<公開時コピー>「世界ガ変ワル。」
山田風太郎の原作を沢田研二主演、深作欣二監督で映画化し大ヒットした81年製作の伝奇アクション・ロマンを再映画化。
監督は「愛を乞うひと」「OUT」の平山秀幸。主演に「ピンポン」の窪塚洋介。
理想郷を作るため死から蘇った天草四郎と四郎によって復活した剣豪たちが、その企みを阻止せんと立ちはだかる柳生十兵衛と壮絶な死闘を繰り広げる。
<あらすじ> 1638年、島原の乱。3万7千の農民に対し、天草四郎の妖術を恐れる徳川幕府は、12万の軍勢を送り込み、切支丹の一揆勢を全滅に追い込む。
十余年後、徳川3代目将軍・家光の治世、紀州藩主・徳川頼宣は平穏を保ったこの世に野心と不満を抱え、次期将軍の座を虎視眈々と狙っていた。
そんなある日、頼宣の前に死んだはずの四郎が姿を現わす。
四郎は頼宣の野望実現を約束すると、秘術“魔界転生”を披露し、女の身体から柳生流の豪傑・荒木又右衛門を復活させるのだった。
その頃、紀州藩の不穏な動きを察した柳生十兵衛も行動を始めていた。。。
窪塚洋介 天草四郎時貞
麻生久美子 クララお品
杉本哲太 Sugimoto Tetta 徳川頼宣
黒谷友香 おひろ
吹石一恵 お雛
高橋和也 伊達小三郎
加藤雅也 Kato Masaya 荒木又右衛門
古田新太 宝蔵院胤舜
國村隼
柄本明
中村嘉葎雄 柳生但馬守
長塚京三 宮本武蔵
佐藤浩市 柳生十兵衛
★★☆☆☆
今までの窪塚洋介出演作品でファンな人たちは、このSF時代劇を見て面白く感じたのかなぁ?
映像的にはもちろんイイんだけれど、剣劇を見せたかったのか、シナリオ、人物、美術どれを取ってもどっちつかずに思えました(汁)
名立たる役者さんを揃えているのに、何しに出てきたのかわからないままの人の多いこと!!!
ほんともったいない!!!(>▽<;)
時代劇の殺陣なんてアクションで魅せる、ってところなのにあっさりしているし。
キャストでわくわくしたこの気持ちをどーしてくれるぅー。
年末だかテレ東で半日時代劇やる、あれ位充実感が欲しかったなぁ(笑)
深作欣二の、あの暗くて艶っぽい世界が似合うなぁと実感。
沢田研二(天草四郎時貞)の金色の目は印象的だし美しく存在感もあったし、この作品で新人俳優賞を受賞した真田広之とのキスシーンも話題になったなぁ。
呪いの言葉も流行ったし。
千葉新一(柳生十兵衛)の圧倒的な強さは迫力あったし。JAC絡んでいるからアクションも良かったような。
登場人物の心の機微や話の筋もしっかりしていたような。
ま、リメイクの難しさってとこでしょうか。
2003年5月13日(水)草加シネマサンシャイン