<原題>「PHONE」
<公開時コピー>「そのコールに応えてはならぬ。その声を聞いてはならぬ。
愛しているなら、電話に出て。。。」
電話を取った瞬間に白目をむいて絶叫したり、霊に取りつかれたように全身を痙攣させるシーンなど、子役の名演技のおかげでCMが放送自粛になったのは有名。
今や不可欠な携帯電話をモチーフにして地元韓国で大ヒットしたホラー・サスペンス。
それを聞いた人間が次々と死んだという不気味なノイズと震える女の声が掛かってくる携帯番号を、知らずに手にしてしまった女性ジャーナリストに迫る死の恐怖と謎を描く。
主演は「リメンバー・ミー」のハ・ジウォン。
監督はこれが日本初紹介となるアン・ビョンギ。
<あらすじ> 女性ジャーナリストのジウォンは、援助交際の実態を告発したレポートを発表してからさまざまな脅迫を受けるようになる。
身の危険を感じたジウォンは携帯電話の番号を変更し、親友ホジュンと彼女の夫が所有する郊外の一軒家を借りて引っ越すことになった。
だが引越し直後から、彼女の周囲には不思議なことが次々起こり始める。
携帯電話にかかる、着信履歴のない電話。
その声を聞いたホジュンの幼い娘ヨンジュは、それ以来情緒不安定になって時折奇声を上げたり、母親に凶暴に振舞ったりするようになってしまった。
携帯の謎を調べていたジウォンは、その携帯番号が既に何人かの手を経てきたものであり、しかも前の持ち主たちが全員死亡したり失踪したりしていることを知る。
いったいこの携帯電話に、どんな秘密が隠されているというのだろうか。。。
ハ・ジウォン・・・・・・ジウォン
キム・ユミ・・・・・・・ホジュン
チェ・ウジェ・・・・・・チャンフン
チェ・ジヨン・・・・・・・ジニ
ウン・ソウ・・・・・・・・ヨンジュ
★★☆☆☆
■http://www.movies.co.jp/voice/
★二つなのは小説「ボイス」の方が良いから。
小説なら★三つ、そしてこんな感じ。
財閥の跡取り息子と結婚した完璧な美女・ホジョン。
彼女の人生計画がほころび始めたのは、不妊を知った時からだった。
秘密裏に親友・ジウォンの卵子提供を受け、夫の**を使い妊娠するホジョンだったが、夫と友人の仲に疑心暗鬼の日々を過ごす。
ヨンジュを産んでからはヨンジュとジウォンの仲の良さにも嫉妬する。
その完璧主義からストレスを感じていた夫チャンフン。。。
(あとがきを読むと)映画を元にして綿密な現地取材と筆力の努力もあって、登場人物の設定や描写、事件のあらましも細かいし、
想像を膨らましながら読むので背筋がゾクっとする怖さがありました。
ラストも小説の方がホラーっぽい。
102分で描くのは大変だろうけど、音で脅かすのは"怖さ”じゃないから(汁)
映画の冒頭でちょろっと電話の声のみで編集長が出てくるけれど、小説はもっとロマンチックな展開が待っています。
んが、製作・脚本・監督をこなしたアン・ビョンギが日本の「リング」を意識していると言っているように、
ジウォンが記者という設定や、劇中描かれる親子愛、はたまた女子高生ジニの果ての姿はもはや「貞子」でしかなかった。
ビデオを携帯にかえただけのパクリと言われても仕方が無いかもなー。
ヨンジュは顔が怖いだけ(不細工だし)。 あんな子供嫌じゃ。
公開当時「エクソシスト」の子役、リンダ・ブレアとも比較されてましたねぇ。
ハ・ジォンとキム・ユミが美しいだけに(チェ・ウジェもハンサム)、生まれる子供はもう少し美しくないと不自然じゃ?(苦笑)
チェ・ウジェって館ひろしに雰囲気が似てるw
ベートーベンの月光ソナタもポイントで使うから効果的であって、流れすぎなような。
先日観た「エレファント」とかぶるから尚思うかな。
気になったことを一つ。
携帯電話の呪い、と言っても、この場合「電話番号」が呪われているのであって「電話機」が呪われているわけではない。
だからラストで携帯を捨てても何の解決にもならないと思うけど。。。
解約したって番号はまた誰かが使うんだろうし。
例の番号は、当時の監督自身の番号らしい(爆)
6は西洋で悪魔、4は東洋で死を表しますな。
DVD特典についていた、チェ・ジヨンの話が一番怖かったりして(´Д`|||)