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■Voice From おーはし■

ちわっ!みなさん。
このコラムコーナーは、俺が日頃思っていること
…例えば、舞台や映画を観ての感想や音楽を聴いて感じたこと、
小説を読んで思ったこと、道を歩いていて気づいたこと、
ごはんを食べての満腹感、まる半日寝た後の爽快感などなど、
そんな日々のあれこれを、どくだんとへんけんにミチミチて
語ってしまおうというものです。…もちろん、ケトイシのことも!

不定期更新。気が向いたトキが更新日。

━ 2002.11.19 OPEN ━

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voice159■インプロ


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[226]おなまえ:おーはし
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この3年、よその集団で
年に一回の役者活動をやっているが、
やる度にどんどんどんどん
エチュード(即興芝居)が嫌いになっている。

遥か昔、本書きや演出をやってなくて、
まだ役者オンリーだった学生時代や
卒業して数年はそんな事はなかったのだが…。
むしろ、即興は好きな方だったんだ!

今回のヒラオヨギー体質でも
エチュードをやらされた。イヤだった。
ホント嫌だった!
すぐに台本に入ったから
良かったようなものの…
あれが3日も続いていたら
胃炎か潰瘍になってたろう。
まじ。
それほど即興は苦手だ。

どうしてだろ?
…うまくやろうとするから?
…出来ないと恥ずかしいから?
…何とか話を作りたいから?
…ウケたいから?
…ウケないから?
…おもしろく出来ないから?
…思った通りに出来ないから?
…自由じゃないから?

ケトでも公演稽古の初期段階は、
よくエチュードをやる。
エチュードはその役者の人間性が出る。
本来のその人個人がにじみ出る。
そして、その人がどうやって
他人と繋がるかがよく分かる。
その“繋がり”は台本の台詞でも生かされる。
繋がるには「言って聞く事」が大切だ。
「放って預かる事」が大切だ。
言葉は心のキャッチボールと言う。
台詞もやり取りせねばならない。
心を通わせて、
繋がり合って発しないといけない。

相手を受け取って、
自分を出す。
自分をさらけ出して、
相手を受け入れる。
そのための自然で本来的な自分表現…
他人との繋がり方…
それがエチュード稽古の意義だ。

だからこれは、
とっても大事な稽古なのだ。
役者とあろうもの、
避けては通れないものなのだ。
むしろ、こっからやれ!
…みたいな。
これ出来なきゃだめじゃん!
…みたいな。

と思って、ケトでもやっとりました。
俺、演出だから見ているだけでした。
苦手そうな人間を見て、
「お前は役者じゃなかばい!」
と思とりました。
…俺、エチュード苦手になりました。
悲しかです。
おいは、役者じゃなかとです。
「だめな人間ばーい!!」

このヒラオヨギーに出るにあたっては、
前回と前々回の“喰い足りなさ”を
絶対何とかしたいと思っていた。
前二回は、
役者として後悔いっぱいの舞台だった。
個人としても全体としても、
稽古不足という問題は共通していたと思うが、
事、俺という個人にフォーカスをあてると…

本番に弱い。
緊張する。
それも過度に。
失敗を恐れる。
台詞が怖い。
出ないのが怖い。
間違うのが怖い。
忘れたらどうしようと思う。
どうしよう、どうしようと
思い続けるとやっぱり忘れる。
いや、忘れてはいないけど出ない。
冷静になると完璧覚えている。
なんでだろう?と思うが、
それは、やっぱり…
緊張してるから。
それも過度に過敏にラジカルに。

うまくやろうとするから緊張する。
間違うのを恐れるから失敗する。
…やはりエチュードだろう。
やっぱり即興ベタを何とかしなきゃ。

インプロという即興訓練方法がある。
それを実践している集団に、
『インプロモーティブ』という団体がある。
以前ケトにいた増田が、
そこの主宰の大浦さんと知り合いで、
稽古場でやってもらった事があった。

俺は見ているだけだったが、
ものすごく自由で気楽で楽しい訓練で
とっても印象に残っていた。
「これを役者が継続的にやっていたら、
とっても力がつくだろうな〜」って。

ヒラ出演が決定した段階で、
このインプロをやりたいなぁ〜と思った。
早速、増田に大浦さんと連絡してもらって、
インプロに参加できる日を待っていたが、
なかなかそこの集団が忙しいらしく、
一般相手のワークショップは開催されなかった。

忘れかけていた数日前に
大浦さんから連絡が入る。
喜び勇んで参加した。

おもしろかったなぁ〜
楽しかったなぁ〜
もっとやりたいなぁ〜

目を見ること。
相手の目を見ること。
相手を感じること。
相手に与えること。
相手から貰うこと。
連想すること。
連想を口に出すこと。
連想を考えないこと。
連想を瞬時に表現すること。
決めること。
断定すること。
曖昧な事を無くすこと。
感じること。
感じたままで出すこと。

ビギナー的なよくある質問をする。
「人前で即興するって緊張しませんか?」
大浦さんは笑いながら、
「即興してない方が緊張する」
と言う。
「即興に入る前は緊張するけど、
入ったらそんな事は一切無い。
言葉は自然に出て来る」

またよくある質問。
「即興は誰でも出来ますか?」
これも笑いながら、
「出来る。だって何かを思っているんでしょ?
だったら誰でも出来る。それを出せばいいから。
あとは場慣れだけ」

たった一回だけのインプロ体験だから、
これが今回の公演に生かされるかは分からない。
でも、今日やった事を整理しよう。
今日やった事を噛み締めよう。
…なんとか、
自分の問題をクリアしよう。

そしてこの公演が終わったら、
本腰を入れて
インプロに取り組んでもいいかな?
と思っている。


2006年05月22日 (月) 02時17分






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