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No.10334 20240123報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2024年01月23日 (火) 12時37分 [返信]

●メルマガ読者の方のご質問
昨日の日報で、FRIDAY記事の
「巨大津波が関東平野を襲えばあっという間に地盤沈下し、東京だけでなく埼玉の奥地まで水没する危険性があるんです。」とありました。私の暮らしている練馬区。ハザードマップでは、浸水や津波の被害はないようですが、津波被害はありますか。
お答え
2021/9/3発表:産業技術総合研究所で研究成果記事によると、
「千葉県の太平洋岸で歴史記録にない津波の痕跡を発見
副題:約1000年前に発生した房総半島沖の巨大地震によって九十九里浜地域が浸水」
研究成果を簡潔に言うと、
房総半島沖には、太平洋プレート、大陸プレート、フィリピン海プレートが1カ所で接する「プレートの三重点」が存在する。約1000年前の津波堆積物の分布を再現するために津波浸水シミュレーションを行ったところ、これらのプレート境界のうち、フィリピン海プレートに対して太平洋プレートが沈み込む領域が破壊された場合には、
外房地域で地殻変動が起きて、地盤が沈降。その結果、津波で外房地域が大きく浸水したと考えられるということです。津波の痕跡結果と一致する・
また、東日本大震災でも、地殻変動に伴い、地盤が沈降したことも、津波被害を大きくしたことがわかっています。
首都圏の南方沖で巨大地震が発生して、その影響で、東京都が地盤沈降して、津波で大きく浸水する。この可能性はあるかもしれません。
東京都の江東デルタ地帯。東京都東部に位置し,墨田区・江東区 の全域および江戸川区の一部が含まれる. この地域は, 東に荒川,西に隅田川,南に東京湾と水に囲まれており,海抜ゼロメートル地帯が広がっている ため,大規模水害の危険性が指摘されています。
この地域の町中や地下鉄などに津波が侵入する可能性はあると思います。
まずは、ご自分の居住地域が、地盤沈下するような可能性があるかないかを調べてみてはいかがでしょうか。

●1/21報告の補足:房総沖の巨大活断層
1/21報告した房総沖巨大活断層は、海上保安庁およびJAMSTECが取得した原データから新たに作成した90~150mグリッドのDEMをもとに立体視用画像を作成して解析した結果です。
その渡辺教授は、房総沖巨大活断層の研究発表後、雑誌のインタビューで

「陸上の活断層は地形によって認定されています。海底でも同様にできるのです。確かに、他の大地震のように昔の記録もなく、この活断層でどんな地震が発生し、実際にどのような被害になるかは、現時点では分かりません。
ただ、断層の長さから推測すると、一度にそれぞれの断層で地震が起きればM8以上になる可能性があります。断層は南北に走っているので、東西方向に大きな津波が発生すると考えられるのです」

そしてこう力説する。
「重要なのは、ここは大きな活断層はないと考えられてきた地震の『空白域』だったということです。福島沖のプレート境界だって、大地震は起こらないとずっといわれていたのに、東日本大震災が起きてしまった。
ほったらかしにしておいて、本当に大地震が来てからでは遅い。とはいえ、われわれ地形学者が今できるのはここまで。
海底調査が可能な研究者の方々にはボーリング調査をして、過去にいつ地震が発生したのか、今後、どのような被害を生む恐れがあるのかを調べてほしいのです」

海底活断層の解析の補足をすると、
2011-2015年に行われた
「詳細DEM画像による日本列島周辺海域の変動地形学的研究」
https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-23240121/232401212012jisseki/

研究概要
日本列島周辺海域の活断層の分布とその特徴を解明
(引用開始)
2,2011年巨大地震・津波と海底活断層の関連:
三陸中部沖から茨城県沖にかけての日本海溝の海溝陸側斜面下部には長さ約500kmの長大な逆断層が発達する.
この活断層の位置・形状と海底地形の特徴を考慮した震源断層モデルを設定し,
地殻変動と津波シミュレーションを行ったところ,2011年3月11日の地震時に観測された沈降量と津波高に極めて整合的な結果をえた.
(引用終了)

No.10333 20240122報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2024年01月22日 (月) 11時02分 [返信]

すでに千葉や神奈川で地震が続発…
【緊急警鐘レポート】次は首都圏巨大地震か「想定死者は50万人」
『FRIDAY』2024年1月26日号より

(引用開始)
「能登半島北端で100㎞以上にわたり複数の断層がズレるという、1000年から数千年に一度の地震が起きました。日本列島では複数のプレートが押し合っており、内部には大きな亀裂が多数存在します。それが巨大な揺れをもたらす活断層です。同規模の地震が東京で起きたら、想像を絶する被害が予想されます」

こう語るのは、東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次(とおだしんじ)教授だ。

200人以上の死者、安否不明者が出ている能登半島地震。最大震度は7で、地震の規模を示すマグニチュード(M)は阪神・淡路大震災を超える7.6を記録した。

立命館大学環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏は、東京でも巨大地震発生の危機が一層高まっているという。

「能登半島地震は東日本大震災以降、動きを活発化させている太平洋プレートに圧迫された北米プレートとユーラシアプレートが、ぶつかった歪(ひず)みにより生まれました。同様に首都圏の南にあるフィリピン海プレートも、太平洋プレートに圧迫されている。すでに昨年末から、千葉や神奈川で地震が続発しているんです」

フィリピン海プレートと北米プレートの境界には相模トラフがあり、1923年の関東大震災など巨大地震を起こしてきた。次は首都圏が要注意なのだ。

市民防災研究所特別研究員の坂口隆夫氏は、火災による被害を危惧する。

「能登では木造住宅が燃え大火災を起こしました。東京にも木造住宅の密集地域が52ヵ所あります。恐ろしいのは、多くの被災者が一つの場所に集中して避難した時です。関東大震災では、今の両国国技館(墨田区)近くにあった陸軍被服廠(ひふくしょう)跡地に約4万人が避難。しかし炎の竜巻である火災旋風が起き、1時間ほどで3万8000人が亡くなりました」

気象庁の資料などによると、真冬の夕方は一年で最も風が強くなるという。 前出の高橋氏が警戒するのは津波だ。

「相模トラフのような深海で地震が起きれば、より広範囲の海が揺れ巨大な津波が発生します。関東平野の大部分が昔は海で地盤が弱い。私がボーリング調査した結果では、群馬の館林あたりまで海だったことがわかっています。巨大津波が関東平野を襲えばあっという間に地盤沈下し、東京だけでなく埼玉の奥地まで水没する危険性があるんです。 東京の山の手地域は、下町より地盤が強く安全だという印象がありますがとんでもない。山の手を流れる善福寺川などは川底が逆三角形型をしているため、水の勢いが増し通常の河川の2倍の速さで津波が襲ってきます。川を塞いだ暗渠(あんきょ)も多く、けっして安全ではありません」 被害は甚大になりそうだ。

「大地震が首都圏で起きれば、被害は東京周辺にとどまりません。南海トラフ地震を誘発し、東海から近畿地方の広範囲で津波が発生。国は南海トラフ地震の死者を32万人超と試算していますが、私は50万人にのぼると思います」(高橋氏)
能登地震から学ぶことは何だろうか。

「家屋の倒壊や木造住宅の火災、津波から逃れるためには、都内に林立する高層ビルへ避難してください。できれば6階以上へ上がることが大切です」(同前)

未曽有(みぞう)の危機が迫っている。
(引用終了)


★★
「本サイトが予想する首都圏M8クラスの巨大地震の地震前兆のモニタリング」として続けてきましたが、

その裏付けを、Alexey Lyubushin博士の報告や、新妻地質学研究所 月刊地震予報171による伊豆海溝の警戒を引用してきましたが、
今回は、FRIDAYが特集しました。

その中で、特に自分なりに気づいた点を引用します。

●恐ろしいのは、多くの被災者が一つの場所に集中して避難した時です。
首都圏では、避難所の収容人数が圧倒的にたりません。上記のように約4万人の避難者が
ひとつの場所に避難したら、火災でなくとも、避難所内のトラブルは容易に想像できます。
さらに停電や断水が加わります。
マンションで停電すると、ポンプも止まり、断水となります。
自分が都心のマンションに住んでいると仮定したら、どうするか。
まず、家族は都心以外に避難させます。
北関東は、地盤も固く、広い土地があるし、都心から近いので、地震発生前か、発生直後に、北関東の友人に迎えに来てもらい、避難させます。
で、自分はどうするか。水もない、電気もない。避難所は大混雑。
自分はおそらく、蓄電池を買いだめ、風呂に水をためておき、それを大事に使い、地震発生後に早く復旧した公共交通機関の情報を取り、都心を逃げ出し、地方の友人が迎えに来てくれる場所まで、何としても、逃げ出す。その場合、電車バスがないならば、バイクを使います。

●巨大津波が関東平野を襲えばあっという間に地盤沈下し、東京だけでなく埼玉の奥地まで水没する危険性があるんです。
●「家屋の倒壊や木造住宅の火災、津波から逃れるためには、都内に林立する高層ビルへ避難してください。できれば6階以上へ上がることが大切です」

以前に、私なりの津波対策を報告しました。
第1に、スマホのアプリ、逃げトレ:京都大学開発
https://nigetore.jp/
逃げトレは、自分のタイミングで気軽に
できるスマホの個人用避難訓練アプリです。無料です。

第2に、津波ハザードマップ
国土交通省のハザードマップポータルサイトがあります。
https://disaportal.gsi.go.jp/
こちらで、自分や家族や友人の住んでいる地域のハザードマップを簡単に検索、案内してくれます。
1の逃げトレを用いて頭の訓練を津波ハザードマップで確認して、実際に避難訓練をする。

最後に東京都の津波対策。
東京は東京湾の奥で津波被害などないと考えておられる方がいると思いますが、それは間違いです。

https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1677950551-1034-737-466-124.jpg

上記の元禄型関東地震の津波想定を細かく解析し、東京都心ではどこに津波が及ぶかまとめています。
・東京都では、江戸川区・江東区・中央区・港区・品川区・大田区の6区で津波の危険性がある。
・想定される津波の高さは、最大で2~2.7m程度
予想外のこともあるので、上記の地域の方々は、津波ハザードマップなどで、避難訓練も考えてください。
具体的には
https://hudousan-kounyu.com/hazardmap/tokyo/tsunami

No.10332 20240121報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2024年01月21日 (日) 08時31分 [返信]

メルマガ読者からのご質問
「伊豆諸島南部の八丈島から青ヶ島東方沖の海溝軸付近が巨大地震震源域の可能性が次第に高まる」の場合、首都圏の揺れはどの位になるのでしょうか?

ご回答
予想震源域の図示。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1699559792-792-793.jpg

予想震源域その1:伊豆鳥島東方沖の海溝軸付近:
プレート間地震とアウターライズ地震
予想震源域その2:八丈島東方沖の海溝軸付近:
プレート間地震とアウターライズ地震
予想震源域その3:2012年に発見された長大な活断層

予想震源域その2:八丈島東方沖の場合、
首都圏の震度は震度6弱から6強(特に南関東)です。

上図の予想震源域をみてください。
八丈島東方沖付近の地震には、その区域の海溝型巨大地震以外に、2012年に発見された長大な活断層による地震があります。
長大な2つの活断層で、長さは160キロと300キロ以上で、一度にそれぞれの断層全体が動けば、いずれもマグニチュード(M)8~9の地震を起こす可能性がある。

発見したグループの渡辺満久・東洋大教授(変動地形学)は
「ノーマークで未調査の活断層。強い揺れや津波が関東南部や東海地方に及ぶ可能性がある」「いずれも大地震を何度も繰り返してきた可能性が高い」

この長大な活断層によるM8-M9の地震も考えられるため、首都圏の震度は最高、震度6弱から6強と推察しました。

さらに、東日本大震災では、
宮城県沖の震源位置でプレート境界の断層破壊が始まり,南側の破壊は茨城県沖まで連鎖して、破壊されていき、M9の超巨大地震となりました。

それと同じことが、今回の予想地震でも起こる場合、破壊が、北側の房総半島南東沖のプレートの三重会合点まで及ぶ可能性があります。

その房総半島沖の「プレートの三重点」。
太平洋プレート、大陸プレート、フィリピン海プレートが1カ所で接する

今から1000年前に発生したプレートの三重点での巨大地震の解析結果によると、
これらのプレート境界のうち、フィリピン海プレートに対して太平洋プレートが沈み込む領域が破壊された場合、比較的小さなすべり量でも九十九里浜地域を大きく浸水させる津波が発生することがわかっています。

そうすると、揺れの強さは、上記の震度6弱から6強のさらに一段上の震度7も想定されます。

M8.5を超えるような巨大地震になると、想像を絶するようなことが起こります。
震度7も想定して、ご自分でできる最大限の防災の準備をお願いします。

また、1972年M7.2の八丈島東方沖地震では、京王プラザホテル(47階建、170 m)では、44階のレストランでは高層ビル特有の長周期地震動が発生して客などが一時騒然となった。

タワマンの高層階にお住いのご友人がいれば、長周期地震動の防災もすすめてあげてください。
20240106報告で、 防災対策のまとめを載せています。この中に長周期地震動対策も詳述しています。


No.10331 20240116報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2024年01月16日 (火) 11時15分 [返信]

【まとめ】
●東北方面:強い地震発生予想中
1/10-1/15 北日本FM局地震エコーが続く。特に1/15は非常に長い地震エコー観測
1/14:福島県浜通りで長時間の彩雲、1/15宮城県で磁力低下現象
未だ激しい前兆が継続中です。

●本サイトが予想する首都圏M8クラスの巨大地震の地震前兆のモニタリング
4種類の地震前兆。
第1項の千葉九十九里浜ラドンが、12/28-1/10 減衰していたが、その後リバウンド
第4項の東京スカイツリー送信静岡県西部受信のルートの24時間継続タイプの伝搬異常が継続中。166日間継続中。ウルトラ異常です。
この第4項が収束しないかぎり、地震発生準備はできない。

新妻地質学研究所 月刊地震予報171)2023年11月19日・24日の伊豆海溝域MarianaM5.9とM6.9,2023年12月の月刊地震予報において

「伊豆海溝域は,11月にMarianaでM6.9・M5.9が発生したが,10月にも伊豆裂開震源帯RifIのM6.3が起こり,八丈島の津波と硫黄島の噴火があり,警戒が必要である.」

本サイトでは、房総半島南東沖から伊豆諸島南部で巨大地震と予想してきましたが、
伊豆諸島南部の八丈島から青ヶ島東方沖の海溝軸付近が巨大地震震源域の可能性が次第に高まる。この点は、後日さらに詳述します。

●能登半島方面
1/10:能登半島・石川県から西方沖に大気重力波が広がっています。
1/1に報告した石川県の放射線量グラフ
再度、1/13と1/15に大きな異常が発生。12/31の前兆とほぼ同じです。
再度の大きな地震が懸念される状況です。
志賀町からその沖合にある活断層や能登地方中部の邑知潟(おうちがた)断層の誘発地震も警戒です。

【内容】
東北方面
20240105報告で東北方面強い地震に警戒と報告
20240109報告で
1/7,1/8,1/9と北日本FM局の地震エコーが継続中なため、地震発生スタンバイにならず
その続報です。

1/10-1/11 短時間の北日本FM局地震エコー
1/12-1/14 3-4時間程度の北日本FM局地震エコー
1/15 15時間継続という非常に長い北日本FM局地震エコー

1/14-1/15
本サイト空の掲示板 1月14日13時前
福島県浜通り北部の空  長時間 彩雲
1/15朝の報告
宮城県で 磁力低下現象 冷蔵庫のマグネットの落下がありました。


No.10330 20240111報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2024年01月11日 (木) 11時49分 [返信]

【まとめ】
1,能登地震による周辺活断層影響の解析図
活動促進と解析された
志賀町からその沖合にある活断層
能登地方中部にある邑知潟(おうちがた)断層:
断層全体動けばM7.6
その地域に大気重力波が1/10に発生
次の図に示した。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1704941302-949-751.jpg

今後は、1/1に報告したように、石川県の放射線量グラフで、大きな異常が発生すれば、さらに地震発生可能性が高まります。その時は報告します。

2,同じく、1/10、衛星画像では、上記の前兆発生と同時に、伊豆諸島の広範囲で大気重力波が発生した。これらの地域は巨大地震予想震源域の一部
3,両者の前兆が同一日に発生したことが注目されます。

【内容】
●2024/1/10の前兆
本サイト空の掲示板
https://bbs3.sekkaku.net/bbs/ikaseinoti/

No.48248 1月10日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9 号
衛星画像からは、能登半島・石川県から西方沖に大気重力波が広がっています。
伊豆諸島の広範囲で大気重力波が発生しています。

★★
昨日報告東北大学遠田晋次教授の能登地震による周辺活断層影響の解析図
活動促進と解析された
志賀町からその沖合にある活断層
能登地方中部にある邑知潟断層
その地域に大気重力波が1/10に発生

邑知潟(おうちがた)断層帯は、石川県の中部に分布する活断層帯です。
 邑知潟断層帯は、石川県七尾市から鹿島郡中能登町、羽咋(はくい)市、羽咋郡宝達志水(ほうだつしみず)町を経て、かほく市に至る断層帯です。
全体の長さは約44kmで、ほぼ北東−南西方向に延びています。

将来の地震発生の可能性
 地震の規模  : M7.6程度
 地震発生確率: 30年以内に、2%(やや確率が高いグループ)
断層の南東側が相対的に2−3m程度高まる段差や撓みが生じる可能性があります。


No.10329 20240110報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2024年01月10日 (水) 13時42分 [返信]

断層間相互作用や応力伝播に着目し、地震の連鎖や余震活動の予測手法の開発に取り組んでいる東北大学遠田晋次教授が能登地震についての報告会で解析結果を報告された。
その報告を各紙伝えていますが、ここでは、2つの報道を引用します。

●khb東日本放送 2024/1/9
能登地震“土地の隆起と活発な地震活動”
原因は「海底の活断層」 東北大教授が指摘
https://www.khb-tv.co.jp/news/15106543

能登半島地震について研究者らが報告会を開き、今回見られた土地の隆起と活発な地震活動の原因がどちらも「海底の活断層」だったと指摘しました。

東北大学 災害科学国際研究所 遠田晋次教授 「海岸線から数キロ沖合にある活断層なんです。この辺り全部、活断層。未知の断層が今回動いたのではなく、この活断層群が動いた。(陸地の下にかかるから)地震動は真下で強くなり、断層が海にかかっているので津波を発生させたということになる」

 東北大学の遠田晋次教授はさらに、能登半島は地質学的に見て土地の隆起が非常に激しく、「その原因も沖合にある活断層だ」とも指摘しました。

 今回の地震で4メートル隆起したとの報告もあることから、「3000年から4000年眠っていた活断層が動いたことになる」とも分析しています。

●TBS NEWS DIG 2024/1/9
「3000~4000年間、眠っていた活断層が動いた」
東北大・遠田教授 余震は数十年残る可能性も 能登半島地震
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/931800?display=1
(一部抜粋)
この断層が動いたことにより、▼富山湾にある活断層は動きにくくなった一方、▼志賀町からその沖合にある活断層や、能登地方中部にある邑知潟断層は動きやすくなった可能性があるとしています。

★★
東北大学での研究会資料が公開されています。
上記のTBS NEWSが伝えた今後の別の活断層の影響評価の部分のみを下記に示します。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1704861527-951-758.jpg
図中で、赤やオレンジで示された活断層は活動促進と解析された
一方、空色や青色でで示された活断層は活動抑制と解析された

No.10328 20240109報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2024年01月09日 (火) 14時36分 [返信]

〇東北方面強い地震に警戒:105報告続報
1/7,1/8,1/9と北日本FM局の地震エコーが継続中なため、地震発生スタンバイにならず

収束と推察したら、また続報します。

●本サイトが予想する首都圏M8クラスの巨大地震の地震前兆のモニタリング

4種類の地震前兆。
第1項:千葉九十九里浜ラドンはリバウンドは終了し、大きく減衰中。平均値以下でほぼ収束と推察
第2項:東京多摩東部のELF帯電磁波異常は収束。
第3項:東京スカイツリー送信静岡県西部受信ルートウルトラ伝搬異常は未だ継続中
第4項:植物生体電位観測異常変動のピークが11/22-11/29と判断されたが、この対応地震は1/1の能登半島地震と推察した。
     また新しい、異常が1/6をピークにして観測中

総じて、第3項と第4項の異常が継続中のため、地震前兆収束地震発生準備完了とはならず。



第1項 大気中ラドン濃度
千葉九十九里浜では、12/5-12/11:68-76ベクレル、12/17-12/22:凡そ1100ベクレル
12/28:60ベクレル、大きく減衰

第2項 東京多摩東部のELF帯電磁波異常
収束89日経過

第3項 首都圏VHF帯放送波の伝搬異常
東京スカイツリー送信静岡県西部受信のルートで
160日間24時間継続中という、ウルトラ異常が継続中。

第4項 植物生体電位観測
植物生体電位観測異常変動(千葉県八街と神奈川県相模原市)のピークが
11/22-11/29と判断されたが、この対応地震は1/1の能登半島地震と推察した。

また新しい、異常が千葉県八街で1/6をピークにして観測中です。
前回、2024年1月が巨大地震発生となると推察したことは、1月下旬か2月に延期される。

巨大地震というのは、前兆期間が著しく長く、丁寧に前兆観測を判断するしか方法はないです。

また、能登地震で未だ余震が継続しているように、大地震や巨大地震はその発生後の余震も長いです。

大正関東大震災の震源域は、相模湾から神奈川県西部ですが、
発生後の2日間でM6-M7の13回の強い余震が関東地方全体で発生した。

また、大震災から半年後に、神奈川県西部で、M7.3の丹沢震災地震が発生した。

No.10327 20240106報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2024年01月06日 (土) 12時51分 [返信]

今日は防災対策のまとめです。
これまで本サイトでまとめた防災対策の再掲載です。

●低体温症をどう防ぐか
宮城県石巻市の石巻赤十字病院が勧める低体温症対策。
段ボールベッドと「熱を逃がさない寝袋」を使ってほしい。

〇熱を逃がさない寝袋⇒
デュポン(TM) タイベック(R)ソフトウェア ESB
2着セットで2000円程度::アマゾン、楽天、yahooなどで購入できます。

〇段ボールベッド⇒避難所になければ
BasicStandard アルミシート サバイバルシートなどの断熱シート:1500-1600円
エアーベッド:例えば
アイリスオーヤマ エアベッド ダブルアクションポンプの専用ポンプ付き:2000円程度
(車中泊をお考えの方も、熱を逃がさない寝袋とサバイバルシートをお勧めします)

〇衣類以外の必需品は、使い捨てカイロ。
一つずつ両手で持っていると体が温められ、かなり楽になるという。

●津波対策
〇大きな津波が来れば、多くの人が溺死で犠牲になる。津波にのまれると、人はもう浮き上がれない
〇ライフジャケットの着用が勧められる。特に、震源域に近い外房、相模湾、伊豆諸島、伊豆半島地域に近い方は特にご検討ください。

〇これからできる津波対策
第1に、スマホのアプリ、逃げトレ
https://nigetore.jp/
逃げトレは、自分のタイミングで気軽に
できるスマホの個人用避難訓練アプリです。無料です。

第2に、津波ハザードマップ
国土交通省のハザードマップポータルサイトがあります。
https://disaportal.gsi.go.jp/
こちらで、自分や家族や友人の住んでいる地域のハザードマップを簡単に検索、案内してくれます。

1の逃げトレを用いて頭の訓練を津波ハザードマップで確認して、
実際に避難訓練をしてください。

●関東大震災から100年! 防災のプロが見直す「もしもの備え」
https://weathernews.jp/s/topics/202307/260275/

この中から、要点をピックアップします。
◎「ライト(あかり)」 「スマホ」 「ラジオ」 は必須アイテム
スマホには、予備のバッテリーを最低2本は準備しておきましょう。

◎電気レスでも代替できる道具を揃える
例えば、調理家電などの台所の機能がほぼ全滅してしまいますので、
「カセットコンロ」は必需品として準備したい。

マンションにお住まいの方だと、停電によって断水になる可能性が高いので、
トイレを代替する機能が必要になります。
家族の人数分ぐらいの「非常用トイレ」などを準備しておくと安心でしょう。

◎災害発生時には「命」と「生活」を守る“2段構えの備え”が大切
〇災害時に命を落とさないための準備
地震のような突然発生する災害では、家具が倒れて命を落とすケースも少なくありません。
そういう意味でも、まずは家を壊さない、家具を倒さないという準備など、生き延びるための対策

◎生き延びるための準備
緊急時に持ち出す荷物を揃えておく。
ハザードマップなどで、家の周辺の危険地帯を知っておく。

●長周期地震動対策
タワーマンションの高層階の方はぜひ対策をお願します。
巨大地震では、最大の揺れ幅は6メートル、時間は10分以上続くという想定もある。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/select-news/20230301_01.html


<平時からの対策>
●棚などの家具をしっかり固定/キャスターにはストッパーをかける
●可能なら壁や廊下に手すりを設置
●けが人を地上まで運ぶ道具を用意し、搬送の訓練をしておく

<揺れた時の対策>
●揺れが小さいうちにエレベーターホールや廊下など家具のない場所に逃げる
●揺れで飛ばされてケガをしないように姿勢を低くし、手すりなどにつかまる
●家具がぶつかって割れる可能性がある窓から離れる
●机の下にもぐるときは、脚をしっかりおさえる
●あわてて非常階段を使わない。人が殺到すると事故が起きる
名古屋大学 福和伸夫 名誉教授
「大事なことは『けがをしない』ことです。
高層ビルではエレベーターが止まる可能性が高く、けがをしてしまうと、1階まで降りるのは非常に困難になる。
平時からの備えに加えて、長周期地震動に襲われると、だんだん揺れが強くなることを頭に入れ、冷静に動けるようにしておくことが大切です」


後は、能登半島地震以降、NHKでまとめられた防災対策、参考になります。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/20240102_01.html



No.10326 20240105報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2024年01月05日 (金) 03時20分 [返信]

【まとめ】
東北方面強い地震に警戒:下記理由
〇Alexey Lyubushin博士の大地震、巨大地震推定エリアの月別解析
2023年10月、11月(12月はまだ公開されず)の東北(北海道も含む)の赤の異常

〇20231214報告再掲載
福島方面の顕著な前兆、その後、北日本FM局の地震エコーが継続するも、1/2には収束

〇横浜市送信茨城県沿岸部受信のルートの伝搬異常:1/4報告
2023/9/9-12/29111日間の24時間継続の伝搬異常
収束して、7日間経過。危険域となる。

【内容】
●20240102報告その2続報
Alexey Lyubushin博士が提供する日本の大地震、巨大地震推定エリア
1/2報告その2で説明した下記図

https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1704135165-1032-803.jpg

2023年10月、11月(12月はまだ公開されず)の東北(北海道も含む)の赤の異常

●20231214報告再掲載
〇福島方面の顕著な前兆
「福島県を心に強い地震に警戒ください。M6以上、震度5弱以上の強い地震と推察します。」

その後、北日本FM局の地震エコーが群馬大学のシステムで観測されていました。
その地震エコーが、1/2以降、収束しています。

No.10325 2024104報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2024年01月04日 (木) 11時31分 [返信]

【まとめ】
●巨大地震発生前の前駆活動
巨大地震発生前の前駆活動を東日本大震災と比較した。
巨大地震発生の発生13時間後に、長野県北部において発生したM6.2の地震に着目した研究が2021年に京都大学から公開された。
長野県北部地震は、巨大地震発生後の誘発地震だから、巨大地震の前震とは関係ないと思われるかもしれません。しかし、その研究概要を読むと、次のことがわかります。
「3/12長野県北部地震は、巨大地震の前駆活動と関連している」

さて、長野県北部地震の震源にも近い2024/1/1能登半島地震。
その発生前後一週間12/28-1/4の日本の地震活動。

能登半島周辺で活発な余震が続いていますが、その反対側の関東の南方沖でも微小地震がやや活発です。房総半島南東沖付近では、微小地震が一直線に並んでいます。

今後、定期的に、地震活動をモニタリングして、どの地域がさらに地震活動が活発化すると見極めたいと思います。

●2023/12/31のモニタリング続き
本サイトが予想する首都圏M8クラスの巨大地震の地震前兆のモニタリング

4種類の地震前兆。
第1項、第2項、第4項は変わらず。

第3項の首都圏VHF帯放送波の伝搬異常
東京スカイツリー送信静岡県西部受信のルートの24時間継続タイプの伝搬異常が継続中。155日間継続中。

ところが、
横浜市送信茨城県沿岸部受信のルートの伝搬異常。2023/9/9から24時間継続の伝搬異常が
12/29に正常に戻り、収束した。
伝搬異常期間は、111日だった。

2014/11/22:長野県北部震災地震:M6.7前、
一か月間24時間継続の伝搬異常が発生。
収束7日後にこの震災が発生した。

今回の111日間24時間継続の伝搬異常、全く初めての経験です。
上記経験則に従えば、茨城沖や房総沖で大きな地震が発生するのでしょうか。

【内容】
●巨大地震発生前の前駆活動
次の図を見てください。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1704305958-1234-691.jpg

左側は、東日本大震災前後2011/3/9-2011/4/8までの期間の地震活動を示しています。

311に東日本大震災が発生して、それに引き続く内陸断層での地震活動の活性化がみられます。3/12;長野県北部M6.7、3/12:秋田県沖M6.4、3/15:静岡県東部M6.4などです。

特に、巨大地震発生の発生13時間後に、長野県北部において発生したM6.2の地震に着目した研究が2021年に京都大学から公開されました。
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2021-04-19

巨大地震発生後の誘発地震だから、巨大地震の前震とは関係ないと思われるかもしれません。しかし、研究概要を読むと、次のように記されています。

「前震とみられる微小な地震活動の分布が、M6.2 (長野県北部地震)の
地震の震源付近から南西へ2km 程度の線状に延びて分布することが明らかになりました。この前震活動には、時間とともに南西側から次第に本震付近へと移動していく傾向が見られ、特に本震発生前の1 時間には、本震のごく近傍において顕著な活発化を示します。
このような前震活動の移動および活発化は、内陸断層の局所的なゆっくり滑りの可能性を示す重要な証拠であると私たちは考えています。」

つまり、3/12長野県北部地震は、巨大地震の前駆活動と関連しているということです、

右側は、2024/1/1能登半島地震前後一週間12/28-1/4の日本の地震活動です。
能登半島周辺で活発な余震が続いていますが、その反対側の関東の南方沖でも微小地震がやや活発です。
房総半島南東沖付近では、微小地震が一直線に並んでいます。

今後、定期的に、地震活動をモニタリングして、どの地域がさらに地震活動が活発化すると見極めたいと思います。




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