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●本年7月からラニーニャ現象発生中。
この現象が起きると、日本では上空で偏西風が蛇行して寒気が流れ込みやすくなり、冬の気温が平年より低くなる。激しい寒さ、大雪注意。
なぜ、南米・ペルー沖の赤道付近の海面水温が低くなるのか。
ペルー沖の海底火山の噴火や火山活動により、深い位置の冷たい海水が、海の表面付近に、移動する。
環太平洋火山帯の地震火山活動が活発化する。
最近20年間に、4回のラニーニャ現象が発生。日本では、伊豆諸島地震火山活動活発化と東日本大震災が発生。
11/23-11/25に報告したように、地球の自転速度が減速した影響により、2018年は「巨大地震頻発の年」
さらに、日本の 2017年1-10月までの地震活動指数は、0.14(新妻地質学研究所による)です。
最近22年間の地震活動指数(1年間)の平均は、1.32です。2017年は、極端に低く、『嵐の前の静けさ現象』が発生しています。
2018年は、ラニーニャと地球の自転速度の減速現象、さらには、『嵐の前の静けさ現象』による、三大要因が重なり、
日本の地震火山活動活発化が懸念される。
【本日の内容】
●今冬の寒さに注意を 「ラニーニャ現象」発生か 気象庁発表:NHK news web:12/11→こちら
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171211/k10011254501000.html○抜粋引用
「ラニーニャ現象」は、南米・ペルー沖の赤道付近の東太平洋で海面水温が低くなる現象で、日本を含む世界の天候に影響を及ぼすと考えられています。
気象庁の解析によりますと、この海域では、ことし7月から先月までの5か月間の海面水温の平均値が、
基準よりも0.5度以上低くなっていて、この状態は今後も続くと見られる
この現象が起きると、日本では上空で偏西風が蛇行して寒気が流れ込みやすくなり、冬の気温が平年より低くなる傾向があるということです。
気象庁気候情報課の廣澤純一エルニーニョ情報管理官は
「この冬は気温が下がって寒さが続き、ところによって大雪になる可能性があるので、最新の気象情報に注意してほしい」と話しています。
○なぜ、南米・ペルー沖の赤道付近の海面水温が低くなるのでしょうか。
諸説あるようですが、
海底火山の噴火や火山活動により、深い位置の冷たい海水が、海の表面付近に、移動する
そのため、海面水温が低くなるというものです。
○最近のラニーニャ現象と日本の地震活動
ペルーも含めた、環太平洋火山帯の地震火山活動が活発になる時期が、ラニーニャ現象の発生時期。
★1998年夏~2000年春のラニーニャ→
2000/3/28:硫黄島近海地震 - M7.9
2000年6月26日~8月 新島・神津島・三宅島近海で激しい群発地震 - 7月8日に三宅島で噴火開始。
★2005年秋~2006年春のラニーニャ→
2005/11/15:三陸沖アウターライズ地震:M7.3、大船渡津波50cm
2006/4/21:伊豆半島東方沖群発地震、震度6弱。
★2007年春~2008年春のラニーニャ→
2007/3/25:能登半島地震:M6.9
2007/7/16:新潟中越沖地震:M6.8
★2010年夏~2011年春のラニーニャ→
2011/3/11:東日本大震災
このように、ラニーニャ現象が発生すると、環太平洋火山帯の日本でも、激しい地震火山活動が発生しています。
●首都圏:M4.5以上の地震(深さ50km以内)、2-3日以内、VHF帯放送波伝搬異常モニタリング:12/11データ
○北関東ルート:8ルート、15放送波
12/11:5-6時:東京タワー⇔群馬県桐生市:-3σ以下の伝搬異常発生
○南関東ルート:4ルート、8放送波
異常なし
★★
12/11:5-6時:東京タワー⇔群馬県桐生市の1放送波で、伝搬異常発生
他は異常なく、震度3-4程度の地震と推察します。12/14まで