「中島美嘉の飛び蹴りがイイんだよねぇ。」という友人の言葉につられ、レンタルしてみました。
<公開時コピー> 「なにもすることがなかったので少年は、
姉の死体といっしょに、シアワセを探しに出かけた。」
「脱いでもすごいんです」(TBS)「GERAID」(資生堂)などCF界の鬼才グ・スーヨンが2002年に発表した同名小説を、自ら監督を務めて映画化。
主演は「リリイ・シュシュのすべて」の市原隼人。
共演に歌手の中島美嘉。
2003年日本アカデミー賞受賞:新人俳優賞市原隼人
<あらすじ> カネシロヒデノリは在日韓国人3世の高校生。
小さい頃からイジメられっ子だったヒデノリは、さしたる目的も持てず学校ヘも行かず無為な毎日を過ごしていた。
ある日、両親の離婚で会っていなかった姉ナナコの再会し、ナナコはその数日後自殺してしまう。
ヒデノリは姉に一度でいいから祖国を見せてやりたいと無謀な計画を思い立つ。
ひょんなことから知り合った強迫性障害で盗癖のあるエキセントリックな少女由美と、渋谷でブラブラしているチーマーのタローがその計画に加わる。
彼らは亡くなったナナコの遺体を病院の霊安室から盗み出すと、白いオンボロマークIIに乗り込みひたすら西を目指して走り始めるのだった。。。
市原隼人・・・・・カネシロヒデノリ
中島美嘉・・・・・佐々木由美
矢沢心・・・・・・・カネシロナナコ
池内博之・・・・・タロー
蒼井優 ・・・・・・原田の彼女
柄本佑
岡田義徳 ・・・・教師、由美の兄
風吹ジュン・・・医者
柄本明 ・・・・・・ヒデノリ、ナナコの父
袴田吉彦 ・・・・CDショップの店員
佐藤江梨子・・・車椅子を押していた女
津川雅彦 ・・・・ヤクの売人
余貴美子 ・・・・ヒデノリ、ナナコの母
ともさかりえ ・・博多の女
永井大
前田愛
永瀬正敏
塚本高史 ・・・・博多の男
高橋克典
大滝秀治 ・・・・質屋の主人
□HP http://www.toei.co.jp/saiaku/
(↓ 注:以下ネタばれあり)
好き嫌いわかれるでしょう、コレは。
主要四人以外、特別出演扱いになっていました。
有名芸能人が随所チラホラ出てきて、この監督さんの人望なのかしら?
既にどんな役だったか覚えていないのもあるし(苦笑)
在日が主人公は「GO」や最近だと「パッチギ!」があります。
在日な設定はロードームービーするきっかけなようなものに思えます。
彼らの日常背景はどうでもいいことのように描かれないし、
不登校、イジメ、万引き、恐喝、暴行、近親相姦、強盗、障害、自殺、ドラッグ。。。
彼らのような若者があたりまえに多くいないことを望みたいです。
表面的に描くことによって深く考えさせられる、ってこともあるかもしれないけれど。
モラルが欠落して子供達が好き放題やって、そのまま何のシッペ返しもないまま終わるのが個人的には好きになれません。
シッペ返しされたのはタローだけか。
なんの成長もなく、ぁ、
「祖国を見せてやりたい」と思ったことだけはアイデンティティ的に進歩かな(苦笑)
マヨネーズ、飛ばしてみたいです、スッキリしそう。