◎本サイトトップページのコンタクトからのご質問
【 お問い合せ内容 】:
大阪在住の○○と申します。
予想されている関東の大地震ですが、大阪にも津波は来るのでしょうか??
南海地震ではかなり浸水してしまう地域に在住、勤務しているので、、。
【お答え】
日曜日にモニタリングしている巨大地震のことと思います。
2月12日のモニタリングで、
防災の最大のポイント;巨大津波
この巨大地震による防災の最大のポイントは、津波防災ですので、それを詳述します。
まず、いつも示しております鳥島近海震央で、地震の規模がM8.2-M8.4の巨大地震による津波のシミュレーション→こちら
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/izuogasawaratsunami3.jpg「「M8.2-M8.4の鳥島近海地震の場合には、房総半島外房から九州の宮崎まで、3-5mの津波が襲います。
特に、津波の波高が高いのは、四国の太平洋側と和歌山県で、10-13mにも及びます。
巨大地震発生時には、大津波警報が、
千葉県外房、伊豆諸島、東京湾、相模湾、静岡県、愛知県外海、三重県南部、和歌山県、徳島県、高知県、大分県南部、
宮崎県沿岸部、種子島・屋久島地方、奄美諸島・トカラ列島に発令されると予想されます。
この津波シミュレーションでは、M8.2-M8.4の鳥島近海地震の想定ですが、
津波シミュレーションの想定規模より、0.3大きく、M8.5-M8.7であった場合には、
津波の波高が最も高い想定の四国の太平洋側と和歌山県で、20-26mにも及びます。」」
このように報告いたしました。
一方、南海トラフの巨大地震M9クラスの津波の波高分布をみますと、
色々なケースが想定されていますが、最大で、25-30mくらいです。
そうしますと、本サイトで予想する「予想震源域その1:鳥島東方沖の伊豆小笠原海溝一帯:予想規模M9」
上記のように、M8.7以上の地震規模ですので、「津波の波高が最も高い想定の四国の太平洋側と和歌山県で、20-26m以上です」
ほとんど、南海トラフ巨大地震の最大波高と変わらないと想定されます。
ご質問の大阪にも津波は来るかという点では、津波の波高が最も高い想定は四国の太平洋側と和歌山県ですので、
津波は来ると思います。
地震発生後、最も短い場合には、和歌山に、地震発生60分後に、津波の第一波が到達し、
その、20-50分後に、最大津波が到達します。
1時間は時間があるので、ハザードマップを基に、津波避難訓練を、いろいろな想定(深夜、日中など)で、繰り返して下さい。
私は、東日本大震災を経験しました。
本サイトを長い間ご覧の皆様は、本サイトで、大地震が来ると、予想していたことを知っておられます。
そのため、不安を抱えつつも、家中の家具にはしご式の突っ張り棒で、倒伏防止をしたり、考えられる防災は準備しました。
準備をするうちに、少しずつ不安な気持ちはやわらいでいきました。
大震災が発生すると、いやというほど、余震が発生し、地震発生前の静けさとは様変わりです。
地震大国の日本に住んでいると、一生のうちに1-2回は、震災に会うかもしれません。
どうぞ、まだ、巨大地震発生までには、最低でも一ヶ月はありますので、防災の準備を進めて下さい。
陰ながら、応援しております。
また、ご心配のことがあれば、ご連絡下さい。
自分は震災を経験して、大事なことは、地震の予想よりも防災を訴えることだと感じるようになりました。