[397]いけだ
挿餌は切らないで!
jun2さん、初めまして。まずはヨウムのお迎えおめでとうございます〜!! 私もヨウムを迎えて2年くらいですが、山あり谷ありを実感しております。
生後3ヶ月といったらまだまだ挿餌が必要な時期のようですよ。日本の鳥の先生は残念ながら持論はあっても、インコ・オウム類の心理・行動・栄養学についてそれほど詳しく勉強していらっしゃるわけではなさそうなので、私なんかはもっぱら海外の文献に頼って飼養しています。海外の一流のブリーダーや行動コンサルタントなどが言っているのは、大型鳥ほど挿餌の切り替えに時間がかかるということ(数ヶ月かかる)、その鳥のニーズに合わせたスケジューリングで挿餌と挿餌の切り替えを進めること、無理やりに挿餌を切ると、のちのちトラウマになって問題行動が発生しやすいということです。それから、大型鳥は外見は成鳥に見えますが、野生下では2、3歳になるまでは親の保護下にあるそうです。ってことは、まだまだ精神は子供だということです。「早く挿餌に切り替えろ」とアドバイスされて、挿餌を切ったためにペットとしての資質が損われた鳥はたくさんいるそうです。アメリカの鳥コミュニティーの人たちは日本よりもインコ・オウム類の飼養歴が長いし、とても研究熱心です。挿餌はjun2さんのヨウムちゃんが「もういい!」と言うまで続けてあげてくださいね。お腹をすかせたらその都度与えると良いようです。フォーミュラ以外にも、栄養価の高い野菜、果物、シードもたっぷり与えるといいと思います。挿餌のフォーミュラは熱すぎても冷ましすぎても食べないそうなので、その辺の温度調整は難しそうですね。アメリカで売られているマッシュダイエットなんて与えてみるのもいいかもしれないですね。
それからしつけ本にもありますが、安全なおもちゃをたくさん与えて、たくさん遊んであげてくださいね。実はずいぶん前にヨウムのブリーダーが書いたヨウム本を個人的に訳したことがあるので、よろしければファイルを転送しますので、メールくださいませ。
目が赤いのは何が原因なのかわからないということですが、セカンドオピニオンとして他の病院にも行かれるといいと思います。幸い関東は鳥専門病院は数件ありますので。。
それと、これが一番大切な点ですが、jun2さんご自身が肝っ玉母さんになったつもりで、どんとこい!くらいの気持ちで接してあげてくださいね。ヨウムは人の感情にとても敏感なので、飼い主さんが不安がると、ヨウムも不安になります。人間の幼児と一緒です。また何かありましたら、遠慮なく書き込んでください!!
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2005年08月26日 (金) 15時55分
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