●福井県沖(若狭湾)地震:M7クラス:モニタリング
6/19-6/20に、今回の一連の前兆のピークが出現しました。
○石川県金沢測定点大気イオンの解析
6/3&6/5に報告した石川県金沢測定点大気イオン。
5分間ピーク値と5分間平均値があり、図がわかりにくいので、予測に使う5分間平均値のみを抜粋し、
新たに、図20170620に示しました。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/kanazawaion620.jpg6/19-6/20に、5分間平均値が、大きく上昇し、今までの大気イオンのピークだった5/27-5/28を
上回るピークとなった。
○大気中ラドン濃度
ラドンと、上記観測の大気イオンには、密接な関係があります。
地殻にプレート運動による圧力がかかると地殻に微細な亀裂が生じ、そこからラドンガスが大気に放出されます。
放出されたラドンガスが上昇拡散しながら大量のイオンを生成していきます。
詳細→こちら
http://www.com-system.co.jp/PISCO/Ion/Ion.htmlもう一度、震源域を考察するために、イオンの基になるラドンについて、金沢周辺の大気中ラドン濃度観測を調べます。
6/17 6/18 6/19 単位:ベクレル/m3
本サイト石川中央 10 13 14
本サイト石川県南加賀地方 13 17 20
福井県坂井市 25 25 33★★
本サイト滋賀県大津市 21 16 16
本サイト京都府南部 8 8 8
本サイト奈良県香芝市 17 17 16
岐阜大学教育学部:岐阜市 46 46 45
※岐阜大学のみが観測機器が異なる。福井県坂井市は、公開されているサイトの観測機Bの観測値
このように、北陸、岐阜、近畿圏の観測の7観測点の中で、福井県坂井市のみが、6/19に急上昇した。
福井県坂井市の6/19の観測値は、+3σと同値で、明らかな異常値となった。
以上まとめますと、
石川県金沢測定点大気イオンの6/19の大きな異常は、
大気イオンの基になるラドン観測で、北陸、岐阜、近畿圏の観測の7観測点の中で、
福井県坂井市のみが、大きく上昇し、異常値となっているため、予想震源域は、福井県沖(若狭湾)と
再度、推察した。
以前、大気イオン地震予測研究会e-PISCOさんのデータを基に、5分間平均値のピーク値から地震発生までの期間をまとめたことがあります。
平均で、10日後に地震発生だった。
今回に当てはめると、6/19-6/20-の10日後は、6/29-6/30となる。
誤差は、大きく、10日間ほどの幅があります。つまり、7/10までの地震発生となる。
(6/5報告の更新となります)
今後は、直前前兆を中心に、報告します。
上記、石川県金沢測定点大気イオンは、未だ大きく、上昇しているため、本日、夕方:17時以降に、続報を報告します。
●三陸沖北部巨大地震:モニタリング
●日向灘から薩南諸島方面、M7以上、最大M7.6地震:モニタリング
大きな変化は、6/19はなかった。