●シュミット記念地球物理学研究所のAlexey Lyubushin氏の最新報告12/19&12/20報告続報
本日は、Alexey Lyubushin氏が、次に巨大地震が発生すると、予想している地域を
報告します。
○日本の1337のGPS基地局の2015-2017年のデータの解析
北緯34度、東経138度のエリア⇒遠州灘
http://dx.doi.org/10.13140/RG.2.1.2656.6642○日本のF-net(広帯域地震観測網)の観測データの解析⇒こちら
http://file.scirp.org/Html/35770.html北緯30-34度、東経136-146度で囲まれたエリア⇒南海トラフ、伊豆・小笠原海溝
GPSデータとF-net(広帯域地震観測網)データの解析における論文の、代表的な図を図20171221として、報告します。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/lyubushingpsfnet.jpg南海トラフと伊豆・小笠原海溝が次のM9クラスの超巨大地震が発生すると予想しているエリアです。
12月19日、日本政府の地震調査委員会の発表した新たな地震予測では、
ロシアのクリル諸島から日本の北海道の間で今後、2011年の東日本大震災級のマグニチュード9の地震の起きる危険性があること
(30年間の発生確率40%)が明らかにされましたが、スプートニク(日本)から意見を求められたアレクセイ・リュブシン氏。
詳細⇒こちら
https://jp.sputniknews.com/opinion/201712204402596/『地震発生の確率が40%というのはあまりに小さい。つまり地震が発生する確率は非常に低いということだ。
しかも今後30年の間に、というのは期間としてはあまりに長く、大きな憂慮に値しない。科学はまだ100%の地震予知はできない。
私は日本で最も危ないゾーンは北海道ではなく、
日本列島の中心部で東京に近い南海トラフだと考えている。フィリピン海プレートが日本列島に衝突する部分だ』
アレクセイ・リュブシン氏が指摘する南海トラフ。
しかしながら、上記で示した文献のデータ解析図からは、「北緯30-34度、東経136-146度で囲まれたエリア」が予想地域で、
南海トラフと伊豆・小笠原海溝。解析図では、両者が含まれます。
●モニタリングE;九州日向灘から熊本大分宮崎内陸部::データモニタリング::12/21
地震の規模:M7.8-M8.1の巨大地震:南九州では最大規模の地震:津波を伴う::発生予想:本年12月から来年1月:11/28詳述
12/9のモニタリングで、「「本サイト九州ラドン観測5箇所で、リバウンド中のために、予想巨大地震発生もしばらくない。」」
最近のデータでは、本サイト九州ラドン観測5箇所のラドンリバウンドは、収束に近づいています。
最近数日、九州南東沖(種子島東方沖)で、活発な地震活動が続きました。
九州の地震活動:最近一週間⇒こちら
http://www.sevo.kyushu-u.ac.jp/~hypo/hypomap/last7day_kyu.html九州南東沖(種子島東方沖)で、非常に活発で、九州で、他に、地震活動が活発化している地域はない。
場所的には、宮崎県が想定している日向灘南部地震震源域の隣接地域です。
しばらく、九州南東沖(種子島東方沖)の地震活動の活発度をみていきたいと思います。
長く続けば、このエリアが、上記予想地震の震源域になる可能性があります。