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No.8233 20161214報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2016年12月14日 (水) 05時20分 [返信]

●2015/5/30:小笠原西方沖地震M8・1、深さ682km地震発生の意味と今後の大地震

◎上部マントルの底付近で横たわるスラブが下部マントルへ突き抜ける前兆
―2015年5月30日小笠原諸島西方沖深発地震が示唆すること―

海洋研究開発機構:プレスリリース:2016/12/8→こちら
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20161208/

以前、日報で、
2015年5月30日の小笠原西方沖地震M8・1、深さ682kmは、
「メガリスの崩落」(太平洋プレート伊豆スラブ南端の下部マントルへの崩落)であった。

このように報告しましたが、海洋研究開発機構の地球深部ダイナミクス研究分野の大林政行主任研究員らが、上記地震を詳細に解析した。
その研究成果は、英科学誌「Earth and Planetary Science Letters」電子版に12月5日付けで掲載されました。

日本付近で沈み込む太平洋プレートは深さ660 kmの上部マントル-下部マントル境界の上でほぼ水平に横たわっている。
図2016121301の左図をご覧ください。

http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/slab1214_1.jpg

これを、スタグナント(滞留)スラブと呼ぶ。沈み込んだ海洋プレートはスラブと呼ばれます。

海洋研究開発機構の研究成果を図2016121301の右図で説明します。

通常は、右図の一番上の北小笠原の青点に示されるように、上部マントル-下部マントル境界で、横方向に、力は加わっています。

2015年5月30日の小笠原西方沖地震M8・1、深さ682kmの地震は、右図の真ん中の南小笠原北部の「かかと」のような部位で発生し、
赤点で、示されるように、鉛直方向に、力が加わったと解析されました。

「かかと」部分を押し下げ、「かかと」がより深く成長するのに一役買っていることが分かりました。

なお、右図の一番下の南小笠原南部(マリアナ海溝)では、すでに、スラブが下部マントルへと突き抜けています。

上記、英学術誌掲載のabstract【要約】の最後の文章
a tendency consistent with the idea of progressive decent of the heel part in which near-vertical compressional stress
is progressively accumulated to generate isolated shocks like the 2015 event and eventually to initiate slab penetration.

南小笠原北部の「かかと」の部位の存在は、今後も2015年5月30日の小笠原西方沖超深発地震と類似した地震を誘発し、
最終的には、(南小笠原南部(マリアナ海溝)と同じように)、スラブが下部マントルへと突き抜け始めます。

◎今後の大地震の可能性
上記報告のように、今後も、南小笠原北部では、鉛直方向に今後も力がかかり続けることが示唆されています。

2015年5月30日に起こったことや、その後の周辺の地震活動を振り返ります。図2016121302に示しました。

http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/usgs161214.jpg

左図参照
2015年5月30日の小笠原西方沖地震M8・1地震発生の、凡そ7時間後に、スミス島と伊豆鳥島の東方沖で、M6.2の地震が発生。

M8・1の超深発地震で、太平洋プレート伊豆スラブ南端では、下方向に大きな力が加わったために、
伊豆海溝の「アウターライズ」の位置で、プレートが下方向に曲がろうとして盛り上がった位置に、
下から引っ張られた大きな力により、アウターライズ地震が発生しました。

中図参照
2015年5月30日の小笠原西方沖M8・1地震発生その後、1年半経過しました。
赤丸地域が注目されます。
1、スミス島と伊豆鳥島の東方沖
2、小笠原諸島東方沖
3、首都圏と房総三重会合点
4、紀伊半島と山陰地方

右図参照
2015年5月30日の小笠原西方沖M8・1地震発生後の1年半の日本周辺のM6以上の地震を示しました。
東日本大震災前と比べ、西日本の内陸部で、大きな地震が続きました。


以上まとめます。
2015/5/30:小笠原西方沖超深発巨大地震が発生した。
この地域の、上部マントル-下部マントル境界では、鉛直方向に、大きな力が加わったと解析された。
今後も、南小笠原北部では、鉛直方向に今後も力がかかり続け、類似の地震が発生し、南小笠原南部(マリアナ海溝)と同じように、スラブが下部マントルへと突き抜け始めます。

この地震の凡そ7時間後、スミス島と伊豆鳥島の東方の「アウターライズ」の位置で、プレートが下方向に曲がろうとして盛り上がった位置に、
下から引っ張られた大きな力により、アウターライズ地震が発生した。

その後、1年半経過したが、スミス島と伊豆鳥島の東方沖、小笠原諸島東方沖、首都圏と房総三重会合点、紀伊半島と山陰地方で、M5以上の地震が増加し、
今後もこれらの地域の地震活動が注目されます。


◎周防灘、豊後水道、伊予灘方面又は山陰で、大きな地震:モニタリングその5

1、九州福岡市観測VLF帯ノイズレベル
12/11、12/12に比べ、12/13はノイズ少ない。

2周防灘人工島の北九州空港:LF帯航空無線電波:113.85MHz
12/13:ノイズ少ない

★★
変化なし



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