【本日の要約】 ○国内M7以上大地震(M6クラスの震災地震含む)[今後51日以内]スクリーニング 最近66日間、その兆しなし ○国内震度5弱以上(M5.5以上M7未満)地震[今後32日以内]スクリーニング 最近41日間、異常値、発生なし
★★10/6第一次スクリーニング どちらも、その兆しはなかった。 異常値が観測されれば、過去の実例も含めて、詳述します。
○関東M4.5以上地震直前前兆:概ね2-3日以内の地震発生:10/5データ 昨日報告の10/2電波異常の対応地震(震度3-4)は、10/5まで発生しなかったが、 10/5:さいたま市FM波送信、群馬県桐生市受信のルートで、電波異常が発生した。 そのため、延期。10/8まで。
○北東北から十勝沖 9/29:十勝沖から北東北に、未完成さざ波雲発生。 9/29-10/1:FM秋田&FM北海道&&NHKFM北海道891の地震エコーが群馬県桐生市で観測された。 再度、その地震エコーが、10/4-10/5:観測された。 本サイト青森八戸観測点で、磁力低下が観察。リバウンドです。 しばらく、見守りです。
○モニタリングE;九州日向灘から熊本大分宮崎内陸部、M7.6大地震 10/5データモニタリング
10/4と10/5に、本サイト九州のラドンは、一斉に濃度低下。 鹿児島の鈴落下装置の落下は継続中で、継続37日間となった。
本日の判断は、上記巨大地震発生は、最低でも8日間以上先と判断する。
M7.5以上ですから、震災を伴うと推察されます。 宮崎、鹿児島、熊本、大分、高知、愛媛(特に南九州)の皆様は、防災(強い揺れと、宮崎鹿児島高知では、津波)の確認、準備をお薦めします。
日本の南海トラフ(日向灘は南海トラフの南端)巨大地震発生には、季節性があり、最も発生頻度が高いのは、11月と12月で、統計的にも有意です。 今回も、その可能性が高くなりそうです。
【内容】 ●モニタリングE;九州日向灘から熊本大分宮崎内陸部、M7.6大地震 10/5データモニタリング
1,本サイト九州ラドン観測 宮崎ラドンは、10/4急落後、10/5は、その状態で横ばい。まだ、わずかに、平均値より上。 鹿児島薩摩地方1ラドンは、10/4夜間に急落後、その状態で横ばい 鹿児島薩摩地方2と熊本県北部ラドンが、10/5に濃度低下。 熊本県西部と大分県南部は、ほぼ平均値付近。
総じて、10/4と10/5に、九州のラドンは、一斉に濃度低下。
2,九州福岡市観測VLF帯電波異常 VLF帯の電波異常は、収束までもう少し、減衰せず。 もう一つのELF帯電波異常は、9/27から減衰傾向。
3,M7以上の大地震発生前の大きな電離層異変の有無:【GPSの位置情報のズレ、10mが判断基準】 上記【国内M7以上大地震(M6クラスの震災地震含む)[今後51日以内]スクリーニング】に詳述したが、発生の兆しなし。
4,地震エコーの有無:群馬県桐生市受信 FM熊本のみ継続中。熊本の地震エコーは、頻繁に、ほぼ一日中観測されています。
FM沖縄、waveFM891沖縄、NHKFM松山、FM広島の地震エコー無 (これらの地震エコーが発生すると、地震発生が近いことがわかる。)
5,TEC&foF2の上昇 九州上空は異常なし。
6,鹿児島薩摩地方観測点鈴落下装置 終日落下継続 37日間継続
【総合判断】 総じて、10/4と10/5に、本サイト九州のラドンは、一斉に濃度低下。 同じ鹿児島の鈴落下装置の落下は継続中で、継続37日間となった。
九州福岡市観測ELF帯電波異常も、明らかに、9/27から、減衰中 今後、他の観測指標が、動き出すと思います。
宮崎ラドンの最近3年から計算し、M7.5以上の地震が、予想できます。 宮崎が収束したら、東日本大震災前3年間の福島県立医科大学観測グラフと並べて、示します。
M7.5ですから、震災を伴うと推察されます。
1941年(昭和16年)11月19日、日向灘、M7.2 宮崎市、延岡市などで震度5を観測。死者2名、負傷者18名。 家屋全壊は27棟で、大分県・宮崎県・熊本県で被害があり、九州・四国で最大波高1mの津波があった
1968年(昭和43年)4月1日 日向灘 M 7.5 延岡市、宿毛市で震度5を観測。死者1名、負傷者53名。住家全壊1棟、半壊2棟、道路損壊18件などで、高知県・愛媛県で被害が多かった 四国で到達高3m以上の津波を観測し、床上浸水56棟、船舶の被害も発生した。
宮崎、鹿児島、熊本、大分、高知、愛媛(特に南九州)の皆様は、防災(強い揺れと、宮崎鹿児島高知では、津波)の確認、準備をお薦めします。 本日の判断は、上記巨大地震発生は、最低でも8日間以上先と判断する。
日本の南海トラフ(日向灘は南海トラフの南端)巨大地震には、統計的に季節性があり、最も発生頻度が高いのは、11月と12月で、統計的にも有意です。 今回も、その可能性が高くなりそうです。
岡田 正実(気象庁海洋課) 日本付近の大地震発生の季節変動と地域性 地震 第2輯、Vol. 35 (1982) No. 1 P 53-64
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