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石川県白山で、11/29:火山性地震を361回観測した。平成17年の観測開始以来初めてです。 一方、地下の熱水や火山ガスなどの動きを示すとされる低周波地震や火山性微動は観測されていない。
1500年以降の、白山の主な火山活動と、周辺の地震活動を調べると、 1年から30年後に、近畿圏、石川県で、大きな地震活動が発生している。
特に最近の、1935年と2005年の白山の火山活動後、1-2年に、被害地震が、近畿圏、石川県で発生している。 今後が注目されます。
【本日の内容】 ●白山の火山活動と、周辺の地震
◎本サイト環境自然などなんでも掲示板[41735] 白山で火山性地震が増加 石川県 気象庁によりますと、白山では、29日午前3時40分ごろから火山性地震が増加し、午前3時から午後3時までに観測された地震の回数は361回に達しました。 このうち、午前6時までの3時間に301回の地震を観測していて、その後は減少傾向にあるということです。
白山で1日あたりの地震回数が200回を超えたのは平成17年の観測開始以来初めてです。 このうち最も大きかったのが午前5時6分に発生したマグニチュード2.8の地震で、白山市白峰で震度1の揺れを観測しました。
一方、地下の熱水や火山ガスなどの動きを示すとされる低周波地震や火山性微動は観測されていないということですが、山頂付近の状況は視界が悪いため分からないということです。
★★ 本サイト石川県南加賀地方観測点:11/29 早朝に白山で発震があり、少し揺れを感じました。近頃よく白山近辺で揺れが観測されています…
◎白山の火山活動と、周辺の地震 1,1554~ 1556年 マグマ噴火 火砕物降下、小規模火砕流(噴火場所は翠ケ池火口及び周辺 火口群)。1579年9月16日 噴火
周辺の地震 1585年7月31日(天正13年7月5日) 大阪・京都・伊勢で大震。 1586年1月18日(天正13年11月29日) 天正地震(東海東山道地震、飛騨・美濃・近江地震) - M 7.8~8.1(それ以上の可能性あり、あるいはM 8クラスの地震が3つ以上同じ日に立て続けに発生した可能性あり)
2,1659年 噴火 4 月21 日、7 月27 日、8 月6-8 日。火砕物降下
周辺の地震 1662年6月16日 寛文近江・若狭地震(寛文地震)(畿内・丹後・東海西部地震、寛文の琵琶湖西岸地震、近江・山城地震) - M 7.6、死者数千人。京都の大仏殿小破。小浜で城の櫓・多門・石垣・蔵の破壊。
3,1935年 噴気 3 月。千仞谷(せんじんだき;白山山頂の南西約2km)付近に噴気孔が 出現し、数ヶ所から地鳴りを伴い吹き上がる
周辺の地震 1936年2月21日 河内大和地震 - Mj 6.4、京都府、大阪府、奈良県で最大震度 5。死者9人。
4,2005年 地震 2 月、4 月、8 月、10 月に山頂直下で群発的な地震活動。
周辺の地震 2007年3月25日 能登半島地震 - M6.9(Mw 6.6)、石川県穴水町・輪島市・七尾市で最大震度 6強。死者1人、小さいながら津波も発生した。
★★ 以上、1500年以降の、白山の主な火山活動と、周辺の地震活動を列記した。 1年から30年後に、近畿圏、石川県で、大きな地震活動が発生している。
特に最近の、1935年と2005年の白山の火山活動後、1-2年に、被害地震が、近畿圏、石川県で発生している。
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