月9「東京湾景」がパクった、とも噂される作品の一つ。
ドラマでもこの映画でも“自転車に乗った風景”が音楽で使われいていました。
チョ・インソン(サンミン役)は最近来日していましたね。
長髪で、また印象が違いました。
来週から始まるTBS「バリでの出来事」にも出演。
<原題> 「THE CLASSIC」
<公開時コピー> 「真実の愛は、人生にたった一度だけ。」
時を越え、親子ニ世代(1968年、2003年)それぞれの甘く切ない純愛を綴った恋物語。
何年経っても相手を思い続ける一途な愛、って出来そうで中々難しいぶん素敵に見えるのかな。
監督・脚本は「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン。
「僕の彼女を紹介します」が最新作。
<あらすじ> 演劇部の先輩サンミンに恋焦がれる女子大生のジヘ。
彼女はある時、同じくサンミンに想いを寄せる友人からEメールの代筆を頼まれ引き受けてしまう。
複雑な想いの彼女はある日、家の中で小さな木箱を見つける。
その中には、母ジュヒがしたためた35年前の日記帳と何通もの手紙が入っていた。
それらにそっと目を通し始めるジヘ。
やがて彼女は、母のあまりにも切ない初恋の物語を知ることになる。
自分の今の境遇を思わせる母の恋愛に不思議なものを感じるジヘ。
さらには、そこに書かれていたある秘密が、やがてジヘ自身の恋の運命をも変えることになるのだった。。。
ソン・イェジン・・・・・ジへ/ジュヒ
チョ・スンウ・・・・・・ジュナ
チョ・インソン・・・・・サンミン
イ・ギウ・・・・・・・・・テス
イ・サンイン・・・・・・スギョン
□HP http://www.klockworx.com/lovestory/
★★★☆☆ 注:以下ネタバレあり
ソン・イェジンがまず素晴らしい。
表情の豊かな人ってほんと素敵。
台詞のない時でもその表情で気持ちが伝わってきそう。
好きな人が自分のことを好きなのだと分かった時の感動は、もう凄いですよね。
その雨の中を走るシーンは印象深いし好きなシーンです。
虹も良かったです。
ジヘとジュヒの二人の女性を上手くチャーミングに演じていました。
ジュナの親友テスも良いヤツで。
後半の髪型にはウケた!(笑)
チョ・スンウは白い歯が印象的。
喜怒哀楽の演じ分けがやはり上手い。
韓国軍のベトナム出兵シーンが出てくるとは思わなかったのでビックリしました。
時代背景と物語が上手く組み込まれています。
検便もおかしかったけれど、廃屋探検やフォークダンスなどなど楽しめるシーンがたくさん。
最後に現代に戻ってネックレスがジヘに戻されるラスト。
サンミンが、ジヘがラブレターから知った母親の悲恋を話すことで、
感極まって泣いたシーンは良かった。。。
それがそのものとも知らずに自分が親の形見で持っていた大事なネックレスを、その話になぞらえて渡しているのも素敵だった。
奇蹟というか運命というか必然というか、美しい物語でした。
監督の言う、
「感情豊かな、感情を抑えない、少し昔に戻ったような古典的なメロドラマを作りたかった」
まさにそれでした。