お久しぶりです。
以前にエンジンから異音がする云々の書き込みをしましたが、先日プライマリーチェーンを交換しました。
伸び率は0.52%でした。
FZR250のサービスマニュアルを見るとドライブチェーンは0.48%位で要交換ととなっていますね。
チェーンスライダーのパットもリンクプレートの当たる部分が深さ0.7ミリ磨耗していました。
で見るとパットが曲がっています。(角度で言うと7度位)新品を見ると曲がっていません。
パットのキャリアの鉄板も曲がっています。
調整スクリューがキャリアに当たる部分から曲がっているのです。
つまり、調整スクリューがパットをしたから固定しているわけですが常にチェーンから押されています。長い時間をかけて徐々に調整スクリューの当たる部分を支点として曲がってしまった。パットも樹脂製なので一緒に曲がってしまった。
マメに調整しすぎたのかも知れません。
パットは+ビス2本で固定されているわけですが、このビスの+溝がとても細い。
ビスの大きさとしては大の+ドライバーのサイズなのですが小の+ドライバーしか入りません、一発でなめました。
パットキャリアの裏を見るとビスの場所あたりにスポット溶接みたいなあとがあります。
僕はこう考えました。「ビスの雌ネジとしてナットは溶接してあるのだろう、この2つはそのスポット溶接のあとだ」この予想ははずれでした。
ビスの+溝をなめてしまったので、ショックドライバーでガツンと一発かましました。あっさりと緩み、そのまま手で緩めると硬いながらもビスは回り、外れてきました。ネジの先端がギタギタになりながら!(TT)!
つまり事実はこうです。
パットキャリアの鉄板にそのままネジ穴を切り、ビスでパット固定します。で裏側のビスの先端部分を何かで叩いてかしめて、さらにナイロン砥石か何かでキレイに研磨しならした。(そこがあたかもスポット溶接のように見えた)
ですからこのビスを外す場合は、このかしめ部をグラインダーで僅かに削ってからビスを外すとうまくいきます。実際1本はこのようにして外しました。(ショックドライバーはやはり使いましたが)
ビスの+溝もショックドライバーがガッチリ嵌るようにわざと特殊な細い溝なのではないでしょうか?
キャリアの曲がりはハンマーで叩いて直し、ビスはネジロック剤を塗ってそのまま締め付けました。
全く手こずらせてくれます。
修理は推理ですね。
完了後は異音は消えましたね。
クランクシャフトのオイルシールとクラッチのべアリングも交換しいい感じです。
ところでネットで調べると「スポのプライマリーチェーン交換」は情報がないですねー?
ジィアンさんは交換したことないですか?
長々とすいません。