<英題> 「THE HOTEL VENUS」
<公開時コピー> 「そのドアを開ける時やさしさがあふれ
そのドアを閉める時涙があふれる」
フジ「チョナン・カン」からのスピン・オフ企画として製作された群像ドラマ。
SMAPの草薙剛がその番組で作り上げたキャラクターを生かし、あるホテルを舞台に、それぞれ心に何かを抱えている住人たちの人間模様を描く。
登場人物は全編韓国語で通し、日本語字幕による上映。
昨年九月には韓国でも上映。
監督はTV「チョナン・カン」のディレクター、タカハタ秀太。
<あらすじ> ある最果ての街。
片足が不自由な謎の老オカマ“ビーナス”がオーナーを務める“ホテル ビーナス”には、ワケありな人々が住んでいた。
0号室の屋根裏部屋に住むカフェのウェイター兼ホテルの世話係“チョナン”は、ある過去のために生きる希望を持てずにいた。
1号室には、酒に溺れる元腕利きの医者“ドクター”とホステスで元ヤミの名看護長“ワイフ”。
3号室は花屋開業を夢見る娘“ソーダ”、4号室は幼い頃このカフェに置き去りにされ、いつもピストルを携える少年“ボウイ”が住んでいる。
そこへある日、流れ者の男と幼い少女がやって来る。。。
草薙剛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チョナン
中谷美紀・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワイフ
香川照之・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドクター
市村正親・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ビーナス
パク・ジョンウ Park Jung-Woo・・・・・ガイ
コ・ドヒ Ko Do-Hee・・・・・・・・・・・・・サイ
チョ・ウンジ Jo Eun-Ji・・・・・・・・・・・ソーダ
イ・ジュンギ Lee Joon-Gi・・・・・・・・ボウイ
□HP http://www.hotelvenus.net/
(↓以下ネタバレあり)
ウラジオストックでの撮影だから当たり前かもしれないけれど、街のシーンで歩いている人のほとんどがロシア人だから、台詞が全韓国語でも舞台は韓国とは限らず国籍不明なのかもしれない。
ラブサイケデリコの歌も「Everybody needs somebody」が良かっただけで他は耳につくし。。。
ブルーセピアな映像は綺麗だったけれど「韓国語で映画を作ってみたかった」そのまんまの印象しかなく物足りなかったです。
印象深かったのはガイ役のパク・ジョンウ。
寡黙ながらギラギラとしてクールで存在感があった。
彼は地下鉄火災の映画「TUBU」にも出演、最近だと「太極旗を翻して」にサイ役のコ・ドヒと共演。
日本未公開の「アフリカ」ではソーダ役のチョ・ウンジとも共演、けっこう繋がりが深いんですな。
中谷美紀は例外として、彼らの演技でもっていたようなもの。
ツヨポンの演技は僕生きシリーズで好きだったけれど、タップが上手いわけでもないし、いまいちだったなぁ。
「癒しと再生」というテーマは個人的には好きだわ。