voice124■ユキムラが出来るまでJ
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[190]おなまえ:おーはし
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●10月7日(金曜日)● 〜明日本番〜
仕込み三日目。…最悪な事をしてしまった。
昼は場当たりを兼ねながらの通し稽古。 問題があったら、役者も演出もストップOKの通し。
最悪な場面は暗転中。 2メートル半ぐらいある台上から階段を使って、 ジャンヌ(チカちゃん)を連れて引っ込むところ。
暗転だから、もちろん劇場は真っ暗だ。 そんな中、彼女とそのシーンに共に出ていた俺は、 彼女の手を取り階段を下りる事になっている。
…その時俺は、階段を踏み外してしまった。 まず先に俺が落ちて、次にチカちゃんが落ちた。 ドカドカドドーン!と転がる彼女を見た時、 俺は真っ青になった! 当然芝居はストップ! みんなが駆け寄る!
責任は俺にある。 暗い中で誘導するのは俺の役目だ。 …くそっ!!
幸い大事に至らなかったが、 もし彼女が怪我でもしていたらと思うと…。
仕込みスケジュールが押していると、 今回のような場当たりを兼ねた通しみたいな事を、 小劇団ではやる場合がよくある。
その時は、動いている役者は細心の注意を 払わなきゃいけない。 演出している時の俺も、役者によく言っていた。 それを俺がやってしまった。
へこむ。 へこむ。
…気づいたら右肩が痛い。 …打撲みたいだ。今湿布している。
やれやれ、だ。
2005年10月08日 (土) 00時38分
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