【まとめ】
関東の内陸部のルートと関東沿岸部のルートで、VHF帯放送波の明瞭な伝搬異常が27日以上24時間連続で継続中。
電波塔の高さや伝搬距離などから両ルートが示す予想震源域をそれぞれ作成し、両者が重なる領域が今回の関東内陸部直下型地震想定震源域です。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1732412317-1038-736.jpg関東地域の活断層の地域評価では、この重なる領域は、区域3に相当し、
その地域での最大の地震規模はM8.0程度。
この区域には、3つの活断層がある。
群馬県と埼玉県にまたがる関東平野北西縁断層帯:全体が動けば、M8.0の地震。
埼玉県と東京都にまたがる立川断層帯:同M7.4の地震。
埼玉県南部の越生おごせ断層:同M6.7の地震。
なお、埼玉県送信群馬県受信の図の予想震源域を横断して、関東平野北西縁断層帯が存在する。
深谷断層帯(関東平野北西縁断層帯主部)と立川断層帯による地震の揺れの想定を示した。
深谷断層帯地震では、断層帯に沿って震度6強―7の想定。
震度6弱のエリアは、埼玉県の大半と群馬県南部。東京23区も、震度5強-6弱。
立川断層帯地震では、多摩地区東部で、震度6強―7。東京23区では、震度5弱-5強。
上記の震度想定は、断層帯全体が動いたとする想定です。
断層帯の一部が動いた地震での被害状況を示します。
1931年の埼玉県北西部を震源とするM6.9の「西埼玉地震」です。
建物の全壊や半壊は、断層帯に沿って、群馬県高崎市付近から埼玉県浦和市付近まで広がっています。このように、地震の規模がやや小さくとも、被害状況は断層帯に沿って、被害が広がっています。
以上のように、埼玉県、群馬県、東京多摩地区では、最大M8.0程度の規模の地震が予想されます。
震度6強から7の揺れも予想され、揺れに対する防災の確認を願います。
上記の2つのルートの伝搬異常の収束、本サイト静岡市観測大気イオン観測の異常、埼玉、群馬、東京のモニタリングポストなどの放射能情報などで、上記地震発生時期を予想します。
今のところ、地震発生は差し迫っていません。
さらに、石川県志賀町(沖合含む)、能登地方中部の邑知潟断層、新潟県佐渡市西側での震度6以上の大きな地震(6/17,6/25,7/9)と報告したが、本サイト空の掲示板で、
11/18:能登半島周辺の大気重力波とノイズ 11/22:北陸地方一帯に大気重力波
次第に発生の確率が高まっています。
次回は、冬の防災を再度詳しく報告します。
【内容】
1,伝搬経路などから算出された予想震源域と想定される地震の規模、
下記の2ルートで「首都圏VHF帯放送波のー3シグマ以上の明瞭な伝搬異常」が認められます。
一つのルートは関東の内陸部のルート、もう一つは、関東沿岸部のルートです。
群馬大学本島邦行教授らの研究文献などにより、電波塔の高さや伝搬距離などから両ルートから示される予想震源域を次の図の左側に示した。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1732412317-1038-736.jpg関東の内陸部のルート:2024/10/20-11/24:35日間(継続中)
関東沿岸部のルート:2024/10/28-11/24:27日間(継続中)
両ルートが重なる赤の領域が予想震源域です。
図中の右側に、関東地域の活断層の地域評価(政府地震調査研究推進本部提供)を示した。
左図の両ルートが重なる赤の領域は、右図では、区域3に相当し、
その地域での最大の地震規模はM8.0程度とされています。
左図の両ルートが重なる赤の領域には、3つの活断層が含まれています。
1,関東平野北西縁断層帯:二つの大きな断層帯群からなる
深谷断層帯は、群馬県と埼玉県にまたがる。
群馬県高崎市から埼玉県本庄市、深谷市、熊谷市、東松山市、鴻巣市に至ります。
綾瀬川断層は、埼玉県鴻巣市からさいたま市、越谷市などを経て川口市に至る断層です。
断層帯内の深谷断層帯全体と綾瀬川断層全体が同時に活動する場合には、M8.0程度の地震が想定されている
2,立川断層
埼玉県入間郡名栗村から東京都青梅市、立川市を経て府中市に至る断層帯です。
M7.4程度の地震が想定されている
3,越生おごせ断層
上記の関東平野北西縁断層帯の一部とされている。
M6.7程度の地震が想定されている
なお、本島邦行教授の「電波を用いた地震予知への挑戦」について、
興味がある方は、下記をお読みください。
群馬大学理工学部【防災】【計測】【電波観測】【地震予知】電波を使った地震予知への挑戦 本島研究室 本島邦行【OpenCampus2020】
https://www.youtube.com/watch?v=2-fff3v_kCw2,想定される地震の揺れ
次の図に、深谷断層帯と立川断層帯による地震の揺れの想定を示した。
また、立川断層帯による地震の揺れの東京だけの想定も別に示した。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1732412317-1196-730-226-196.jpg深谷断層帯(関東平野北西縁断層帯主部)と立川断層帯による地震の揺れの想定を示した。
深谷断層帯地震では、断層帯に沿って震度6強―7の想定。
震度6弱のエリアは、埼玉県の大半と群馬県南部。東京23区も、震度5強-6弱。
立川断層帯地震では、多摩地区東部で、震度6強―7。東京23区では、震度5弱-5強。
埼玉県では、活断層型地震として、上記の活断層による地震を示し、
震度分布図、液状化可能性分布図、建物全壊棟数分布図なども詳細に示しています。
なお、震度7に至る地域は破壊開始点がどこになるかで変わってきます。
埼玉県地震被害想定調査被害分布図の表示
https://bousai.pref.saitama.lg.jp/menu.html群馬県地震被害想定調査の結果について
https://www.pref.gunma.jp/page/8133.html3,1931年、「西埼玉地震」による被害
上記2は、断層帯全体が動いたとする想定です。全体ではなく、活断層一部が動いた地震の実例を示します。
1931年(昭和6年)9月21日11時19分、埼玉県大里郡寄居町付近(北緯36度9.5分、東経139度14.8分)を震源として発生したM 6.9の地震。震源の深さは3キロメートルと浅かった。
埼玉県中部・北部の荒川・利根川沿いの地盤の軟らかい地域を中心に死者11名などの被害が発生した。群馬県でも、高崎や渋川で震度6、前橋などで震度5を観測し、死者5人、負傷者55人を数えた。地下水や土砂の噴出(液状化現象)、地すべりも多く発生した。
下図中の黒線が断層帯です。この断層帯には、副次的な多数の断層群が含まれています。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1732412317-811-695-680-765.jpg建物の全壊半壊は、断層帯に沿って、群馬県高崎市付近から埼玉県浦和市まで広がっています。
このように、地震の規模がやや小さくとも、被害状況は断層帯に沿って、大きく被害が広がっています。