【要旨】 ●首都圏;やや強い揺れに注意
首都圏のVHF帯放送波伝搬異常で、東京タワー⇔群馬県前橋市のルートの1放送波で 4/1&4/2:5時頃:顕著な伝搬異常がみられた。
1放送波のみですので、震災クラスの揺れではないですが、震度4程度の地震に注意。
●九州の火山活動の現状
霧島山(新燃岳)、霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺) 、桜島、阿蘇山で、火山活動が活発化。 特に、桜島で顕著です。
2018/3/8報告 「日向灘のM7以上の大地震の前には、九州(特に南九州)の火山活動が活発化していることがわかる。」
このように報告したので、近況を確認した。
【内容】 ●九州の火山活動の現状
2018/3/8報告 「20世紀以降、日向灘では、M7以上の大地震が6回発生し、 地震発生1年前に、 霧島山、薩南諸島の口永良部島&諏訪之瀬島、桜島南岳、長崎雲仙普賢岳で、火山活動が活発化した。
日向灘のM7以上の大地震の前には、九州(特に南九州)の火山活動が活発化していることがわかる。」
このように報告しました。
九州の火山活動の近況を報告します。
◎火山名 霧島山(新燃岳) 火山の状況に関する解説情報 第52号 平成30年 4月 2日16時00分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 新燃岳では、活発な火山活動が続いています。 新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、 噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石、及び新燃岳火口から概ね2kmの範囲では火砕流に警戒してください。
本日(4月2日)に実施した現地調査では、新燃岳西側斜面の割れ目付近の噴気が引き続きやや多い状態であることを確認しました。 3月26日以降、噴火は観測されていません。噴煙は白色で火口縁上500mまで上がりました。
◎火山名 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺) 火山の状況に関する解説情報 第21号 平成30年 4月 2日16時15分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
硫黄山では、火山活動がやや高まった状態が続いています。 硫黄山南西観測点の傾斜計では、3月16日頃から硫黄山方向がわずかに隆起する傾斜変動がみられています。
◎火山名 桜島 火山の状況に関する解説情報 第26号 平成30年 4月 2日16時00分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 3月30日から4月2日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。 昭和火口及び南岳山頂火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う爆発的噴火が引き続き発生するおそれがあります。
桜島では、活発な噴火活動が続いています。 南岳山頂火口では、爆発的噴火が6回発生しました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は、 最大で7合目(南岳山頂火口より600mから900m)まで達しました。 4月1日07時40分の爆発的噴火では、噴煙は火口縁上3000mまで上がりました。
◎火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第32号 平成30年 4月 2日16時00分 福岡管区気象台
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 阿蘇山では、孤立型微動の多い状態が続いています。
孤立型微動は、2月までは1日あたり50回前後発生していましたが、3月1日以降増加し、3月4日には1049回発生しました。 その後、3月10日以降も1日あたり200回から400回程度と、依然として多い状態が続いています。
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