さっそくレンタルしてきました。
まずハ・ジウォンが出ていてビックリ!!!
プロフィール見たらホラー映画「ボイス」にも主演、あれれ、それも見ていたのに「バリ出来」を見ていても全然気付かなかった〜(滝汗)
’00年のジウォンちゃんはまだ垢抜けていなくて、繋がりそうな眉毛と上目づかいがそのまんまってくらいでした。
助演女優賞を数多く受賞したようです。
<英訳> 「DITTO」(同感)
不思議な無線機を介して、およそ20年の時を隔てて交流し心を通わす男女の愛の物語。
これがデビュー作となるキム・ジョングォン監督。
’01年には「時の香り リメンバー・ミー」リメイク日本版が上映、吹石一恵主演。
<あらすじ> 大学の先輩で最近除隊して復学したチ・トンヒに恋心を抱いているユン・ソウン。
片思いの彼女は、脚を怪我して入院中の親友ホ・ソンミに恋の悩みを打ち明ける毎日を送っている。
そんなある日、ソウンが皆既月食を見つめていると、不思議な出来事が。
壊れているはずの中古無線機からチ・インのコールが聞こえてきたのだ。
チ・インは、何かと彼の面倒を見たがる女の子ソ・ヒョンジといるより無線機をいじっているほうが楽しいアマチュア無線マニア。
無線の会話で、同じ大学に通っている事を知ったソウンとインは、大学にある時計台の前で会う約束をする。
しかし、どんなに待っても相手は現れない。
そして、再び無線交信した二人は驚くべき事実を知る。
ソウンは1979年に、インは2000年に生きていた。
しかし、驚愕の事実はそれだけではなかった。。。
キム・ハヌル・・・・・・・・・・・・ユン・ソウン
ユ・ジテ Yu Gee-Tae・・・・チ・イン
ハ・ジウォン・・・・・・・・・・・・ソ・ヒョンジ
ハク・ヨンウ・・・・・・・・・・・・チ・トンヒ
キム・ミンジュ・・・・・・・・・・ホ・ソンミ
(↓ 注:以下ネタばれあり)
トークショーで「共演したユ・ジテの顔に手を乗せるシーンが印象に」とあったので注意深く見ていたのですが、ないよね?(たぶん)
「顔が小さい」とソウンの顔の前に手をかざしてきたのはトンヒ。
その逆なシーンもあったけれど、ソウンがインに会ったのはラストのみですれ違っただけだから。。。
あらら?
キム・ハヌル、清楚で純朴な女性を演じていてとても素敵でした。
ぁぁぁ、木村佳乃って例えられるのがわかりました。
伝えたくても自分の気持ちがなかなか伝えられないもどかしさ、
相手の態度に一喜一憂して、後から舞い上がったり落ち込んだり、
そんな恋する気持ちが上手く表れていました。
ユ・ジテは「オールド・ボーイ」を見ていないので、「リベラメ」のチェ・ミンス演じる消防隊員の後輩パートナーのイメージしかなくて。
「CQCQ〜」のコールといい声が優しげで素敵。
インという青年も2000年でネットより無線、という所が個性的。
不思議な縁をきっかけに、自分の生き方を見つめていった姿が良かったです。
ラストの泣きながら「20年後の君に会ってきたよ」というシーンには、泣けました。。。
それはさておき、同時期上映で話題となった「イルマーレ」と「リメンバー・ミー」
内容も全然違うので比べるというのは好みの話になると思います。
(韓国では岩井監督「ラブレター」も公開されていたらしい)
「リメンバー・ミー」は’79年という民主化運動が激しく、政権交代やら激動の年ではないでしょうか。
(そのあたりリメイク版はどうなっているのかも気になります)
「ロミオとジュリエット」が劇場上映されていたり、情緒豊かに描かれていました。
それにしてもトンヒって手を腰にあててポーズする姿が多かったなw
トンヒ演じるハク・ヨンウって「シュリ」でオ=ソンシク(コネ入社の)役の人ですよね?(たぶん)
「イルマーレ」は2年の差で運命も変えてしまうけれど、
こちらは差は約20年もあってケナゲに運命を受け入れてしまう切なさがあります。
トンヒとソンミも突然のソウンの態度については不思議だったに違いない。
ソウンが態度を変えなければ二人が結ばれなかったかもしれないし、
ソウンが態度を変えなくても運命が二人を結びつけたのかもしれない。
インは2000年に存在しているのだから。
運命に関係なく自分の意志を貫く生き方もあるのに、実りつつあった恋を自ら捨てしまうのは臆病で不器用だからか(古風ともいう)。
運命と戦い自分の力で未来を切り開いていく、という話が多い中ビックリでした。
ラストのソウンは全然老けていないのが不自然だし(女性の20年は外見けっこうクルよね 汁)、どう見ても幸せそうには私には見えませんでした。
そこが一番切なかったです。