voice221■嫌われ松子の一生
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[289]おなまえ:おーはし
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生活に荒れた作家志望の男が、 同棲している女を殴る蹴るする。 痛い。 感じ悪い。 うざったい。
そして男は、 生きていてすみません…みたいな書置きを残し、 踏み切りに立つ。 電車が通る。 電車が近づく。
その時! 微笑… 刹那の微笑み…
男の顔が飛ぶ。 電車は男をはねた。
背筋が凍る。 ゾクッとする。 「誰だ?この役者ー!」 と思った直後判明した。
…宮藤官九郎だよ…
『嫌われ松子の一生』 監督・脚本/中島哲也 主演/中谷美紀
TVドラマじゃありません。映画です。 DVD化寸前のこの時期に わざわざ映画館で観る自分が好き〜◎ (その分サイフが軽くなりますw)
w…じゃねぇ!
そう。 これは映画なのですね。 映画、 映画、 映画、、、
なんだかプロモーションビデオ見ているような… 連続モノのCM見ているような… 画像技術大会の審査しているような…
画像技術大会(い〜ことばだ)笑
『アメリ』ぐらいのCGとアニメの挿入で よかったんじゃないかなぁ〜? とにかく映像加工が多過ぎて、 ってか、 全部そうで… やり過ぎじゃないの???
“暗い話をポップな映像で”が売りらしいけど、 ぽっぷぽっぷのぽっぽっぽーで 松子さんに感情移入出来ん。
汽車乗りたい。 鳩食べたい。
別に暗い話を重く語るのがいいとは思わない。 それがいい場合もあるし、 鬱陶しい場合もあるからね。
暗い話を淡々と描くってのもある。 こっちの場合は乗れたらはまる。
この映画は暗さに明るさをぶつけた。 明るさの処理編集を施した。 …主に画像処理で。 …主に脚本処理を取らず。
コトバの味わいが欲しかった。 暗さに明るさをぶつけるのはいい。 だからこそ… もう少し脚本で魅せてもらいたかったなぁ〜
万一CGが許せても、 あのボンヤリ画面だけは勘弁だよ。 いっつも回想みたい。 まぁ回想物語なんだけど。 全編全力徹頭徹尾カスミが掛かっている… (老眼か?俺は)
そんな映画の中で唯一無比に 心が震撼したのは“刹那の微笑” 宮藤官九郎。 …これを見ただけでも価値はあった。 なので、 料金分は元とれました〜(*^0゚)v
誤解のないように言っとくけど、 別に自分が好きなクドカンだからってわけじゃない。 だって、シーンが終わるまで その俳優が彼だって分からなかったんだから。
しかし… 役者としても凄いなぁ〜 参った!
2006年11月03日 (金) 00時34分
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