<原題>「Lara Croft Tomb Raider:The Cradle of life」<公開時コピー>「カラダが欲しがる世界の刺激。」
<あらすじ>
アンジェリーナ・ジョリーが主演し世界中で大ヒットしたアクション・アドベンチャーの続編。 ヤン・デボン監督。
紀元前に地中海海底に埋没した幻の”ルナ神殿”が、地殻変動で2300年ぶりに姿を現わすと聞き、ララ・クロフトは神殿が現れる場所へと急ぐ。
しかし、ララを追って、ノーベル賞科学者ライス博士の手下が侵入しようとしていた。
彼らの目当ては<パンドラの箱>。それを解き放てば、人類を脅かす恐ろしい武器になるという。
箱を見つけて封印せよとの、女王陛下からのミッションを受け、ララの冒険が始まる。。。
アンジェリーナ・ジョリー ララ・クロフト
ジェラルド・バトラー テリー・シェリダン
シアラン・ハインズ ジョナサン・ライス博士
ジャイモン・ハンスゥ コーサ
ノア・テイラー ブライス
クリストファー・バリー ヒラリー
★★★☆☆
前作から、今作までの間に、さまざま変化があったアンジェリーナ。
カンボジアから、今回共に来日を果たしたマドックス君を養子に迎え、熱愛していた夫ビリー・ボブ・ソーントンとの離婚を経験し、前作で親子共演も果たした父、ジョン・ヴォイトとの絶縁。
それらを乗り越えてクランクインした彼女のララ・クロフトは、彼女自身がそうなったように、一層研ぎ澄まされた美しさと強さを秘めているよう。
ほぼスタントなしで臨んだアクションシーンはとっても素晴らしい!!!
私が気に入っているアクションシーンは、崖を逆さずりになって銃を撃ちまくるシーンとサメと泳ぐシーン。
高い所が大好きでアクションシーンを楽しめる彼女も、実は水が大嫌いでジェットスキーや水中バイクには苦戦したみたい。
アクションは本当にスゴイものばかりだけど、特にド肝を抜くのは、高層ビルからの落下シーン。ももんがみたいなやつね。w
ここは世界で3番目に高い香港の未完成のビル(国際ファイナンシャル・センター。
地上約300メートル、84階建て)で、撮影許可が下りるのに大変な苦労があったのだという。
スタントマン2人がジャンプするだけでなく、それを撮影するカメラマンも一緒にジャンプしなければいけないのだから危険度もMAX。
「地上300メートルからジャンプし、60メートル地点でパラシュートを開かせるというのが最も難しかった」とはスタント・コーディネーターのサイモン・クレーンの弁。まさに皆さん、命知らず!
マサイ族なんだけど、ララとは大学時代の友人というコーサ役のジャイモン・ハンスゥ。
トップモデルを経験後、「不法侵入」「スターゲイト」「アミスタッド」そして忘れちゃいけない「グラディエーター」は良かった♪
悪役一味で注目なのはティル・シュヴァイガー(博士の側近ショーン)とテレンス・イン(中国パートで出演のジェン)。
ティルはドイツの俳優で、「ノッキン・オン・へヴンズ・ドア」「ドリヴン」「レボリューション6」などで、日本でもお馴染み。
今回は悪役だけど、「ドリヴン」の来日時にはとても紳士な優し〜いお方で母国ドイツでは大スター。
そして香港でスターなのはテレンス・イン。と言っても幼い頃にアメリカに移り、カリフォルニア大学バークレー校(優秀!)で哲学を専攻しており英語はペラペラ。
三池崇史監督の「漂流街』」「DEAD OR ALIVE FINAL」など日本映画にも出演。
彼も「悪役顔だから悪役のオファーが多いんだけど、コメディもやってみたい」と語る、素顔は気さくなお兄さんっぽいね。
2003年10月1日(水)ワーナーマイカルシネマズ大宮