まさにクドカンワールド!!!
この笑いが好きでないと辛い映画になってしまいます。
個人的には、ああいうメンツで破天荒なストーリーをまとめるのが上手い堤幸彦バージョンもちょっと見てみたい気もします。
しりあがり寿さんもクドカンもチラッと出てきます。
お伊勢参り→お伊勢丹、タワーレコード→たわぁ麗満堂などもネタ満載。
<公開時コピー> 「お伊勢参りへ行こうぜベイベー」
十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』を下敷きに、お伊勢参りに旅立った2人の男が繰り広げる珍道中を、ユーモラスかつシュールに描いたしりあがり寿の傑作マンガ『真夜中の弥次さん喜多さん』とその続編『弥次喜多 in DEEP』を映画化。
「GO」「ピンポン」の人気脚本家・宮藤官九郎の監督デビュー作。
主演は長瀬智也と中村七之助。
この原作の喜多さんがまた中村七之助によく似ているんだよねぇ。
<あらすじ> ワイルドで熱い男:弥次郎兵衛こと弥次さんと、ヤク中の役者:喜多八こと喜多さんはディープに愛し合う恋人同士。
ある日、弥次さんが悪夢を見て飛び起きると、喜多さんがこっそりと震える手で注射器を持っていた。慌てて止める弥次さん。
「弥次さん。。。オイラ、リアルがとんと分からねぇ。。。」
そんな時、長屋に届いていたお伊勢さんからのDMを手にした弥次さん。
”リアルは当地にあり”
喜多さんのヤク中を治すため、そしてリアルを探すため、お伊勢さん目指して弥次さんと喜多さんの東海道の旅が始まる。。。
長瀬智也・・・・・・・・・・ 弥次郎兵衛
中村七之助 ・・・・・・・・喜多八
小池栄子 ・・・・・・・・・・お初
阿部サダヲ ・・・・・・・・・金々
柄本佑・・・・・・・・・・・・ 呑々
生瀬勝久 ・・・・・・・・・瓦版男
寺島進 ・・・・・・・・・・・・岡っ引き
竹内力 ・・・・・・・・・・・・木村笑之新
森下愛子 ・・・・・・・・・・旅籠の女将
岩松了 ・・・・・・・・・・・・旅籠の番頭
板尾創路 ・・・・・・・・・・浪速ホット
桑幡壱真 ・・・・・・・・・・浪速サンド
大森南朋 ・・・・・・・・・・拷問される侍
おぎやはぎ ・・・・・・・・・旅籠の客
皆川猿時 ・・・・・・・・・・ザル売り
古田新太
山口智充 ・・・・・・・・・・オカマの茶屋店主・おちん
清水ゆみ ・・・・・・・・・・店主の娘・お幸
しりあがり寿 ・・・・・・・・たわぁ麗満堂の店主
松尾スズキ ・・・・・・・・・・ヒゲのおいらん
楳図かずお ・・・・・・・・籠を背負った老人
中村勘九郎[5代目] ・・・アーサー王
毒蝮三太夫 ・・・・・・・・・毒蝮三太夫
研ナオコ ・・・・・・・・・・・・奪衣婆
ARATA ・・・・・・・・・・・・バーテン
麻生久美子 ・・・・・・・・バーテンの妻
妻夫木聡
荒川良々 ・・・・・・・・・・魂
□HP http://yajikita.com/
(↓ 注:以下ネタばれあり)
?としてあったのでコッチに書くけれど、古田新太の清水次郎長の風貌にはウケた!
喜び組にも笑えたんだけど一緒になってウキウキ走りする姿がたまらなくオカシイ。
もう一人?扱いの妻夫木くん。
お伊勢丹の屋上で、喜多さんが弥次さんと思っていたら別人な妻夫木くんに「おめぇ、誰よ?」と聞くと腕に書いてある時計をバッと見せて「四時よ」
く、くだらな過ぎて笑えるってものですよ。
あたまから浴衣の柄だとか、伊勢にバイクで向かうそのヘルメットにもマゲがついていたり、挙げたらキリないほどの細かいギャグの数々に笑いっぱなしでした。
個人的には松尾さんの“ヒゲのおいらん”がツボです(爆)
「ピンポン」スマイルのARATAも良かったし、阿部サダヲほかいつもの面々はキッチリ笑わせてくれるし。
「笑の宿」「喜の宿」「歌の宿」「王の宿」など小分けになっているストーリーはあってないようなもの。
冒頭の夢のシーン、川上から戸板が流れてくるとこからもう可笑しいし!
ミュージカル風なもの楽しくてイイし。 不健康ランドの荒川良々くんにはラストまで笑わせてもらいました。
三途の川を思わせる川のイメージと米研ぎカットの冒頭、喜多さんが禁断症状に苦しみモノクロの画面であることを考えると、後半のダークサイドが「リアル」で旅に出た前半が「夢」であるように思えてきます(その方がむしろリアルw)。
ただに時間は長〜〜い。 富士山あたりからダレてしまったので90分くらいが見やすいのかも。
これなら「タイガー&ドラゴン」の方がオチもついていて好きだわ。
2005年4月24日(日)ワーナーマイカルシネマズ市川妙典