＜原題＞「THE RECRUIT」　＜公開時コピー＞「信じるな――自分の《五感》でさえも。」

ＣＩＡのリクルート活動とスパイ養成を題材にしたサスペンス。
ＣＩＡにスカウトされたエリート学生が、過酷な訓練の過程で、張り巡らされた数々の罠と、背後に蠢く陰謀に混乱、翻弄されていく姿をスリリングかつトリッキーに描く。
ＣＩＡスポークスマンの協力を得て、複雑な新人採用のプロセスや育成の方法といったＣＩＡの知られざる内幕をリアルに描写。
主演は、名優アル・パチーノと、注目の若手「マイノリティ・リポート」「フォーン・ブース」のコリン・ファレル。
監督は「カクテル」「１３デイズ」のロジャー・ドナルドソン。

＜あらすじ＞　マサチューセッツ工科大学の優秀な学生ジェイムズ・クレイトン。
彼は、卒業後の進路もエリート街道を約束されたように引く手あまただった。
そんなジェイムズはある日、アルバイト先のバーでウォルター・バークという男に出会う。
彼はＣＩＡのベテラン教官でリクルート担当者。
バークはジェイムズに関する情報を全て調べ上げたうえ、その能力を見込んで採用するために訪れてきたのだった。
父の死の謎に近づくためＣＩＡを就職先に選び特別訓練基地ファームへ。
しかし、訓練生が互いを欺き合う心理戦を強いる訓練の中で、ジェームズはどこまでがテストで、どこまでが現実なのか困惑していく。
そんなとき、彼に極秘指令が下る。。。

アル・パチーノ　Al Pacino・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウォルター・バーク
コリン・ファレル　Colin Farrell・・・・・・・・・・・・・・・ジェイムズ・クレイトン
ブリジット・モイナハン　Bridget Moynahan・・・・・レイラ・ムーア
ガブリエル・マクト　Gabriel Macht・・・・・・・・・・・ザック
ユージン・リピンスキ　Eugene Lipinski・・・・・・・・ハスキー
ケン・ミッチェル　Ken Mitchell・・・・・・・・・・・・・・アラン

★★★☆☆
■ＨＰ　http://www.movies.co.jp/recruit/

またもコリン・ファレル登場。　旬ですな。
彼が演じるジェームズはコンピューターの天才で、CIAに入ってからも体力、判断力、瞬発力、どれも結構いい線をいく優秀な男。
でも人間関係にクールになれなくて、そのせいで失敗する。
ファザコンという弱みもある。　頭を使ったり、真っ向勝負の時は勝つのに、人を疑いきれなくて失敗する完全人間じゃない所が魅力的。
アル・パチーノもあのダミ声で素晴らしい教官をたっぷり魅せてくれる。
だからかバーク自身の事がラストにグダグダっと語られるだけなので惜しかった。
レイラを演じたブリジット・モイナハン、どっかで見たなーって思ったら「Ｓｅｘ〜」でキャリーからビックを奪い結婚した（離婚もした）女じゃん！
ちなみにザックを演じたガブリエル・マクトまで「Ｓｅｘ〜」出演経験が。ｗ

ＣＩＡ訓練の様子はとても面白い。　本作のリアリティをＣＩＡ自体は否定も肯定もしていないとか。



２００４年１月２１日（水）ワーナーマイカルシネマズ大宮