【要旨】
●2018/4/9:島根県西部:M5.8:最大震度5強続報1
FM広島局の群馬県桐生市受信(地震エコー)と流星電波観測;福井県鯖江HROノイズの4/9の観測からは。
余震は続くと予想されるが、再度、震度5強の地震が発生する前兆はない。
図20180410に示したが、40-50年間隔で島根県西部から広島県三次付近に帯状に地震頻発帯がある。
京都大防災研究所の飯尾能久教授(地震学)は
「地下に未知の断層があり、一連の地震を引き起こしている可能性がある」と指摘する。
過去の上記地震頻発帯で大きな地震が発生すると、伊豆半島から伊豆諸島で、活発な地震が発生した。
伊豆半島から伊豆諸島沖地震前兆モニタリングを続けていますが、
既報の通り
本サイト静岡市観測点:大気中イオン濃度観測と本サイト千葉県九十九里浜大気中ラドン濃度観測の異常値が
今後の鍵を握ります。
2015/5/30:小笠原諸島西方沖で発生した深発大地震(Mw7.9,深さ約670km)の後続地震が、東海道南方沖で連鎖することが
悪夢のシナリオです。
2009/8/9のM6.8の地震では、異常震域で、東海関東の広い範囲で、震度4を観測した。
この地震が、さらに規模が大きくなると、東海関東の広い範囲で、震度5弱から5強の揺れになります。
【内容】
●2018/4/9:島根県西部:M5.8:最大震度5強続報1
◎今後の地震と前兆
昨日報告から、前兆の継続を報告します。
○FM広島局の群馬県桐生市受信(FM放送波の見通し外受信、地震エコー)
4/9;11-14時の間に短時間、地震エコーを観測した。
○流星電波観測;福井県鯖江HRO LIVE in 八王
4/9:日中、短時間、強いノイズを観測した。
両者の観測からは、余震は続くと予想されるが、再度、震度5強の地震が発生する前兆はない。
◎過去の地震
1930年12月20日に今回の震源から南東約35キロの、広島県三次付近で M6・1の地震が発生。
1978年06月04日に今回の震源から南東約15キロで、島根県三瓶山付近でM6・1の地震が発生。
2018年04月09日にM6・1の地震が発生。
これらを図20180410に示しました。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/shimaneseibu1923.jpg上記3回の地震は、40-50年間隔で、発生しています。
また、周辺域でも、M5以上の地震が散発しています。
京都大防災研究所の飯尾能久(いいおよしひさ)教授(地震学)は
「地下に未知の断層があり、一連の地震を引き起こしている可能性がある」と指摘する。
赤の楕円で示した地域と推察します。
◎過去の上記2回の地震発生前後の日本の地震活動
1930年12月20日、1978年06月04日前後三年間の日本の地震活動を見ると、
両者に共通して、伊豆半島から伊豆諸島で、活発な地震が発生した。
代表例
1930/11/26:北伊豆地震 - M7.3、静岡県三島市で最大震度 6。死者272人。
1978/1/14:伊豆大島近海の地震 - M7.0、東京都伊豆大島と神奈川県横浜市で最大震度 5、死者25人。
伊豆半島から伊豆諸島沖地震前兆モニタリングを続けていますが、
既報の通り
本サイト静岡市観測点:大気中イオン濃度観測と本サイト千葉県九十九里浜大気中ラドン濃度観測の異常値が
今後の鍵を握ります。
伊豆半島から伊豆諸島沖地震に含まれると思いますが、
2015/5/30:小笠原諸島西方沖で発生した深発大地震(Mw7.9,深さ約670km)の後続地震も気がかりです。
同じ深発地震帯で本州の近い位置で発生すると、東海道南方沖地震になります。
2009/8/9:東海道南方沖地震:M6.8:震度分布⇒こちら
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/Event.php?ID=172838異常震域で、東海関東の広い範囲で、震度4を観測した。
この地震が、さらに規模が大きくなると、東海関東の広い範囲で、震度5弱から5強の揺れになります