voice142■クラ☆ナル☆99
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[209]おなまえ:おーはし
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『クラッシュ』 ★★★☆☆
これがアカデミー作品賞か…。 異様に期待した。 期待でひさびさに胸膨らんだ。 それが良くなかったか?
マグノリアやミリオンダラーベイビーと同じく 群像劇で尚且つそれらより素晴らしい… らしいが(ふ〜ん)
ミリダラは観てないからなんとも言えんが、 マグノリアはいいぞ!これより!間違いなく!! カエルが空から降って来んもん、マグ。 (笑) それは抜きとして、群像劇としての “絡み加減”が弱いんじゃないの??? …てか、絡んでない。 …いや、絡んではいる。 …が、絡みが薄すぎ。
こぅゆぅの観ると伊坂の『ラッシュライフ』を 思い出すんだよなぁ〜 分野は小説ってコトで確かに違うけど、 ひとりひとりの人生模様と、 それを全く違ったところに設えた上での リンクのさせ方は、 このポールハギスって監督は一読すべき。 つーか、外国人キャストでいいから ラッシュライフを映画化して欲しいなぁ〜
『ナルニア国物語』 ★★★☆☆
洋服ダンス通って「あんたらは王様だ」って 言われたらなんていぃんだろ〜(笑) だったら俺も いくらだって洋服ダンスに入ってやる! あの四人が何をした? それで王冠もらいやがって… 俺にもくれーーーーーーーーー!!
物語がさぁ〜 すとれーと過ぎなんだよなぁ〜 エピソードが少なくねぇ?
あとはあれだね… 人間じゃない国の話なのに、 いぃ側チームは人間っぽい姿なのに、 わるぃ側チームはなんで、 ものの見事に醜い野獣モドキなんだろ? そんなにニンゲンが偉いのかよ!
…とは言え… 充分退屈しのぎにはなります。 てか、退屈は取り合えずしなかった。 まぁ第一章ってコトで今後に期待か? また、期待させるようにもしてある。 次からは、四人がそれぞれの分割された国を どぅ守るかが描かれるんじゃないかな? 違ったりして… 原作読んでないからなぁ…
『99%の誘拐』 ★★★★☆ (4.5ぐらい行く。でも5ではない)
昨年の「この文庫がすごい!第1位」小説。 とにかくこの犯人の自作自演ぶりに舌を巻く! パソコンから無線から クライマックスのスキーシーンまで、 はっきり言って 「お前が勝手にやってんじゃんか!」状態(笑)
主人公が如何に窮地に陥るかが 作劇の重要要素だが、 この犯人はこれでもかこれでもかと 自分を窮地に追い込む。 …てか、作家の岡嶋二人が主人公を追い込む。 この岡嶋ってヒト、異常なくらいの ディテール懲りたがり人間なんだろうなぁ〜 ちなみに岡嶋さんは 井上さんと徳山さんの共同ペンネーム。 つまり、小説界の藤子不二男。
そんな犯人個人の やり取りで進む話なのだが、 そのくせドドンと 世界が広がる物語になるのはなぜ? ここがこの小説の大きさだね!
面白かったです。 ヘタな映画より(笑) ほぼ一日で完読しました。
2006年03月17日 (金) 23時08分
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