【要旨】
1/6には、首都圏で、震度3-4の地震が、3回、発生した。
1/4:17時-1/6:5時の間、VHF帯放送波伝搬異常:直前前兆;群馬県前橋市がみられた。
伊豆半島伊豆大島だけに着目すると、
1978/1/14:伊豆大島近海地震:M7:震災の前のような、大きな変化は今のところみられない。
2014/5/5:伊豆大島近海M6;最大震度5弱地震発生直前の緊迫した状態も、今のところない。
ただ、群馬県前橋市の伝搬異常は大きく、念のため、震度4クラスの地震に、2-3日、注意です。
今後、本サイト、千葉県九十九里浜観測点の磁力低下の収束など新たな異変があれば、また、報告します。
【内容】
●首都圏で3回継続した、震度3-4の地震と発生と今後
○震度3-4の地震とVHF帯放送波伝搬異常
2018年1月6日0時54分頃 千葉県北西部M4.8 最大震度:4
2018年1月6日4時37分頃 伊豆半島東方沖M4.4 最大震度:3
2018年1月6日 5時47分頃 伊豆大島近海M4.6 最大震度:3
昨日報告した、VHF帯放送波伝搬異常:直前前兆を図20180107に示します。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/vhfara20180106.jpg群馬大学:群馬県前橋市のデータです。
東京タワー⇔前橋市:80.0MHz:FM東京
東京スカイツリー⇔前橋市:81.3Mhz:FM Jwave
東京スカイツリー⇔前橋市:82.5Mhz:NHKFM東京
3FM放送波の前橋での受信強度を示しています。
左端の1/1では、平常通りの受信でしたが、1/3から、伝搬異常がみられ、1/5が、特に顕著です。
赤で示した時間帯:1/4:17時-1/6:5時です。
上記の三回の強い揺れが発生すると、伝搬異常がなくなり、平常に戻っています。
伝搬異常と地震発生を示す、典型的な、観測例となりました。
前橋のVHF帯放送波の受信強度観測の公開は、2015年2月で、
2015年には、欠測も多く、過去の大地震とVHF帯放送波伝搬異常の関連を調べることはできませんでした。
○他の観測例
1,昨日報告の本サイト、千葉県九十九里浜観測点の磁力低下
1/5:
<磁石落下装置>
07時00分 南北2 →2 東西4→2
☆東西一気に落ち、3つ目全く付きませんし、2つ目のクリップも全く引かれません。
1/6は、東西の磁力がもとに戻らず、磁力低下のままです。
2,伊豆半島
地震に関連する地下水観測データベース:Welweb:伊豆半島伊東市伊豆市の観測井戸
過去2年間では、最も大きな地下水位変動を、最近2ヶ月間観測中
伊豆半島東伊豆奈良本の体積ひずみ計⇒こちら
http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/izu/crust/今朝の地震活動で、わずかに、体積ひずみ計の変動が見られました。
1978/1/14:伊豆大島近海地震:M7:震災
1ヶ月前に、伊豆半島石廊崎観測点で、体積ひずみ計の変動がみられ、地震発生2日前から大きな変動がみられた。
このときには、前日の1/13に、伊豆大島近海で、群発地震が発生
地震発生当日の4時間前から、有感地震が頻発するようになった。
過去例に学ぶと、今後は、群発地震と、東伊豆奈良本の体積ひずみ計の大きな変動をみておけばいいと判断しました。
○今後
2017/5/5:伊豆大島近海M6;最大震度5弱地震発生直前の緊迫した状態は、伊豆半島伊豆大島には、認められない。
ただ、群馬県前橋市の伝搬異常は大きく、念のため、震度4クラスの地震に、2-3日、注意です。
今後、本サイト、千葉県九十九里浜観測点の磁力低下の収束など新たな異変があれば、また、報告します。