voice208■ビッグ・リボウスキ
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[275]おなまえ:おーはし
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しっかし変な映画やなぁ〜
ゆるい。 ぬるい。 チカラ入らん。
おまけに登場する人物たちがみんなアホ。
ばっかじゃねぇの? 半裸でケーブル使って天井飛んでんじゃねよ!馬鹿女!! …でもこのジュリアン・ムーアっていう女優、ちょっといい。 年増だけど顔つきが好き◎
話は、三人組のだらだら野郎たちが、 大富豪の妻の誘拐事件を解決するストーリー。 いわゆる “ダメ人間物事クリアパターン”もの。
で、 こいつらはボーリング仲間。 やたらとボーリングのシーンが出て来る。
で、 このボーリングが話に絡むかというと、 一切絡まない。
絡むのが当然と思わせて、そんなことは全くない。
…あ! ひとつだけ主人公ジェフ・ブリッジズが見る 夢みたいなシーンに出て来た。 とってもちゃっちい幻想シーン。 趣味が悪いんだ、これがまた。 自分がボーリングの玉になって 女の股間を転がって行くの! …チープなんだよ、ったく(笑)
じゃ、なんのためのボーリングだったんだろ?
う〜ん う〜ん
雰囲気作りなんだよ(あはは) いい雰囲気出すじゃん?ボーリングって。
ちょっと安っぽいし。 ちょっと野暮ったいし。 ちょっと田舎っぽいし。 けっこーうそっぽいし。 弱っちーし。
う! ボーリング好きのヒト御免!(≧≦) あくまでも俺的イメージだから。 ほら、俺ってゆがんでんじゃん?
ボーリングの他にも雰囲気を醸し出すものとして、 「カントリーミュージック」 「ヒッピー」 「サイケ」 「フセイン」 …ってのがある。
ほぉ〜ら、チープでステキ♪♪
三人組の内ひとりが、 事件の巻き添えで死んでしまう。 遺灰を海に撒こうとするのだが、風向きのせいで ジェフ・ブリッジズの顔にかかってしまう。 …どこまで行ってもダメな奴ら。
でもそこで笑いながら、呆れながらも 悲しくなってしまう。 うん…
なんだか可愛い、このおじさんたち。
変でチープで脱力感いっぱいの映画だが、 人生ってこれでいいんじゃないのか? …な〜んて考えさせられる。
いつも勝ち負け。 いつも白黒。 ギスギスギスギス。 自分って何? 何がしたいの? ふとした瞬間に思ってしまう。 …こんな生き方、自然とそうなってしまう生き方… これでいいの????
な〜んて考えてしまう。
ラスト間際のセリフ… 「人生当たり外れの繰り返し」 「そんなもんだ」 「ああ」 「気軽にやんなよ。それがあんただし」
『ビッグ・リボウスキ』 脚本・監督/コーエン兄弟 (1998年作品)
まずまずおもしろい。 そんなもんだ!
2006年09月11日 (月) 22時16分
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