voice152■フロシキ
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[219]おなまえ:おーはし
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それなりに名の知れている劇団でも、 なかなか機会が無く見逃している劇団がある。 カムカムミニキーナもそのひとつ。
北千住のシアター1010でカムカム初体験。 演目は『フロシキ』
いゃ〜いぃ劇場じゃの〜 イスが痛くなぃの〜 足が窮屈じゃないの〜 700人収容だそうじゃが観やすいの〜 わしは尚更じゃの〜 前から6列目だからじゃの〜(ひひん)
亡き母の春。…彼女は老舗旅館を追われ、 北の新天地に温泉リゾートの夢を抱き、 数々の恋と数々の挫折を繰り返す。 彼女の手に持つフロシキには 夢がいっぱい詰まっている。 その春の道程と謎を解き明かそうとする 娘の秋の物語。…秋の手にもフロシキがある。
OHー! 大河ドラマ!一代記! …いぃよねぇ〜大河モノ。 観てて先先ってドキドキしてしまう。
んがっ! なぜか感動はしない。 どうゆぅわけだか分からないが、 俺は最終的に感動しないのだ。 いつも。 どんな大河ドラマを観ても。 涙が出ない。
ひとつには“端折られる”ってのがあるかな? 長い人生を数時間で見せるのだから、 当然話は簡略化される。 次々起こるエピソードには心揺れるが、 深い情感には気持ちが到達しない。 「あのシーン、もっと見せてよ」みたいな。 …そんな食い足りなさ。
この『フロシキ』もラストの感激は少ない。 けど、先を見たい♪先を見たい♪ ってゆぅ期待感は充分あった。 そんな【先追い感】を 満足させてくれるだけでもうれしい。
これにお笑いの要素が ビッチリ詰め込んであるなら… はっぴーじゃないですか?黄金週間。
最近は「尖がった演劇」を 観てばかりだったから、たまにこんな エンターテイメントを観るとなんだかいぃ◎
良質なエンタにするかどぅかは、 もちろん演出も本も大切だが、 役者がなくちゃね☆ 八嶋智人ってゆぅ役者&タレントは、 テレビでしか見たことがなかった。 …なもんで、 ただのオシャベリとっつぁん坊や… にぐらぃにしか思ってなかった。
ところがあんた… 切れる切れる!動く動く! セリフも立ちまくり立ちまくり! 驚きました。 参りました。 八嶋さん、あんた、一流ですよ。 超一流の俳優さんだ。八嶋智人は!!!!!
それと松村武。 …なんだょこの豪快さは! このエグラレ感は! 旨過ぎなのに壊れているのはなぜ?
いやいや… 二人の出るシーンは全部圧倒されました。 いかんな〜 いかんよ。 俺。 …今頃この二人を知るようじゃ。
誰かが言ってた。 せっかく演劇を観るんだったら、 少し高いお金を払っても、 いい席で心が楽しくなるようなのを観たい。 …って。 「ゴールデンウィーク特大公演」と 銘打ったカムカム。
なるほど。
2006年05月04日 (木) 01時53分
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