【まとめ】
関東で、大規模地震発生の直前前兆が複数観測された。重要な順に簡記します。詳細は下記
●3/20-3/26までの日本周辺上空の電離層異常(foF2マップ)。
foF2のウルトラ異常の領域が、関東まで覆われ、極めてまれな危険な状態が継続中です。急落すれば、3日以内に東日本大震災や能登半島地震のような大規模地震発生が予想されます。
●首都圏見通し内VHF帯放送波伝搬異常
神奈川県横浜送信茨城県鉾田市受信のルート:関東沿岸部ルートで顕著な伝搬異常がみられた。
過去に例がない。
最近の東京タワー送信、千葉県船橋市送信、埼玉県浦和送信(全て群馬県桐生市受信)の
伝搬異常。千葉県船橋市送信ルートが最も異常が大きく、2023/05/26:19:03 千葉県東方沖 M6.2 最大震度5弱前の伝搬異常と同じルートだった。
●本サイト空の掲示板で観察されている関東周辺の前兆現象(大気重力波)
最近半年間で、房総半島沖で11回(11日)観察された。
その発生域から判断すると、震源域として可能性が高い順に、
千葉県東方沖、茨城福島県境一帯(沖を含む)、房総半島南東沖、千葉県北西部である。
最近モニタリングを続けている埼玉群馬上空には、今のところ大気重力波は
観察されなかった。
●本サイト千葉県九十九里浜観測点の大気中ラドン濃度異常変動
本サイト千葉県九十九里浜観測点の大気中ラドン濃度異常変動(以下、九十九里浜ラドン異常変動)は、2018年から7年以上継続中。
九十九里ラドン異常変動期間は、超巨大地震東日本大震災前ラドン異常変動期間の倍以上となり、今回のラドン前兆による地震は、巨大地震であると判断した。
房総半島東方沖で8回目、9回目のスロースリップが発生すると、その地殻変動に合わせて、大規模な九十九里浜ラドン異常変動が観測されている。
以上さらにまとめますと、
今後5日以内(4/1まで)に、可能性が高い順に、千葉県東方沖、茨城福島県境一帯(沖を含む)、房総半島南東沖、千葉県北西部を震源として、大規模震災地震が予想される。
ただ、千葉県九十九里浜観測点の大気中ラドン濃度異常変動の異常期間は、7年以上継続中で、
まだ、完全には収束しておらず、他の前兆で、房総半島南東沖や八丈島東方沖で、数か月後に
巨大地震発生の可能性が高い。
千葉県東方沖地震では、以前にも報告したが、短時間で九十九里浜に巨大津波が押し寄せる。
津波防災の確認をお願いします。この地震による想定最大震度は、5強です。
しかし、仮に、房総半島南東沖、千葉県北西部を震源域とした大地震は、典型的な首都直下型地震ですから、南関東で、震度6-7の揺れが予想されますので、揺れに対する防災の確認も願います。
今後の直前前兆があれば、すぐに報告します。
地震発生がないことが願いますが、これだけ前兆がそろえば、防災の確認点検が必須です。
【内容】
●関東に差し迫った大規模地震前兆
1,三宅島空港超短波無線送信神奈川県沿岸部受信のルートの電波受信の著しいノイズ
3/23報告したように、3/22から3/27まで24時間継続してウルトラ異常ノイズを観測中
千葉県東方沖、房総半島南東沖、八丈島東方沖の巨大地震を心配しなければならない状況です。
2,日本上空の電離層異常
(1)東日本大震災時
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1699320038-798-735.jpg左図は、日本時15時30分の、15日間平均値のTECに比べ、3/8が凡そ10TECU高い領域が日本とその南側に広がっていることがわかります。
このTECmapを差分TECmapといいます。
東日本大震災震源が白丸ですが、それを頂点に南側に大きく、
アフリカから南アメリカまで広がっています。
右上図は、2011/2/23から3/16の日本時15時30分の東日本大震災の震央の上空の電離層全電子数:TECの変動を見たものです。
2/23から15時30分のTEC値は徐々に上昇し、3/8にピークに達します。
赤く塗りつぶした3/8がprecursor:前兆と記されています。
3/2や3/10もTECは高いものの、それは、地磁気擾乱由来でTECが高くなったことを示しています。青で塗りつぶされたものです。
(2)最近の電離層異常
電離圏F2領域の臨界周波数(foF2)を用いて、異常を示していきます。
TECは電離圏全電子数を示し、両者は密接な関係があります。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1743035404-1051-702.jpg右下に、能登半島地震前10日間の日本時間15.02の日本周辺の最大foF2値を示した。
12/25、12/29,12/30と15-16MHzの高い値を示したが、2024/1/1に急落し、その1時間後に能登半島地震M7.6が発生した。
上図に3/20-3/26までの毎日の日本周辺のfoF2マップを示した。
関東まで、13MHzのウルトラ異常の領域まで覆われ、極めてまれな危険な状態が継続中です。
急落すれば、上記で示したように3日以内に東日本大震災や能登半島地震のような大規模地震発生が予想されます。
(3)首都圏見通し内VHF帯放送波伝搬異常
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1743038193-981-640.jpg2/19-3/7の関東の伝搬異常を示しています。
横浜送信茨城県鉾田市受信の関東の沿岸部で顕著な伝搬異常がみられた。
3/4には、関東から千葉県東方沖で、大気重力波が発生し、伝搬異常との関連性を示唆した
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1743038193-988-703-841-804.jpg左図に、2023/05/26:19:03 千葉県東方沖 M6.2 最大震度5弱の伝搬異常前兆を示した。
東京タワー送信、千葉県船橋市送信、埼玉県浦和送信、全て群馬県桐生市受信
3ルートの中で、伝搬強度が大きく変動しているのは、千葉県船橋市送信であった。
右図に、最近の伝搬異常を示した。
上記3ルートの中で、伝搬強度が大きく変動しているのは、同じく千葉県船橋市送信であった。
この結果は、千葉県房総半島沖方面に震源があることを示している。
(4)本サイト千葉県九十九里浜観測点の大気中ラドン濃度異常変動
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1743038193-1235-691-718-852.jpg本サイト千葉県九十九里浜観測点の大気中ラドン濃度異常変動(以下、九十九里浜ラドン異常変動)は、2018年から7年以上継続中。
九十九里ラドン異常変動期間は、超巨大地震東日本大震災前ラドン異常変動期間の倍以上となり、今回のラドン前兆による地震は、巨大地震であると判断した。
房総半島東方沖で8回目、9回目のスロースリップが発生すると、その地殻変動に合わせて、大規模な九十九里浜ラドン異常変動が観測されている。
(5)東京多摩東部のELF帯電磁波異常
半年以上継続した大きな異常が、ほぼ収束。
※中部大学:「東日本大震災におけるELF帯電磁波観測」:前兆把握実例あり
(6)本サイト空の掲示板で観測されている関東周辺の前兆現象
No.48808 11月12日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9 号
房総半島東部沖に大気重力波が発生しています。
No.48825 11月20日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9 号
房総半島南東沖に大気重力波が発生しています。
茨城県に大気重力波が見られます。
No.48850 12月7日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9 号
衛星画像からは、茨城県と房総半島東方沖に大気重力波が発生しています。
No.48853 12月9日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9 号
衛星画像からは、房総半島南部沖に大気重力波が発生しています。
No.48866 12月19日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9 号
衛星画像からは、房総半島南東沖に大気重力波が見られます。
No.48900 1月16日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9
房総半島北部・南東沖に大気重力波が見られます。
No.48906 1月19日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9
衛星画像からは、房総半島東方沖に大気重力波が発生しています。
No.48923 2月1日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9号
房総半島南東沖に大気重力波が見られます。
No.48960 2月28日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9号
衛星画像からは、房総半島南部沖に大気重力波が見られます。
No.48972 3月8日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9号
房総半島東方沖に大気重力波が見られます。
No.48976 3月11日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9号
房総半島に大気重力波が発生しています。
No.48985 3月16日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9号
衛星画像からは、関東から東方沖及び東北沖に大気重力波が発生しています。
No.48999 3月26日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり9号
衛星画像からは、関東東方沖に大気重力波が発生しています。
茨城沖の無数の筋状雲が見られます。