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■Voice From おーはし■

ちわっ!みなさん。
このコラムコーナーは、俺が日頃思っていること
…例えば、舞台や映画を観ての感想や音楽を聴いて感じたこと、
小説を読んで思ったこと、道を歩いていて気づいたこと、
ごはんを食べての満腹感、まる半日寝た後の爽快感などなど、
そんな日々のあれこれを、どくだんとへんけんにミチミチて
語ってしまおうというものです。…もちろん、ケトイシのことも!

不定期更新。気が向いたトキが更新日。

━ 2002.11.19 OPEN ━

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voice244■夕凪の街 桜の国


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[313]おなまえ:おーはし
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広島は今日8月6日、
被爆から62回目の原爆忌を迎えた。
平和記念公園で行われた、
平和記念式典には約4万人が参列。

式典では、
この1年間で亡くなったり死亡が確認された、
5221人の名簿が慰霊碑に奉納された。
名簿は計91冊、
死没者数は25万3008人となった。

へぇ〜
ほぉ〜
そぅ〜

…って、、、

5221人?
5221人?

ごせんにひゃくにじゅういちにん…
五千弐百弐拾壱人!

この一年間で?
62年も経つのにぃーっ!

…寿命っつーのもあるんだろうけど。
でも、
寿命を早めたのは原爆じゃないか?
よぅ分からんケド、、、

それにしても…
ごうにいにいいち、って数字は…。



『夕凪の街 桜の国』
原作/こうの史代
監督/佐々部清
主演/田中麗奈、麻生久美子、藤村志保

んまぁ、
んな大した映画じゃねぇよな。
すぐに忘れそうな映画だよ。
あれ?
みたいなおかしなシーンや
ギクシャクした話運びもあったし。
点数的には60点はいかないね。
55点ぐらいかな。

でも印象的には、
心象的には、
残像的には、
95点なんだな。
うん…

ちょっと参った。
95点分のインパクト=衝撃
それもユルいやつ。
ゆる〜く
ぬる〜く
じわじわ浸透して来る衝撃。

あ、
こーゆーの、
衝撃って言わないか?

参ったな…
参ったよ…
この映画には、ちょっと。



二部構成のこの作品、
第一部の「夕凪の街」に泣き所が集中する。
以下、
ザックリ来た三つの台詞。

原爆は落ちたんじゃなくて落とされたんよ。

原爆を落とした人は、
「やった!またひとり殺せた」と
ちゃんと思うてくれとる?

生きとってくれてありがとう。



…『時効警察』の麻生久美子がいいなぁ〜
くせのない清楚さがいいなぁ〜
受けて立つ、
吉沢悠も朴訥でいいなぁ〜

けど、、、
一歩間違うとクサい。
ナナメから見るとウザい。

そこのところ、
ギリギリで受け入れられるか、
ノーサンキューかは貴方次第。

私は来ました。
三つの台詞と共に。。。
…涙が滲んでね…

と、
まぁ、
「やっぱ文科省推薦だよ〜」
なんて、
お上品に感動してたら、
唐突に始まる第二部「桜の国」

わっ!
堺正章だ。
田中麗奈だ。
現代チックっつか、現代が舞台だ!

乗れねぇ〜
変だよぉ〜
ついてけねぇ〜

などと、
ぶつぶつ心の中で思っていたら、
『ストロベリーショートケイクス』の
中越典子が出て来た。

相変わらずの
“絶対だまされないぞ感”は何だろう?
“このタイプの女には気をつけろ感”は何だろう?
…ま、
そんだけ存在感があるってコトで^^

誰かに似てるー
誰かに似てるー
っと、
ずっと観ながら思っていた、
田中麗奈の弟役の金井勇太…。

この子、
あれだよ。
『リトルミスサンシャイン』のお兄ちゃん役だよ。
顔もそうだし、
ちょいスネの役柄もそっくりじゃん^^

わぉん♪
田山涼成だ。
夢の遊眠社だ(←古っ!)
いい役だな。
なんだか妙にうれしい。

それにしても、
あれですよ…
田中麗奈のまゆ毛ですよ。
もちろん?
たぶん?
書いているんだろうケド、
尖がり斜めはいいとして…
あ〜まで太くしなくてもと。。。

堺正章さん?
当然、堺さんはサカイマサアキ道を
ひたすら歩んでいらっしゃいました。

などなどと、
などなどなどと、、、
つまらんコトばかり考えながら
観ていた第二部。

あ!
もういっこ、つまらんコト。

過去に遡ってる場面に、
現代の人物がまんま出て来て、
それをソッと見ている…
ってやり方はやめて欲しい。
個人的に嫌いなだけですが。

そんな感じで、
つまんない映画みたいでしょ?
事実、
つまんなくなりそうな映画だったんですよ。

しかしね…

ラストシーンで
「ふぁ〜」
って思いました。
「ふぁ〜」
って心が激震しました。

でもこれ、
ラストシーンだけの良さじゃないんですよね。
その前から、
つまらんコト考えている時点から、
来ていたんです。
設えてあったんです、この映画。

(過去挿入現代人物も許せてくる)
(つーか、納得してしまう)

もー
今、思い出すだけでも震えます。
あの、
田中麗奈の表情!!!



戦争は語り継ぐもの。
語らないと後世に伝わらないもの。
事実、
5221人という数字だけでも…
語りのレベルじゃない数値だけでも、
改めて驚く。
しかし、
語られない事もある。
語りたくない心情もある。
そこが、
その心情が分からなかった。
絶対、
戦争を知る人々は、
語らないといけないものだと思っていた。
嫌でも語れと…
それは義務に近いものじゃないかな?と。
でも、
それは違う。
夕凪の“町”が黙するように、
語りたくても語れない事だってある。
伝わればいい。
少しだけ、
ちょっとだけ、
微かにでも、
伝わればいい。
そこには語ること以外の作用が働く。
そしたら…
継がれるだろう。
受け継がれるだろう。
後の人に。
これからの人に。
…そんな細くて野太いお話。
野太いお話の幕切れ。
田中麗奈の顔。



クソ暑い2007年8月6日。
新宿まで映画観にちゃりで行ったさ。
帰りは歩行者を避けながらちゃりちゃりさ。
思ったさ。
「てめぇら死ね!」
「なんか分からんけど死ね!」

したら、
次の瞬間にまた思ったね。
「あ〜俺はこの映画の事をいつか忘れるな」
「間違いなく記憶から消えるんだろうな」

ってことは、
俺も同じなんだな。
死ね!って俺が心の罵声を浴びせた
彼らと、
彼女らと、、、


2007年08月06日 (月) 22時59分






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