voice53■コスモった?
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[117]おなまえ:おーはし
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本来ならこの回は、もうすぐ読了の『夜のフロスト』か、 人に薦められた『サトラレ』を観た後、それらの感想を 書くつもりでいたのだが、昨日今日の体験があまりにも 激し過ぎたので、コスモります。
別に経緯、事情をもったいぶっている訳ではないのだが、 この二日間、なぜだかコスモルという劇団の稽古に 参加した。…なぜかも、もちろん理由はあるのだが、 今は言わない。(←やっぱ、もったいぶってんじゃん!)
瑣末なゴク個人的な感想はさて置き、 「世の中っていろんな人がいるのね〜〜〜!」が、 第一印象。…こんなにいろんな人がいるって知んかった。
そんな人々を見ていると楽しいし、まだ二日間しか ご対面していない訳だけど、ミョーに愛しくなる。うん。
芝居をやっている以上、もちろん、ケトイシでも いろんな人々(役者さん)と、ほぼオハツ状態で 知り合う事はよくあるのだが、この二日間の俺は いつもの“演出おーはし”ではないのだ。 …ただのオヤジだもん。…立場が違う!
コスモルの作・演はケンという人で、座長はマキさん。 次のポジションで支える人がカジさんかな。
この人たちに引っ張られる感覚が、自分的には とっても新鮮に感じられた。 …なぜならいつも俺は、引っ張る側でいたから。
基本的にも応用的にも、俺という人間は根っからの 九州人だから、他人にあーこー言われるのを 嫌う部分がある。「おいはおいばい!」…みたいな。
だからこそ自身の劇団を立ち上げたり、普段の仕事でも なるべくフリーでいられる立場を選んで来た。
…そっか、こういう人に何かをしろって言われるのって、 中学とか高校の学生時代以来のような気がする。 …何だか今の俺、乙女なオジサン状態?
芝居的に、言われる側に身を置いてみて分かったよ。 …うちのハマや高橋や増田や安藤の気持ちが。 …役者は大変っす。そしてマゾっす。マゾ!
絶対Mだよ、俳優さんは! そして本番の舞台でSに変わるのな。 …すげー、おれおれリスペクトの人々じゃん!
Sになれるまでの努力とか鍛錬がヒツヨ〜〜〜。 大変だぜ、俳優さんは!
【立場が違えば見方も変わる】 観られるサイドの俺として稽古に立ち、 演出という通常時とは別の部分で格闘してへこむ俺。 …そして、周りの芝居仲間への今までとは違う見方。
そりゃ、愛しくもなるわな。 …けど、MはいつかはSになるんだよな。
「我こそがサディスティックスターなり!見よ客よ、我の姿を!」 って。…すげーよ、役者はよ〜!
■ いつの頃からか役者の視線を忘れていた俺がいる、 と思ったこの2days。
2004年08月12日 (木) 04時05分
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