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No.10223 20230503報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2023年05月03日 (水) 02時24分 [返信]

本日は、4/29報告の続報です。
4/29報告では、予想する巨大地震の最も大きな震災被害予想は、
本州と九州太平洋側を襲う巨大津波です。

ゴールデンウイーク期間中に、津波ハザードマップの確認、避難ルートの設定、避難訓練などを行うことをお勧めします。
津波ハザードマップは、その地域の最大の津波を想定して作成されています。

このように報告しました。津波避難訓練を行って、凡そ、避難にかかる時間がわかると思います。
ただ、問題なのは、津波が到達するまでに、無事に高台の避難所に到達しているかということです。

下表は、予想震源域の鳥島沖、八丈島沖、房総沖地震の主要都市に到達するための時間です。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1682923752-969-798.jpg

津波の伝わる速さは、(波の高さ+水深)×重力加速度の平方根で表されます。
深度と比べて津波の高さは極めて小さいのでほとんど無視できます。
そのため、地震の規模が上記の表で示した地震より大きくても、あまり、津波到達時間に影響されませんので、上表は目安になると思います。

1,鳥島沖地震 津波到達時間:第一波到達時間を示します。
千葉県房総半島最南端:55分、伊豆半島最南端:72分 
三重県南部尾鷲市:90分、高知県土佐清水:95分

2,八丈島沖地震 津波到達時間:第一波到達時間を示します。宮城県宮古市:72分、茨城県大洗市:52分、千葉県勝浦市:23分
神奈川県横須賀市:35分、静岡県御前崎市:55分
紀伊半島最南端区串本町:68分、高知室戸岬:86分
宮崎県日南市:118分です。

3,房総沖地震:延宝房総沖地震タイプを想定しています。
津波高さ1mが到達する県別の最短時間
福島県:30分 茨城県:26分 千葉県:9分 神奈川県:9分 静岡県:31分

「千葉県 元禄地震及び延宝地震津波浸水予測図整理表」をネット検索する。
市町村別に津波の到達時間を詳細に知ることができるPDFでダウンロードできます。
神奈川県は津波浸水予測図 元禄関東地震タイプでみてください。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4i/cnt/f532320/p892750.html
★★
津波到達があまりに早く、避難ができない可能性がある場合には、防災用ライフジャケットを用意することも推奨されています。

No.10222 20230429報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2023年04月29日 (土) 03時08分 [返信]

●本サイトが予想する首都圏M8クラスの巨大地震による震災地震

1,本サイト浅間山山麓の長野県軽井沢観測点と千葉県九十九里浜観測点の大気中ラドン濃度の8年間(2017-2023年)のラドンガス異常変動
千葉九十九里浜のラドンのみが、未だ異常値を観測中。
収束傾向を示したら、東日本大震災時の異常と比較しながら、8年間のラドン変動を図表をもとに詳しく解説します。

2,東京多摩東部のELF帯電磁波の異常
2022/5/19から2023/4/4まで、320日、10.5か月継続し、収束した。
「東日本大震災におけるELF帯電磁波観測の異常期間:4か月」の
2倍以上の期間となった。

4/5-4/28は収束静穏化継続

上記東日本大震災時のその観測における収束日から地震発生日の期間を、今回の前兆に当てはめると、5月14日頃の巨大地震発生となる。
超巨大地震のELF帯電磁波異常前兆が1回しか実績がないので、地震発生までの誤差はかなりあると推察する。
1のラドン異常と合わせて、さらに解析します。

3,直前前兆
さらに、直前前兆(3-7日)を示す私オリジナルの解析図。
最も大きな直前前兆(第1段階)は、3/1-4/16の期間でした。
現在は、第2段階が進行中です。
第2段階が終了すると、いよいよ最後の巨大地震発生が近い第3段階となります。

ただ、M8.5-M9という超巨大地震が予想され、地震の規模が超巨大ですので、この直前前兆さえ、かなりゆっくりと進んでいます。
この解析図も、本番時には、図表をもとに詳しく解説します。

●本サイト3/6報告
Alexey Lyubushin博士が2022/10/20に
日本のF-net(広帯域地震観測網)のデータ解析結果の図表が公開された。
その中から、私が
日本の次の巨大地震の震源域と地震規模の推察に役立つ図表を選定した。
その結果、

〇三宅島、八丈島、明神礁、鳥島などの伊豆諸島南部が震源候補
〇地震の規模は、データだけ見ると、東日本大震災前の2010年より大きいピークが2021年に発生しているため、東日本大震災と同等以上の地震規模M9以上の可能性がある。

〇地震発生予想期間:2023年3-5月

ただ、2023/10/20に公開されたロシア科学アカデミー:地震学部門の会議の議事録からは、
予想震源域が、伊豆小笠原海溝であり、他の海溝と構造が異なるために、
日本海溝で発生した東日本大震災と同じと考えるべきではない。
M9ではではなく、M8.5-8.7クラスの巨大地震と推察された。

★★
本巨大地震の震源が、房総半島南東沖から八丈島周辺であれば、かなり強い揺れ(震度6弱-震度7)が予想されますが、最も大きな震災被害予想は、本州と九州太平洋側を襲う巨大津波です。

ゴールデンウイーク期間中に、津波ハザードマップの確認、避難ルートの設定、避難訓練などを行うことをお勧めします。

1,津波ハザードマップ

国土交通省のハザードマップポータルサイトがあります。

https://disaportal.gsi.go.jp/

こちらで、自分や家族や友人の住んでいる地域のハザードマップを簡単に検索、案内してくれます。

2,スマホのアプリ:逃げトレ
https://nigetore.jp/

逃げトレは、自分のタイミングで気軽に
できるスマホの個人用避難訓練アプリです。

無料です。

訓練なんてしたことないし、初めてでどうしたらいいかわからないという方に、スマホでまずは、机上で訓練できます。

例えば、避難ルートを作ってみて、これでいけると判断しても、このアプリを使うと、危ないルートだったなんてことがわかります。

No.10221 20230428報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2023年04月28日 (金) 10時46分 [返信]


●新妻地質学研究所へようこそ
https://www.niitsuma-geolab.net/
月刊地震予報163)日本海溝域のM6.2,2023年4月の月刊地震予報
2023年4月11日 発行

詳細はお読みください。
気になる部分のみ引用します。

「日本海溝域 B では新幹線が脱線した東北前弧沖震源帯阿武隈震源区ofAcAbkの2022年最大CMT解M7.4P(月刊地震予報151)以降,静穏化し,
Plate運動面積に対する積算地震断層面積比は0.998にまで低下し,
この1年の間にM7.4級のPlate運動歪が既に集積している」

「伊豆・小笠原海溝域OgsIzu C のPlate運動面積に対する累積地震断層面積比は0.240と静穏化しているが,今月2023年3月20日から25日にM4.7からM5.3+pがあり,活発化の前兆とも考えられる.
伊豆海溝域は,琉球海溝域と同調して活動するので(月刊地震予報159),琉球海溝域についても警戒が必要である.」

★★
東北太平洋側では、この1年の間にM7.4級のPlate運動歪が既に集積している
伊豆小笠原海溝域では、静穏化していたが、活発化の兆候がある。


No.10220 20230424報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2023年04月24日 (月) 07時24分 [返信]

【まとめ】
巨大地震予想震源域の一つである房総沖地震について、まとめました。
M8以上の巨大地震は、3件知られている。そのうち二つは津波地震。
凡そ1000年前、400年前、350年前、
その後、M8以上の房総沖巨大地震発生なし
具体的には下記の3件
平安~鎌倉時代:M8.5程度、地殻変動(房総半島)、大津波
慶長地震:M8前後(南海トラフ地震、伊豆小笠原海溝地震の諸説あり)
延宝房総沖地震:津波地震:M8.3

1900年以降のM7以上の大地震では、
1909年の房総沖地震では、2回(M6.5とM7.5)発生。
23時29分:M7.5:本震。8時19分:M6.5:前震

1953年のMw 7.9の地震では、銚子で大津波。
その後は、M7以上の房総沖地震は発生していません

【内容】
過去の地震を古い順に並べます。
●千年ほど昔の平安~鎌倉時代:M8.5程度
房総半島沖でマグニチュード(M)8.5程度とみられる未知の巨大地震が発生。
千葉県・九十九里浜地域が大津波に襲われた可能性を示す痕跡を確認した。房総沖の震源域が、10メートル程度ずれ動くことで海底が変形して津波が発生し、海岸付近が断層の動きで沈降し、津波の浸水範囲が広がったらしい。

千葉県の太平洋岸で歴史記録にない津波の痕跡を発見
副題:約1000年前に発生した房総半島沖の巨大地震によって九十九里浜地域が浸水
2021/9/3発表:産業技術総合研究所
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2021/pr20210903/pr20210903.html

1000年前に発生した房総沖巨大地震の再来
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE02AGP0S1A900C2000000/
千年前、房総沖でM8級地震か 未知の大津波の痕跡

●1590年3月21日(天正18年2月16日)
安房国:あわのくに(千葉県南部)で発生。
2mの隆起が起き、潮が引いて3キロの干潟が形成されたという。

●1605年2月3日(慶長9年12月16日):慶長地震マグニチュード (M) 8前後
震源については諸説あり、
大森房吉は房総沖としているが、今村明恒は東海・南海道沖(南海トラフ)としている。
伊豆諸島東方沖が震源とする最近の研究成果もある。
地震動による被害は少なく大津波による被害が本州太平洋側に多く残る。

●1677年11月4日(延宝5年10月9日夜五つ時(亥刻)(20-22時頃)。
「延宝房総沖地震」
地震動による被害が確認されないのに対し、津波被害が顕著な津波地震。
その約半年前には、三陸沖北部が震源と推定されている延宝八戸沖地震があった。

揺れは顕著でなかったが、千葉県、茨城県、福島県の沿岸部に大津波が襲来した。
陸奥岩城から房総半島、伊豆諸島および尾張などにかけて大津波に襲われた。

被害は流潰家1893軒、死者数569人とされるほか、陸前、紀伊、八丈島、青ヶ島にも津波記録が残っている。

https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1661653015-1036-753.jpg


2014年、東北学院大、東北大などのチームによれば、地震の規模はM8.34、
津波の最大高は17m(銚子)、最大遡上高は20m。
標高10mの池の堆積物を調べ、コンピュータシミュレーションをした

H Yanagisawa 著
Tsunami earthquake can occur elsewhere along the Japan Trench - Historical and geological evidence for the 1677 earthquake and tsunami -
Journal of Geophysical Research: Solid Earth 121(5),2016
DOI:10.1002/2015JB012617

●1909年房総沖地震
1909年(明治42年)3月13日の8時19分にM6.5、23時29分にM7.5の地震が発生した。
23時29分のM7.5が本震
https://jishinfo.net/quake/190903132329.html

8時19分のM6.5が前震

●1953年房総沖地震
1953年(昭和28年)11月26日2時49分に発生した地震。
震源の位置は、北緯34度9分24秒 東経141度24分12秒、規模はM7.4(Mw 7.9)。
銚子付近で2-3mの津波を観測。この地震では初めて津波警報(大津波)が発表された。

●1984年(昭和59年)9月19日、
房総半島南東約200km沖合の海溝三重点付近で発生したM6.6の地震。
南関東を中心に広範囲で有感となり、館山、三宅島、八丈島で震度4を観測した。
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.html#19840919020241

No.10219 20230423報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2023年04月23日 (日) 02時49分 [返信]

20230226報告の続報です。
「M7以上の大きな地震が予想されます」と226報告では予想し、
2023/3/28青森県東方沖M6.1最大震度4の地震が発生しました。

ところが、次の図に示すように、地震エコーも大気重力波も
4月に入っても、続いています。

https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1682185121-940-748.jpg

地震エコーは、4/9,4/10,4/13,4/17,4/22と一日当たり10時間程度の長時間発生。

大気重力波は、東北地方に、4/13以降は、ほぼ毎日発生。

もうしばらく、大きな地震に警戒ください。

岩手県奥州市、福島県相馬市、福島県いわき市の観測点で流星電波観測のノイズの量がさらに明瞭になったら、再度報告します。

No.10218 20230422報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2023年04月22日 (土) 03時07分 [返信]

大正関東地震の巨大地震です。
●概略
関東地震は、1923年(大正12年)9月1日に南関東を中心に発生した巨大地震であり、関東大震災を引き起こしたことで知られる。
なお、元禄16年(1703年)の地震も本地震と類似のメカニズムで起こったと考えられており、本地震を大正関東地震、1703年の地震を元禄関東地震と称する場合もある。
また、これらの地震は相模トラフのプレート境界に沿って発生したと考えられており、相模トラフ巨大地震とも総称される

●地震の規模
中央防災会議の首都直下地震モデル検討会による大正関東地震断層モデルでは
Mw8.2と見積もられており、同検討会はこのモデルの方が地殻変動や津波の高さの再現性が良いとしている。

●地震の多元性
今村(1929)は、地震波の記録から本地震は3つの異なる発震点から始まった多元地震であるとし、第一元は相模湾中央、第二元は丹沢山地方面、第三元は再び相模湾の小田原沖に戻ったとした。

北アメリカプレートとフィリピン海プレートがずれ始めたのち破壊は40秒から50秒かけて放射状に広がり、北は現在の川崎市の地下35km、南は現在の館山市の地下5km、東は房総半島端にまで広がり全体で長さ130km、幅70kmの岩盤(断層)が平均で2.1mずれた(金森(1971)の断層モデル)。

武村ら(1995)は、今村式2倍強震計の解析や体験談から、特に強い揺れを生んだのは破壊開始から数秒後に起きた小田原 - 秦野の直下での岩盤破壊(第1イベント/第一震)と、その約10 - 15秒後に始まった三浦半島の直下の破壊(第2イベント//第二震)であり多重震源地震としている。

第1イベントに近い小田原では揺れ始めてすぐに上下水平の強い揺れが襲い10 - 20秒間位やや弱まった後、再び強い水平動が襲ってきた。
第2イベントに近い鎌倉や藤沢では最初の揺れはやや弱かったが、暫くして強い揺れが襲ってきたという。
東京でも、例えば中央気象台の地震掛であった中村左衛門太郎の体験談では主要動の途中で振動方向が南北から東西に変化したという。
これら2つのイベントが組み合わさっていることから、
「双子の地震」や「2つの地震の組み合わせ」などと呼ばれることもある
●地盤の隆起と沈降
この地震によって上盤の北米プレートが南東方向にフィリピン海プレートにのし上がり、房総半島南部で隆起、丹沢山地など内陸部で沈降した。
この沈降により丹沢山地では土石流が発生した。
元禄地震でも同様の地殻変動と思われる記録があり、また房総半島南部には大正関東地震、元禄地震およびそれ以前の地震の際に隆起したと見られる海岸段丘が発達し、元禄地震による段丘は特に段差が大きい。
房総半島のうち震源に近い南部地域や相模湾に接する三浦半島全域、相模湾北岸(現在の江ノ島がその例である)などで地盤の隆起が確認され、東京府南葛飾郡地域では地盤の沈降が確認された。
隆起や沈降量は、陸地測量部および海軍水路部による測量結果から推定された

地域 隆起・沈降 隆起・沈降量
九重村 隆起 1.81m
北条町 隆起 1.57m
大磯 隆起 1.81m
茅ヶ崎 隆起 1.4m
初島 隆起 1.8m
江ノ島 隆起 0.9m
旧平井村:現在の自治体江戸川区、葛飾区
沈降 0.38m
砂町 沈降 0.27m
亀戸 沈降 0.24m

●前震
8年前 大正4年11月、東京で有感地震が過去最多の18回。その後地震は沈静化。
1 - 2年前
大正10年(1921年) 茨城県南部で地震(M7.0)。竜ケ崎地震とも呼ばれる。
大正11年(1922年) - 浦賀水道で地震(M6.8)、25人が死傷。
2 - 3ヶ月前
大正12年(1923年)5 - 6月、
茨城県東方で200-300回の群発地震(有感地震は水戸73回、銚子64回、東京17回)。

●余震
9月1日:12:01 M7.2東京湾北部
東京23区や神奈川県東部の横浜・川崎で強く揺れを感じる。
同12:03 M7.3 神奈川県・山梨県・静岡県県境付近 –
神奈川県西部、静岡県東部、山梨県で強い揺れを感じる。
同12:17 M6.4 伊豆大島近海
同12:23 M6.5 相模湾
同12:40 M6.5 相模湾
同12:47 M6.8 山梨県中・西部
同13:31 M6.1 静岡県東部
同14:22 M6.6 静岡県伊豆地方
同15:19 M6.3 茨城県沖
同16:37 M6.6 静岡県東部

9月2日
同11:46 M7.3 千葉県南東沖
同18:26 M6.9 千葉県東方沖
同22:09 M6.5 静岡県伊豆地方

大正13年(1924年)1月15日05:50 M7.3
神奈川県西部(丹沢地震)
死者19名、負傷者638名

No.10217 20230418報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2023年04月18日 (火) 03時44分 [返信]

巨大地震の特徴を再度報告します。
今回予想の巨大地震に通じるためです。
本日は東日本大震災、次回は大正関東地震(関東大震災)です。

東北地方太平洋沖地震は、2011/03/11:14時46分に日本の三陸沖の太平洋を震源として発生した超巨大地震です。
気象庁による正式名称は
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」。

地震の規模はMw9.0(気象庁)で、国内の観測史上最大規模だった。
また宮城県栗原市で最大震度7が観測された。
震度7が記録されたのは、1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)・2004年の新潟県中越地震以来、観測史上3回目である。

この地震による災害を総称して「東日本大震災」と呼ばれる。
本震とそれに伴う大津波、その後の余震は東北から関東にかけての東日本一帯に甚大な被害をもたらした

太平洋プレートと北アメリカプレートの境界域(日本海溝付近)における海溝型地震で、
震源域は岩手県沖から茨城県沖にかけての南北約500 km、東西約200 km、およそ10万平方キロの広範囲にわたった。

本地震の特徴です。

●海溝型地震であったこと
北アメリカプレートと、その下に沈み込む太平洋プレートの境界部、日本海溝で発生した海溝型地震であった。

●連動型地震であったこと
数十年 - 百数十年間隔で発生する海溝型のM8前後の大地震ではなく、
それらが複数同時に発生する連動型地震であった。
日本では19世紀終盤の近代観測開始以来、初めて明瞭に連動型地震と断定されるものであった。
東北太平洋沖でこのような連動型地震が発生する事態は「想定外」であったといわれている
本地震後、新たな知見の集約や地震想定を見直す動きが活発化している。

●超巨大地震であったこと
Mw9.0は「超巨大地震」に分類され、19世紀終盤からの世界観測史上数回しか発生していない未曾有の規模であり、日本国内では観測史上最大の規模であった。

●広範囲で強い揺れを感じたこと
規模が大きく震源域が南北に長かったため平行する本州・東日本の広範囲で強く揺れた。また、減衰しにくい長周期地震動によって名古屋、大阪など遠方でも揺れを観測し建物が損壊した。

●揺れが長時間続いたこと
本震の地震動は東日本全域で6分間以上継続し、長い揺れとして体感された。
長周期地震動は10分間以上、地球を自由振動させる超長周期地震動に至っては数十時間にわたって観測された。
断層が滑る過程で、強い地震波を放出する破壊が数回に分けて断続的に発生したことが原因だとする説が発表されている。

●高い津波が発生したこと
東北・関東・北海道などの太平洋岸に数m以上の巨大津波が到達、内陸の浸水が広範囲に及んだ。津波地震でみられるような海溝寄りにおけるゆっくりとした断層の滑りや、津波が高さを増すような複数回にわたる滑りが生じていたことなどが原因だとする説が発表されている。

●大きな地殻変動が生じたこと
東日本全域にわたる東方向への地殻変動や東北太平洋岸の地盤沈下などが、本震により急激に発生、その後も速度を緩めながらゆっくりと進行している。

●液状化現象が多発したこと
関東地方の津波の影響を受けなかった埋立地を筆頭に液状化が顕著に現れた。

●前震とみられる地震があったこと
本地震発生2日前の3月9日、前震とみられるM7.3、最大震度5弱の地震が三陸沖で発生した。その地震による震度1以上の余震は、本地震発生当日の3月11日午前まで発生している。

●余震や誘発地震が多発していること
その規模の大きさに比例して余震の回数・規模ともに大きく、地震学で通常「余震域」とされる地域の外で「誘発地震」が発生した。研究者・行政双方から、東日本では本地震による地殻変動の影響などで、被害をもたらすような地震の発生が促されているとの発表がなされており、警戒が強められている。


上記のような特徴を有する超巨大地震でしたが、ここでは、特に、連動型地震についてとり上げます。

連動型地震

気象庁は地震発生後、この地震は単一ではなく、3つの地震が連動したもの(連動型地震)と解析した。
会見で同庁地震予知情報課の課長は、「5分前後かけて連続して発生するという、複雑な起こり方をしている。極めてまれで、気象庁の観測で初めての経験」と述べた。
文部科学省の地震調査委員会は13日に臨時会を開き、破壊断層は南北に400 km、東西に200 kmの広範囲で、少なくとも4つの震源領域で3つの地震が連動発生したと述べた。
東京大学地震研究所は、「大きな断層破壊が、1.宮城県沖、2.宮城県のさらに沖合、3.茨城県北部沖の陸に近い部分、の順に起こった」と説明している。
このうち第2の断層破壊で非常に大きな地殻変動が起きており、最大滑り量は30 m超あるいは60 mと推定されていたが、最終的にこの滑り量は平均で62 mと計算された。
この最大滑り量は2004年スマトラ島沖地震など世界の他の超巨大地震よりも大きく世界最大のものである。
震源域の中で強い地震波を放出した点(破壊が大きいところ、セントロイド)は大きく震源の東側付近と茨城県沖の2つに分かれており、連動型地震特有の長く複雑な破壊過程を経た。
震源域が広いため広範囲で揺れを観測し、プレート境界深部が破壊したため震源域近部では強震となった。
また、プレート境界浅部が2度にわたって破壊したことで2つのピークを持つ大津波を生じた。


No.10216 20230415報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2023年04月15日 (土) 10時13分 [返信]

【まとめ】
●本サイトが予想する首都圏M8クラスの巨大地震による震災地震

1,本サイト浅間山山麓の長野県軽井沢観測点と千葉県九十九里浜観測点の大気中ラドン濃度の8年間(2017-2023年)のラドンガス異常変動
千葉九十九里浜のラドンのみが、未だ異常値を観測中。
収束傾向を示したら、東日本大震災時の異常と比較しながら、8年間のラドン変動を図表をもとに詳しく解説します。

2,東京多摩東部のELF帯電磁波の異常
2022/5/19から2023/4/4まで、320日、10.5か月継続し、収束した。
「東日本大震災におけるELF帯電磁波観測の異常期間:4か月」の
2倍以上の期間となった。

東日本大震災の収束から地震発生前の期間を、今回の前兆に当てはめると、5月14日頃の巨大地震発生となる。
超巨大地震のELF帯電磁波異常前兆が1回しか実績がないので、地震発生までの誤差はかなりあると推察する。
1のラドン異常と合わせて、さらに解析します。

3,直前前兆
さらに、直前前兆(3-7日)を示す私オリジナルの解析図からも、危ない兆候なし。
この解析図も、本番時には、図表をもとに詳しく解説します。
また、上記2のELF帯電磁波異常。東日本大震災時には、直前2日では、特徴的な異常を示した。
今回もその特徴的な動きがあるか注目されます。

【内容】
2,東京多摩東部のELF帯電磁波の異常
東日本大震災時のELF帯電磁波異常を次のグラフに示します。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1681520864-1133-615.jpg

藤居 隆司他(2012)
東日本大震災におけるELF帯電磁波観測によると、

1,4か月間継続したELF帯電磁波の異常
2011/3/11に発生した超巨大地震(Mw9.0)の約四か月前(2010年11月以降)、
宮城県若柳観測点、静岡県南伊豆観測点のいずれの観測点に関しても1日データの平均値が例年より10%以上高いELF帯放射が観測された。
この現象は、巨大地震発生後、減少していることから、早期の放射異常とみられる
また、昼間と夜間、早朝のいずれの時間帯においてもELF帯の上昇がみられた。

2,直前前兆
地震の直前におけるELF帯電磁波観測に関して、前震と言われている2011/3/9の地震以降では、ELF帯の異常は頻繁に発生し、本震までの24時間以上発生している。
観測されたELF帯電磁波は一定の間隔で上昇、下降を繰り返している
このELF帯電磁波の異常は、平常時よりも最大+3σまで上昇していることが判明した。

2022/5/19から2023/4/4までの東京多摩東部のELF帯電磁波の異常を次に示します。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1681494285-1335-822.jpg

空色が、電磁波異常がほぼない期間です。
2022/5/19から2023/4/4まで、320日、10.5か月継続し、収束した。
「東日本大震災におけるELF帯電磁波観測の異常期間:4か月」の2倍以上の期間となった。

本年3月も明確にELF帯電磁波異常が認められたが、4/5以降収束した。


No.10215 20230408報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2023年04月08日 (土) 13時14分 [返信]

【まとめ】
予想する巨大地震震源域は、下記の図の通りです。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1680925780-1038-721.jpg
右図から
予想震源域その1:伊豆鳥島沖
予想震源域その2:八丈島沖
予想震源域その3:2012年に発見された巨大な活断層
左図から
予想震源域その4:房総半島沖の「プレートの三重点」。
フィリピン海プレートに対して太平洋プレートが沈み込む領域
図中のオレンジのモデル9&10の領域

●予想する巨大地震の震源検討その1
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1680838596-1285-741.jpg
右図は、東日本大震災の3日前の2011/3/8:15時の上空の全電子数TECの異常を示しています。
白十字が巨大地震の震源。そこを頂点にして、南米からアフリカまで、TEC異常が広がってます。
左図は、本年4/5のTECマップとfoF2マップ。伊豆鳥島周辺を頂点にして、南米からアフリカまで、TECやfoF2の異常が広がっています。
今後、各種前兆で、上記4タイプの震源域のどれが可能性が高いか検討していきます。

【内容】
●巨大地震(M8.7以上)予想震源域
以前から報告してきましたが、再度整理して、巨大地震(M8.7以上)予想震源域をまとめました。

予想震源域その1:伊豆鳥島沖では、本州から九州太平洋側で巨大津波:

予想震源域その2:八丈島沖では、首都圏で震度6弱以上の揺れ、長周期地震動、巨大津波

予想震源域その3:震度6弱以上の揺れ、巨大津波
2012年発見のため、過去の地震がわからず。詳細は不明

予想震源域その4:房総半島沖の「プレートの三重点」。
フィリピン海プレートに対して太平洋プレートが沈み込む領域
1000年前に発生した房総沖巨大地震の再来
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE02AGP0S1A900C2000000/
千年前、房総沖でM8級地震か 未知の大津波の痕跡
千年ほど昔の平安~鎌倉時代に、房総半島沖でマグニチュード(M)8.5程度とみられる未知の巨大地震が起き、千葉県・九十九里浜地域が大津波に襲われた可能性を示す痕跡を確認した。
震源域は、10メートル程度ずれ動くことで海底が変形して津波が発生。海岸付近が断層の動きで沈降し、津波の浸水範囲が広がったらしい。

震度は7相当と推察

●予想する巨大地震の震源検討その1
今後、各種前兆で、上記4タイプの震源域のどれが可能性が高いか検討していきます。
今回は1回目です。

https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1680838596-1285-741.jpg

右図は、東日本大震災の3日前の2011/3/8:15時の上空の全電子数TECの異常を示しています。
白十字が巨大地震の震源。そこを頂点にして、南米からアフリカまで、TEC異常が広がってます。
左図は、本年4/5のTECマップとfoF2マップ。伊豆鳥島周辺を頂点にして、南米からアフリカまで、TECやfoF2の異常が広がっています。


No.10214 20230407報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2023年04月07日 (金) 06時50分 [返信]

●気象庁 浅間山の活動状況
令和5年4月6日16時00分 気象庁発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>

 山頂火口から概ね2kmの範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒してください。
火山活動の状況
 浅間山では、3月15日頃から山体の西側での膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動が認められています。また、山体浅部を震源とする火山性地震が3月21日以降増加しています。火山性地震の回数は、4日は149回、5日は82回、本日(6日)15時までは34回(速報値)です。
 5日に実施した火山ガス観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり1200トンと多い状態が続いています。
 引き続き、山頂火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
防災上の警戒事項等
 山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴い弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

★★
浅間山の火山活動が関東甲信越や伊豆諸島の大きな地震活動の前後に活発化することがあります。

東日本大震災では、巨大地震発生以降、火山活動が活発化

八丈島東方沖地震は、1972/12/4:M7.2の大地震が発生しました。
1973/2/1未明に火映。地震多発。同日19:20に11年3ヶ月ぶりに大きな噴火をして 5月24日まで活動した。



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