【要旨】
●地震活動指数から求めた第2位の最長記録の「大地震前の嵐の前の静けさ現象」が終わった。
2016年12月から2018年1月までの14カ月間だった。
第1位は、1997年1月から16カ月だった。
この後、琉球海溝域最大の地震1998年5月4日八重山沖M7.7が発生した。
20171228報告で、
「週刊現代の2017年12月30号:米コロラド大学教授が不気味な予測」の記事
コロラド大学のRoger.Bilham名誉教授談
「「「地球の自転活動の減速に誘発され、2018年は、M7以上の大地震が、今年2017年の4倍近く、20回以上起こる
M7以上の大地震は、2018年の中盤以降に多くなる。」」」
第2位の最長記録の「大地震前の嵐の前の静けさ現象」の終了
地球の自転速度の減速に誘発される地震活動の活性化
これらが今後、重なり、日本では、今後、大地震がかなり高い確率で、発生すると思います。
2017年の静かな地震の年とうってかわって、2018年は、まれに見る地震活発化の年になりまのですので、
地震津波防災の確認をすすめましょう。
【内容】
●月刊地震予報102)2018年2月台湾花蓮沖地震・朝鮮半島東岸地震・2018年3月の月刊地震予報⇒こちら
http://www.niitsuma-geolab.net/archives/5382(引用開始)
4.2018年3月の月刊地震予報
2018年2月の日本全域CMT解個数は30個,プレート運動面積に対する地震断層面積の比は0.988に急増した.
2016年12月から2018年1月までの14カ月間は,総地震断層面積がプレート運動面積の半分以下と静穏であった.
この静穏記録は.1997年1月から16カ月の最長記録に次ぎ,2003年3月からと2005年12月からの10ヶ月を抜き,第2位である.
1997年の最長静穏期を終了させたのは,琉球海溝域最大CMT解1998年5月4日八重山沖M7.7-ntoである.
そして1999年9月21日に台湾域最大CMT解となった集集地震M7.7+pが起こっていたので警戒を呼び掛けていたが(月刊地震予報101),
2018年2月7日に花蓮沖地震M6.7が起こった.
1997年の静穏期後に比較し,地震規模はまだ小さいので,
台湾・琉球海溝・南海トラフ域におけるM8級の巨大地震に厳重な警戒が必要である.
特に,津波避難のための救命胴衣(月刊地震予報97)を早急に準備することが望まれる.
(引用終了)