5/30,5/31と報告した若狭湾の大地震。
「「12日以内:6/7までに、
山陰(特に鳥取)または、広島方面(芸予地震)または、福井県沖(5/29報告)で、
M6.5以上、震度5強以上の地震が予想されます。」」::5/26報告
この予想の震源域、3つの候補から、しぼり、震源は、福井県沖(若狭湾)と予想します。
5/31に報告したように、
石川県西方沖地震前と比較して、直前前兆と判断できる現象が発生したら報告するとしましたが、
石川県西方沖地震前の直前前兆は、3日前に発生しており、その時点で報告したら、防災の準備が整わないので、
本日は、防災の観点で、報告します。
◎若狭湾地震防災:
若狭海丘列付近断層が震源と仮定する
●予想される地震規模:M7.4-7.6
断層の長さ:90km、断層幅:14.5-17.3km
予想する地震規模;すべり量が6.43mと仮定すると、Mw=7.63
予想する地震規模;すべり量が4.4m(大すべり域:4.3-4.4m、背景領域:2.8m)と仮定すると、Mw=7.39
※若狭湾にある、2つから3つの断層が連動するという説を採用しています。福井県も同様。
地震の規模は「日本海における大規模地震調査検討会資料」などにより推察した。
断層には、西北西側と東南東側から圧縮する力がかかっている。
●最大震度:6弱ー6強
根拠
この断層の東端で発生した地震:2000/6/7:石川県西方沖地震:M6.1 震度5弱
この地震の最大震度5弱の2段階から3段階上の震度が、6弱ー6強である。
大きく揺れる地域:北陸、近畿地方
●津波防災
この地震で最大の防災のポイントは津波です。
福井県における津波シミュレーション結果→こちら
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kikitaisaku/kikitaisaku/tunami-soutei.htmlこのページの資料1:波源・市町別 沿岸部までの津波高一覧の3若狭海丘列付近断層の欄をご覧ください。
福井県で、各市町村の最大で、4-9mの津波が予想されています。
このページの(資料5)市町別 津波最大浸水深図も、具体的に示され、
さらに、津波ハザードマップも示されています。
本人、ご親族一族郎党、友人知人に、知らせて、地震の可能性があるので、
津波ハザードマップを基に、避難訓練をお薦めします。
この地震では、さらに、隣県の石川県、京都府、兵庫県でも大きな津波が懸念されます。
同じく、津波ハザードマップを基に、避難訓練をお薦めします。
●最大津波がさらに高くなる懸念。
若狭海丘列付近断層周辺では、海底地すべりが発生する懸念が大きく、これが、さらに、津波の波高を高める恐れがあります
詳細→こちら
https://blogs.yahoo.co.jp/semidalion/47455920.htmlこのページに詳しく、福井県、関西電力、福井大学の想定が記載されています。
少し、誇張すぎる感はありますが、「「海底地すべり」」の怖さは本当です。
地震と海底地すべりの実例
パプアニューギニア津波(1998年7月17日)
1998年7月17日午後7時頃(現地時間)発生した津波が、
パプアニューギニアの北西部のシッサノ・ラグーンを襲い、死者2202人という大きな被害を出した。
M 7.1という地震の規模に比べてラグーンにおける最高津波高15mは大きく、
「地震動に誘発された海底地滑り」もしくは「ラグーン沖の特殊な海底地形」により津波が増幅されたと考えられている。