れられないのが 王妃様です。『王妃にまでなりながら 黒髪村の人々を 外界へ連れ出してやれなかった せめてもの償いに…』と 生まれた黒髪村へ帰って行く王妃様を見て 悲しかったですが 王妃様はもっとつらい哀しみを 背負っていたのですね
でもそれは 今思えば 王妃様が黒髪のルイを 奈津子に託した時から 始まっていたのですね
弟王子と奈津子を殺されても ルイを抱きしめてあげることもできず 奈津子の子 レドビィを 強い王になれと 育てた王妃様は つらかったと思います そして 我が子に 親の敵と恨まれるようになってしまって…
諸悪の根源は サモイだ!
「現実離れしたあり得ない話…」との声も聞かれましたが マンガは空想の世界なので 目をつぶっていただいて―
まとまりがなくなってきましたのでこの辺で…