物忘れについて「ほら、あれだよ、あれ」と記憶の引き出しが硬い私にはドキリとさせられます。
涙の(マジ)演技にもらい泣き。
<英題>「A MOMENT TO REMEMBER」
<公開時コピー>「死より切ない別れがある。」
永作博美さん、緒方直人さん出演の日テレ「Pure Soul〜君が僕を忘れても」のリメイク。
「MUSA−武士−」のチョン・ウソンと「ラブストーリー」「四月の雪」のソン・イェジン共演。
イ・ジェハン監督(脚本も)は(BoAちゃんの「ID:PeaceB」など♪)MV演出も多く手がけているようです。
<あらすじ> 建設会社の社長の娘スジンは物忘れが激しい。
彼女は妻ある男性と不倫の関係にあったが、ついに破局を迎える。
その夜、傷心のまま彷徨っていた街で一人の男性チョルスと出会う。
その時は気づかなかったが、彼こそスジンの運命の人だった。
やがて再会した2人は、ほどなく恋に落ち、幸せの中結婚する。
甘い新婚生活に浸る2人だったが、スジンの物忘れが度を越したものとなっていく。
心配になって医者に診てもらったところ、若年性アルツハイマーという思いもよらぬ診断結果を告げられるのだった。
チョン・ウソン ・・・・チョルス
ソン・イェジン ・・・・スジン
ペク・チョンハク ・・ソ・ヨンミン
イ・ソンジン ・・・・・アンナ・チョン
パク・サンギュ ・・・キム社長(スジン父)
キム・ヒリョン ・・・・スジンの母 ←「永遠の片想い」でもイェジンちゃんの母親役だった
ソン・ジヒョン ・・・・チョンウン(スジン妹)
キム・ブソン ・・・・オ・マダム(チョルス母)
イ・ハン ・・・・・・・・ファン会長
チャン・イナン ・・・サス(師匠)
クォン・ビョンギル ・イ博士
シン・チョルジン ・・パク専務
イ・ヒョンミン ・・・・・コンビニ店員
イ・ジョンイン ・・・・保養院看護士
コ・ヒョヌン ・・・・・・オートバイひったくり
ウォン・イジ(友情出演)
□http://www.keshigomu.jp/index2.html
(↓ 注:以下ネタばれあり)☆☆☆★★
若年性アルツハイマーという病気については、「マラソン」のように患者家族の葛藤など掘り下げる闘病ストーリーではなく、
男女のラブストーリーを重点的に置いた映画だと見れば甘〜いラストシーンでもありました。
ソン・イェジンさん目当てに観に行ったようなものです。
冒頭のアイメイクの濃さにビックリしましたが、また色っぽくて似合うんですよねぇ。
ああいう女性が好みだったのでしょうか、不倫相手は(苦笑)
スジンとチョルスの出会いも唐突でいい。
一方PR記者会見等で凛々しい姿を魅せてくれたチョン・ウソンさん。
プレミア試写会後に行われたスタッフとチョン・ウソンさんとの食事会では、ウソンさん自らテーブルをまわり全てのスタッフ達にお酒をつぎながら女性陣に向かって
「これを飲んだら俺と付き合えよ(韓国語)」
と言ったそうです(例のシーンです)。私にも言って〜〜〜速攻飲み干します!
「MUSA−武士」はチャン・ツィイー見たさに行ったのであまりよく覚えていません。スミマセン
チョルスという男はまったくの別人(そういう面もあるのでしょうが)で、野性味あふるるガーっとパワフルな面と、眼差しの温かい情熱的な面と、惚れました!
チョルスのような男性に惚れられたい!アハハ
男気を感じます。
だからこそスジンの手紙を読んで彼が泣いてボロボロになるシーンには、想いが伝わってこちらも泣けてしまうのでした。
チョルスの目を見ながら元彼の名前を呼んで「愛してるわ」とスジンに言われ、絶句しながらもなんとか「俺も。。。」と返した時の表情、
チョルスが診療所で涙を隠すためにサングラスをかけるシーンにも涙。
だからといってスジンのバックをひったくったバイクを止める方法は、笑って済まされるものではないと思いますが(映画だからよいのか?!)。
その後のチョルスがゴーグルをつけスジンがヘルメットをかぶるドライブシーンはとても好きです。
ラストまで見るたび車が変化を遂げているのにも笑えました。
お医者さまや寺の師匠などチャーミングなおじーちゃんたちも良かったです。
最後のコンビニのシーンにはクスクス笑いが漏れていました。
父親の「許す」という解釈についても良かった。
そうそういつだったかガテン系を集めた試写会の模様をワイドショーで見ましたが、男だらけでこういう映画というのも面白いと思いました。
彼は大工なので観たら親近感は持ちつつも職人的チェックはきっと厳しいと思います。
ま、そこは映画ということにしておいてお願い。
□innolife 「チョン・ウソンの涙、韓日ボックスオフィス同時占領」
次回作の「チョン・ウソン&キム・テヒ主演『中天』クランクイン」
チョン・ウソン(イグァク役)、キム・テヒ(ソファ役)、ホ・ジュノ(バンチュ役)、ソ・イヒョン(ヒョ役)、パク・サンウク(ヨウィ役)、キム・グァンイル(ウンキ役)、ユ・ハジュン(ウンゴル役)、パク・ジョンハク(チャンブシン役)とキャストも豪華で楽しみ。
□ブロコリ 「『ナンパの定石』撮影現場公開」
ウソンさんもイェジンさんも続々次回作を控え頑張っています。
<NHKクローズアップ現代より>
■なぜ起きるのか
“もの忘れ”は、 事故で脳が傷ついたり、アルツハイマー病のように脳細胞が死んでしまっても起こります。
しかし若年性健忘症はそのどちらでもなく、検査で脳に異常は見つかりません。
まだはっきりとした原因はわかっていませんが最近の研究で、
脳の前頭葉の中にある「46野」という部分が関係していることがわかってきました。
46野は、脳のどの部分にどんな記憶がしまってあるかを管理していると考えられています。
いわば図書館の司書のような役割です。
ですから、46野がうまく動かないと、記憶を引き出してくることができないのです。
電卓やワープロなど便利な機器に頼りすぎたり、他人とコミュニケーションをとる機会が少ないと、
46野の機能が低下するのではないかと指摘する専門家もいます。
■予防法
これまで若年性健忘症の人200人の治療にあたってきた築山医師は、例として3つの方法をあげています。
1.1日最低3人、家族以外の人と話す。
家族との会話は緊張感に欠けるため、ある程度気をつかう必要のある他人がよい。
2.1日10分間、文章を書く。
日記でも手紙でもとにかく自分の手で書くことが大切。
文字の意味や形を思い出しながら書くことに意味がある。
3.1日20分間、外を歩く。
歩き慣れた道ではなく、なるべく知らない道を歩く。
五感を通して入ってくる様々な情報が脳を活性化させる。