【要約】
新妻地質学研究所月刊地震予報100の解析によると、
「「2017年12月に鳥島南東沖連発地震と種子島東方沖連発地震が発生したが、
どちらも応力場は最大地震後も変化せず保持されていることから、今後さらなる地震活動が予想される。
2017年は地震断層面積のプレート運動面積に対する比は0.098と1割以下で、大地震発生前の「嵐の前の静けさ現象」は続いている
20年前の1997年の最低記録0.107に次ぐ低さである。
1997年の翌年、八重山沖M7.7の巨大地震、翌々年台湾M7.7の巨大地震が発生した。
1997年には、琉球海溝・南海トラフ域の発震機構型比率が現在と同様横擦断層型優勢に変化していた。
現在と同様な変化が、1997年には起こっており、さらに、1997年には、地震活動指数が、過去最低で、「嵐の前の静けさ現象」も発生している
2018年・2019年には台湾・琉球海溝・南海トラフ域におけるM8級の巨大地震に警戒が必要である.」」
本サイトでは、
モニタリングE;九州日向灘から熊本大分宮崎内陸部::
地震の規模:M7.8-M8.1の巨大地震:南九州では最大規模の地震:津波を伴う::
発生予想:本年12月から来年1月:11/28詳述
このモニタリングを続けています。
【内容】
●新妻地質学研究所月刊地震予報100)
鳥島南東沖連発地震・種子島東方沖連発地震・連発地震とオイラー緯度・2018年1月の月刊地震予報→こちら
http://www.niitsuma-geolab.net/archives/5330重要な点のみ抜粋引用します。
◎鳥島南東沖連発地震M4.6-M6.0
2017年12月21日9時40分から12月23日8時10分にかけ鳥島南東方の伊豆海溝軸内側の太平洋スラブ内でM4.6からM6.0の連発地震が起こった
(中略)応力場は最大地震後も変化せず保持されている.
(中略)2017年4月に応力場に異変があったのであろう.
◎種子島東方沖連発地震M4.2-M5.2
種子島東方沖の琉球海溝内スラブで2017年12月19日から12月21日にかけてM4.2-M5.2の連発地震が起こった
(中略)連発地震を起こした応力場が保持されたまま終息している.
(中略)連発地震の震源は基準からの震央距離10km以内に収まっている
◎2018年1月の月刊地震予報
地震断層面積のプレート運動面積に対する比は0.098と1割以下で,2017年の年間CMT解は192個で面積比が0.142と,
1997年の最低記録0.107に次ぐ低さで,嵐の前の静けさは続いている
日本全域CMT解の地震断層面積のプレート運動面積に対する比の年間最低記録となった1997年には,
琉球海溝・南海トラフ域の発震機構型比率が現在と同様横擦断層型優勢であり,
翌1998年5月4日琉球海溝域最大CMT解八重山沖M7.7-nto,2年後1999年9月21日台湾域最大CMT解集集地震M7.7+pが起こっている.
2018年・2019年には台湾・琉球海溝・南海トラフ域におけるM8級の巨大地震に警戒が必要である。
★★
伊豆半島東方沖被害地震前兆で、大きな変化があれば、夕方報告します。