＜原題＞「PHONE BOOTH」 ＜公開時コピー＞「電話を切れば、殺される。」
全編ほぼ電話ボックスの中だけで展開する異色のサスペンス・スリラー。
たまたま鳴っている公衆電話に出てしまったことから何者かに命を狙われるハメになってしまった男の悲惨な運命を、緊迫感溢れるタッチでスリリングに描く。
主演は「デアデビル」のコリン・ファレル。
監督は「評決のとき」「９デイズ」のジョエル・シューマカー。
＜あらすじ＞ マンハッタン、タイムズスクエア。
自称一流のパブリシスト、スチュは、今日もアシスタントを従え、携帯電話からクライアントや業界に口八丁でビジネスをまとめ上げている。
そんな彼はアシスタントと別れた後、１台の電話ボックスに立ち寄り、結婚指輪を外してクライアントの新進女優パメラに電話を掛けた。
スチュは彼女をモノにしようとしていたが、上手くいかずに受話器を置く。
その刹那、今使っていた公衆電話のベルが鳴り、思わず受話器を取ってしまうスチュ。
すると電話の主は、“電話を切ったら殺す”と脅迫してきたのだった。。。
コリン・ファレル Colin Farrell スチュ（スチュワート・シェパード）
フォレスト・ウィッテカー Forest Whitaker レイミー警部
ラダ・ミッチェル Radha Mitchell ケリー・シェパード
ケイティ・ホームズ Katie Holmes パメラ
キーファー・サザーランド Kiefer Sutherland
ポーラ・ジャイ・パーカー Paula Jai Parker
アリアン・アッシュ Arian Ash
ティア・テサダ Tia Texada
ジョン・イーノス三世 John Enos III
★★★☆☆
■ＨＰ http://www.foxjapan.com/movies/phonebooth/index2.html
マンハッタンのど真ん中、ガラス張りの電話ボックスだけで展開するというアイデアが面白い♪
犯人の正体も目的も分からないうちに、凶悪な銃乱射犯と誤解されるわ、SWATと脅迫犯の両方から銃口を突きつけられてしまう彼はパニック状態。
警察に、姿の見えない犯人の存在を知らせ、どうやってこの密室から抜け出すのか。
C・ファレルのほぼ一人芝居の変貌振りがイイ。 旬だなぁ、と思う。
８１分という短い上映時間もイイ。
タイムズスクエアの真ん中でC・ファレルを１日だけ撮影、様々な理由から大半はロスのダウンタウンの史跡地区で撮影されたようです。
Ｆ・ウィッテカーは
「ハスラー2」 、「プラトーン」、「グッドモーニング・ベトナム」、「フェノミナン」、「パニック・ルーム」etc。。。
名前は中々出てこないんだけど、よく見る顔。 監督経験もある才能のある人。
ぁ、K・ホームズは「ギフト」に出ていたんだっけ。
K・サザーランドの登場が、まさかあんな形でくるとは思わなかったのでもうビックリ！！！（＞▽＜）
-おまけ-
当初の予定では、コリン・ファレル演じる主人公をジム・キャリーが演じる予定だったらしい。
ところがジムがケガで降板してしまい、企画が暗礁にのりかけたところ、「タイガーランド」でシューマカー監督と組んだばかりだったコリン・ファレルが急遽起用。
シューマカーは、当時まったくの無名だったファレルを「タイガー〜」で主役に抜擢して成功させていたし。
もしジムがそのまま主役を演じていたら。。。？
ちなみにこの作品が全米公開されるころ、ちょうどワシントンを中心にライフルでの無差別狙撃事件が頻発しており（後に元軍人の男とその息子が逮捕された）、公開延期になった経緯がありました。
本作では画面に出ずっぱりとなるコリン・ファレル。
とにかく大物監督、俳優との仕事が続いていてハリウッドでは大人気。
「マイノリティ・リポート」でトム・クルーズ、「ジャスティス」ではブルース・ウィリス、「デアデビル」でベン・アフレックなどと共演し、主役に負けない存在感！！！
本作や「Ｓ．Ｗ．Ａ．Ｔ．」などで主役級の作品が増え、来年公開の「リクルート」では大物アル・パチーノと共演！！！！
ラッセル・クロウから“セックス・アニマル”の座を奪った（？）ことでも大物ぶりをアピールしたコリン・ファレル。
「フリーセックス大好き！」と宣言してはばからず、デミ・ムーア、ブリトニー・スピアーズとのお遊びや、ストリップでの大はしゃぎetc。。。マスコミを騒がしてますな。
そんな彼もモデル、キム・ボーダナーブとの間に子供が生まれて親バカぶりを発揮していたけれど、「結婚はしないよ！」と、彼女にロスに豪邸を買ってやっている(´Д`|||)
ただし、その豪邸、彼の出入りは自由ではないんだそう(苦笑)
「タイガーランド」でファレルを起用した監督のジョエル・シューマカー。
デミ・ムーア、エミリオ・エステベス、ロブ・ロウらが出ていた８０年代の青春群像劇「セント・エルモス・ファイアー」を脚本／監督して名が知られた。
この映画は大好き！！！ 日本でも「愛という名のもとに」はこれが原型。
「フラットライナーズ」、ブラッド・レンフローのデビュー作「依頼人」などを監督したのち、「バットマン・フォーエヴァー」「バットマン＆ロビン／Ｍｒ.フリーズの逆襲」とシリーズ３、４作を監督。
２００３年１１月２９日（土）ワーナーマイカルシネマズ大宮
