【要点】
○伊豆半島東方沖群発地震の最大規模地震は、1980/6/29:M6.7で、伊豆半島で震度5、東京神奈川で震度4を観測した。
その地震3日前から、活発な有感地震が続いていた。昨日夕方まとめた2006年2009年事例と合致する。
○伊豆半島東方沖被害地震:現時刻の評価:根拠:1/12夕方報告
伊豆半島東方沖の前震も、東伊豆体積ひずみ計の縮み方向(下方向)の変化も発生していないので、
大きな被害地震発生1日前の可能性は薄い。
○本サイトでの観測:1/12
静岡市大気イオン観測では、6日連続の異常値
震源域に近い神奈川湘南藤沢大気中ラドン濃度は、1/5より、+2σ相当分の上昇
(1/5の最低濃度域に近づけば、危険信号)
【内容】
●伊豆半島東方沖群発地震
○伊豆半島東方沖地震の歴史:岡田義光(2011)、伊豆半島東方沖の地震火山活動、より抜粋引用
1978年から1998年までの20年間には大小合わせて37回の群発地震活動があり,うち16回は大規模なものであった。
この間に発生した最大の地震は,1980年6月の伊豆半島東方沖地震(M6.7) であり,
また,1989年7月の群発地震活動時には,その終了頃に伊東市沖合の手石島付近で海底噴火という事件が発生した。
○1980/6/29:伊豆半島東方沖最大規模の地震:M6.7
最大地震により,伊豆半島東岸の伊東市を中心に静岡県内および神奈川県内で
負傷者8人,家屋の全壊1戸,家屋の一部破損17戸,
道路の破損21ケ所、山崩れ29ケ所等の被害が発生した。
震度分布⇒こちら
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/Event.php?ID=117456地震発生前の前震:有感地震
6/25:2回、6/26:1回、6/27:10回、6/28:49回、6/29:59回
6/29:16:20:最大規模地震:M6.7
★★
最大規模の地震発生前日:6/28には、49回の有感地震が発生していた。
●2018/1/12の本サイト前兆観測
○静岡市大気イオン観測
6日連続の異常値
○神奈川湘南藤沢大気中ラドン濃度
急上昇:1/5より+2σ相当分の上昇