ジム・キャリー好きにはたまらない愛しい映画。
<原題>「FUN WITH DICK AND JANE」
邦題は復讐だけれど、原題はFUNで楽しみという正反対。
復讐はされた方も苦笑するしかない、アメリカンジョーク!ってオチで。
ジョージ・シーガルとジェーン・フォンダ共演「おかしな泥棒ディック&ジェーン」(’77)を、ジム・キャリーとティア・レオーニで今風にリメイク。
オリジナルを私は見ていません。
監督は「ギャラクシー・クエスト」のディーン・パリソット。
<あらすじ> 主人公ディック&ジェーンに、それは突然やってきた。
ITメディア開発企業グローバダイン社で働くディックは念願のマイホームを手に入れ、昇進も決定して前途洋々。
愛する妻ジェーンもこれを機に仕事を辞め、家族と過ごす時間を作ろうとしていた。
まさに絵に描いたような幸福な一家。。。となるはずだった矢先のグローバダイン社の倒産。
ディックがそれを知ったとき、CEO(最高経営責任者)のマカリスターはすでに株を手放してエスケイプ。
会社は倒産、社員全員失業という事態に陥ってしまうのだった。
天国から地獄、失業したディックとジェーンは生活に困窮してプラズマテレビも手放し、芝生を剥ぎ取られ、電気も止められる始末。
再就職もままならず、手を出したのが夫婦コンビでの強盗稼業。。。
ジム・キャリー Jim Carrey ・・・・・・・・・・・・・・・ディック・ハーパー
ティア・レオーニ Tea Leoni ・・・・・・・・・・・・・・ジェーン・ハーパー
アレック・ボールドウィン Alec Baldwin ・・・・・・ジャック・マカリスター
リチャード・ジェンキンス Richard Jenkins ・・・フランク・バスコム
アンジー・ハーモン Angie Harmon ・・・・・・・・・ヴェロニカ
ジョン・マイケル・ヒギンズ John Michael Higgins
ジェフ・ガーリン Jeff Garlin
□HP http://www.sonypictures.jp/movies/funwithdickandjane/
(↓ 注:以下ネタばれあり)☆☆☆☆★ ジム・キャリー作品なので甘め採点
ティア・レオーニさんは「バッドボーイズ」「ディープ・インパクト」でも有名だけれど、私はなんと言っても「天使のくれた時間」が好きです!
体当たりでコメディに挑戦、ジム・キャリーさんと素敵なコンビで良かったです。
リチャード・ジェンキンスさん演じるフランクも、マカリスターに利用された挙句ハーパー夫妻に協力、機転を利かせて妨害成功したのはいいけれど飲酒でヘロヘロなところが憎めない。
それ以前にジム・キャリーキャラで存分笑わせてもらったから、諸悪の根源である権力者に一泡吹かせる展開が後半にテンポ良くくるので面白かった。
過大表現ではないくらい、こういう時に全て失っていくのは一番弱い立場の人間だからなぁ。
これをシリアスでやったら暗く重いテーマだけに、ほんと軽快コメディ!という感じで良かったです。
2005年12月25日(日)MOVIX三郷