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■Voice From おーはし■

ちわっ!みなさん。
このコラムコーナーは、俺が日頃思っていること
…例えば、舞台や映画を観ての感想や音楽を聴いて感じたこと、
小説を読んで思ったこと、道を歩いていて気づいたこと、
ごはんを食べての満腹感、まる半日寝た後の爽快感などなど、
そんな日々のあれこれを、どくだんとへんけんにミチミチて
語ってしまおうというものです。…もちろん、ケトイシのことも!

不定期更新。気が向いたトキが更新日。

━ 2002.11.19 OPEN ━

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voice149■なんとなくクレアラシル


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[216]おなまえ:おーはし
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クレアラシルは俺も使ってたな。
中学生の頃はにきびがすごくて
顔中ぶつぶつだらけだった。
友達にはたまに“岩石”とか言われてたし…。
「失礼な!」
と、今頃怒ってももうあの日には帰れない。
嗚呼哀愁♪

そんなクレアラシルが欠かせない中学生と
その友達と、転校生の女の子と不良先輩が、
恋と友情を巡って繰り広げる物語。

場所は駒場のアゴラ劇場。
野鳩公演
『なんとなくクレアラシル』

噂には聞いていたけど…
ホント学芸会だったよ!

舞台は田舎。
なんだか九州なのか関西なのか、
はたまた山陰なのか、とにかくさっぱり
分からない方言が繰り出される。
あれ、独自の造語方言(?)じゃないのかな?
と思ったり。
ありそうでなさそうな地方弁だ。

その田舎の池のほとりが
セットとして置いてある。
学芸会と言ったが、セット自体も学芸チック。
立体感はあるのだが、
ハイこれは草ですよ、ハイこれは木ですよ、
デこれは池ですよ、ソンデモッテこれは土ね、
…みたいな。

葉っぱは緑だから
ちゃんと緑色で力いっぱい塗りましょう!
…みたいな。
陰影なんか許しませんよ!
…みたいな(笑)
典型的な書き割りの世界。

台詞も動作も、
ハイ言いました、ハイ言って下さい、
ハイ動きました、ハイ次どうぞ、
…みたいな。
ホント学芸会の世界。

学芸会と言えば、なんの話かは忘れたが、
俺は小学生の頃天狗の役をやったのだ。
天狗がカンラカラカラと
高笑いをするシーンがあった。
俺は腹を抱えて笑い過ぎて、
背中を反りながらそのまま後ろに倒れる
というギャグをやった。

しっかり完璧に怒られた。先生に。
…そう!
学芸会では決められたコト以外は
やってはいけないのだ。

今の学芸会の在り方は知らんケド…。
今でもあのギャグは優れていたと思うケド…。
(ちっ)

野鳩の学芸会舞台は、
あくまでも学芸“チック”&学芸会“風”だ。
例え天狗がひっくり返ったとしても
何の問題も無い。
…だからおもしろい!

一般の舞台で
「あれは学芸会だな」って言う時は、
ひとつには「感情がぶつぶつだな」って
いう意味で悪く使うことが多い。
が!
この野鳩のように、
学芸会なのに感情がすぱーっと繋がってる
…って、
凄くない???

そんな学芸会を模した
【ちゃんと作ってる】芝居だから、
笑えないハズがない。
オープニングから「なに?こいつら〜!」
って、オモシロオモシロ◎◎

んがっ!
…。
そのうち飽きる(笑)

学芸チックとは言え、
かっちり台詞と動作がキメキメで来るから、
ちょっと“抜き”がなくなるのだ。
密室に閉じ込められているようなオモシロさ…。
でも密室だから喚起が欲しくなる。

「あ〜外の空気が吸いたいな〜」と感じた頃に、
転校生がやって来た。
この役を佐伯さち子という女優が演じる。
こいつがいい!

演じ方の基本は他の役者と同じなのだが、
この人は“脱力”を持って来る。
キメキメの世界にダラダラの風を入れる。
…それもちょっとした
ニュアンスやアクションの中で。
そこからはこの舞台が、
緊密と脱力の狭間で動き出す。

過去、何本も脱力系を謳った舞台を観たが、
この野鳩ほど脱力を感じた芝居は無かった。
…脱力出来るのは力が入っているから?
…脱力のみは実はただの腑抜け?(笑)

どうして
このようなスタイルの芝居をやれるんだろう?
どうして
このような学芸会世界をやろうとしたんだろう?
どうして
このような一歩間違えば失敗しそうな舞台を?
ただの思いつきで終わりそうな舞台を?
めちゃくちゃ寒くなりそうな舞台を?
…やったんだろう?
…やれたんだろう?
…やり通せたんだろう?

やはり演出は偉大だ。
この舞台の演出は水谷圭一という人だ。
どういう人なんだろ?

…とは言え…

もうちょっと哀愁が欲しかったな。
ズシンと来る哀しみ!
ドバッと来る悲しみ!

意外と俺、
ハッキリ泣かされると弱いんだよ。
びみょーなところから、
ハッキリ泣きが来るとイチコロなのよ。


2006年04月22日 (土) 22時25分






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